啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「トウゴクサバノオ」

2011-04-28 10:06:55 | 山野草

草丈で10センチ余り、1センチにも満たない小さなクリーム色の花が可憐。写真に写したのは今回が初めてだと思う。図鑑で調べると「トウゴクサバノオ」という種に似ていることが判り、ネットで検索して間違いの無いことを確信した。

桐生市の北にある鳴神山の登山道。沢沿いの山道に静かに咲いている。花を探して歩いているような人でないと見逃してしまいそうな地味な花。どこかで見たような気もするが、初めて出会ったのに等しい新鮮な感覚でレンズを向けた。

「トウゴクサバノオ」はキンポウゲ科のシロガネソウの仲間で多年草。早春に沢沿いなど湿った場所に咲く。クリーム色の葉弁に見える部分はガク片で、中央の黄色い部分が花弁だという。変わった名前がついているが、太平洋側に自生し、夏に実がなるとその姿が魚の“鯖(さば)の尾ひれ”に形が似ていることからだという。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする