啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「サギソウ」

2012-01-16 08:22:42 | 山野草

フィールドでは見たことがない山野草が、道の駅の花のコーナーで売られていたり、個人の庭や畑で育てられていたり、展示会が開かれたりする。希少な種については育成されているものの方が多いかも知れない。自生した山野草を自然の中で発見し、写真を撮っていきたいのだが、なかなかそうは行かない。最近、自然植物園とかフラワーセンターなどが人気。ここに行くと“エッ”と思うほど多様な植物に会うことができる。高山植物の一部を除くと、殆どの山野草を見ることができる。こんな場所で撮った写真は、出来る限り掲載しないようにしているが、赤城山麓の自然園で撮ったものなど利用させていただいている。自然に近い生育環境を中で保護されているから違和感が少ない。

昨年8月末、箱根方面に旅行した時に立ち寄った自然園。ここにも多彩な花が咲いていた。ネタ切れの今、ここで採った写真を使わせてもらおう。季節感のなさはお許しいただきたい。今週末には十国峠方面に旅行もする??

「サギソウ」はラン科ミズトンボ属で湿性の多年草。7-9月にスッと伸ばした花茎(距と呼ぶようだ)の先に2センチほどの真っ白な花をつける。花の形がシラサギ(白鷺=12月20日掲載)が翼を広げた形に似ているのでこの名が付いた。

自然園や数少ない自生地で懸命に保護しているものまで盗掘されてしまうと言い、自生しているものを見ることは至難の技だという。逆に、育成されて販売されているのを見ることがままある。販売されていても全く興味は無い。せいぜい自然園で生かされているのを見るのが許容限度。

花言葉が“夢でもあなたを想う”だそうだが“こんな素敵な花にどこかの湿原で出会って見たい”と思い続けたい。

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