高崎ハイキングサークルの山行に加わって日光の「女峰山」から「帝釈山」を歩いた。サークルでの企画が無ければ“一人でも今年行きたい”と計画していた山。11人の大勢のグループでの山歩きとなった。2回目となる“2本ステッキ”も使い方をアドバイスいただくなどして、目途が付いたような気がする。大汗をかいての素敵な山行だった。
「女峰山」(2483M)は日光市の北、男体山の北東約7キロにある。日光火山群の一角を占め、山頂は女性らしく山頂を尖らせた神経質そうに見える山?近隣の太郎山や日光白根山から見ると、男体山より興味をそそられる。南面の山頂直下や沢沿いは石や岩ががゴロゴロとした急峻な場が多い。山頂から西に向かう稜線上にある「帝釈山」(2455M)までは、やせた尾根(「剣ヶ峰」)が続く。
コースは「志津峠(林道車止めゲートまで)」→馬立分岐→唐沢小屋→女峰山→専女山→帝釈山→富士見峠→馬立分岐→志津峠(行動時間で約8時間ほど)
男体山、小真名子山、女峰山への分岐点となる志津峠。ここから林道を先に進めたが石がゴロゴロ、掘れ込んでおり大変な悪路。車止めゲートから先は更に悪く、人は何とか歩けるが、戦車でも通れないような林道を歩く。馬立分岐で林道と別れ登山道。急な坂道で沢に下る。沢の水は枯れているが、土砂で押しつぶされ道が寸断。反対側の黄色のペンキを目指す。ここからは急登となる。
ダケカンバ、シラカバなどの樹林で陽射しはカバーされるが、岩が多く流れで掘れ込んだ道は苦労する。沢から吹き上げる風は心地良いが、汗が吹きだしてくる。オオハンゴンソウやキオン、ゴマナなど咲き揃う唐沢小屋で大休止。頂上直下の規模の大きいガレバ。先行者3人が見え、落石が心配されるので緊張。先人の通過を待ち、リーダーの指示で約70Mほどの岩場を素早く横切る。トップの写真は、両手両足を使って登る30度以上の急な登りだが誰かのお尻しか目立たない?緊張感の無いものとなってしまった??
沢からの風が冷たくなり“もう休みたい”と思う頃に小さな祠があり、西側に山頂の道標が立っていた。ガスに包まれ会津や那須、日光連山の展望は効かなかった。時折切れる雲の間から、西に連なる大真名子山や帝釈山、東の赤薙山など顔を覗かせてくれた。
山頂で食事を取り、小一時間休んでスタート。急な登山道を下り、痩せ尾根を通って帝釈山。富士見峠まで降り、ここから更に岩だらけ、大きく掘れ込んだ歩きにくい下山道を黙々と下った。岩だらけの林道を馬立、ゲートまで戻った。