啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タカネコウリンカ」と「タカネヤハズハハコ」

2012-08-13 11:37:58 | 高山植物

オリンピックが終わって、熱戦が続いている甲子園の高校野球もようやく脚光を浴びるかもしれない。大分昔のことになるが、高校野球が始まると、結構興味を持ってテレビやカーラジオで聞いた。私だけかもしれないが、最近ほとんど興味が持てなくなったのは何故だろう。最近頑張りが目立つ出身校の動向には結構興味があるのだが・・・。暑い!!!お盆が真っ盛り。

「タカネコウリンカ」はキク科キオン属の多年草。高山植物。南、北アルプスの礫地や草地に咲く。草丈は20-40センチほど。根元の葉には長い柄があり卵形。茎に着く葉は互生しておりヘラ型で、周囲に細かい鋸歯(ギザギザ)がある。

花の直径は2-3センチ。舌状花はオレンジが買った黄色。黒褐色の総苞(花びらの付け根を覆っている部分)が印象的。1昨年、花の名を聞かれ「タカネコウリンカと教えたら、通りかかった人がそれはクロトウヒレンですよ」と教えてくれたことがあった。今回は調べたので間違っていません!!!タカネコウリンカです。赤石岳南面のお花畑に下る道沿いや荒川三山の尾根沿いなどに見られた。

「タカネヤハズハハコ」はキク科ヤマハハコ属の高山植物。多年草。姿がウスユキソウに似ており、タカネウスユキソウの別名もあるが、ウスユキソウ属ではなくヤマハハコのグループに入っている。草丈は10-20センチほど。葉は薄い絹毛で覆われており、白っぽく見える。花は白から薄いピンク色まである。茎の先端に小さな花が数個集まって咲いている。千枚岳から赤石岳までの尾根沿いの礫地。

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