啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「お茶の花」

2012-01-09 09:18:34 | 里山

昨日はカミさんと“今頃になってからの初詣”。かねてから所望?されていた埼玉県熊谷市の「妻沼聖天山」。ついでに太田市の子育て呑龍こと「大光院」の名刹ダブルヘッター。七草粥を過ぎても初詣らしき姿が多く、成人式を終えた若い人達の姿が溌剌としていた。聖天山では名物の“いなり巻”の店の行列に並んだ。呑龍様では裏山のハイキングコースを山頂まで。途中の展望台からはスカイツリーや副都心のビルまで見渡せた。

ハイキングコースを歩いてもまだまだ枯れた世界。新しい芽吹きはない。しばらくは“撮って置き”というか“撮り置き”のもので凌ぐしかない??すみません。

「お茶の花」は昨年12月初旬に、四ツ又山に登った際、登山口近くで撮ったもの。干し柿用の柿を収穫していた老夫婦に聞くと「昔は畑のくろで栽培しており、自家用として茶にした」のだそうだ。晩秋に西上州の山を歩く時、里に近付くとこの花を見ることがある。白くフックラとしていて、好感が持てる花。

「チャノキ」はツバキ科ツバキ属の常緑低木。本当に自然?のものは見たことが無く、耕作放棄された畑の土手などに生えている。茶は「葉や茎を加工して作る飲み物」だし「お茶」は飲む行為のように思える。植物としての種は??ウィキペディアでも何となく判らず、チャノキとした。

若葉やその茎は茶に加工され、実からはカメリア油が採れる。ツバキ科の実から絞る油をカメリア油と呼ぶのだそうだが、ヤブツバキから採る“ツバキアブラ”は高級ゆえに、別名が付いているのだそうだ。