啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カシラダカ」

2013-01-30 08:26:30 | 野鳥

庚申山総合公園に野鳥の観察ポイントというか、餌付けをしている場所がある。いつも何人ものバードウォッチャーが立派な望遠レンズで待ち構えている。先日のことだが、餌場の反対の方向に何人ものレンズが向けられている。「何がいるんですか?」と小声で聞くと“ミヤマホオジロがいるんですよ。この辺ではかなり珍しい鳥”と教えてくれた。埼玉から来たという話好きの小父さん。デジカメとフィールドスコープをドッキングさせた観察器具で撮ったミヤマホオジロを見せてくれた。かなり嬉しそうだった。この鳥と良く似ているのが今日の主役“カシラダカ”。

「カシラダカ」はホオジロ科の冬鳥。積雪の少ない地方に渡来する。低木林や川原などに群れを作っていることが多い。昨年、鮎川の川原で撮った写真で紹介したような気がする。そのときも、小群の中の一羽をキャッチした。今回の個体は単独だったような気がする。高崎自然歩道の山の上の碑の近く。ロウバイの枝に止まっていた。ファインダーを覗いた時“初めてみる鳥”と喜んだ。冠毛が立っており珍しい鳥に見えたのだが“多分カシラダカ”で落ち着いた。咽喉の辺りにもう少し黒い毛があればミヤマホオジロにしたいところだったが・・・。間違っていたら教えてください。

カシラダカは体長が15センチほど、羽を広げると24センチ。大陸から秋に飛来し、5月ごろまでに繁殖地に戻る。囀りは図鑑によると「ピーチュクピーチュクピルピルピー」。