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太陽光発電設置の注意点

2022年10月30日 12時46分23秒 | 話題
  電気代の値上げが止まらない。 9月の電気代は昨年同日より2000円い以上も上がった。
  この傾向はまだまだ続くようで来年もさらに上がるといわれている。 緩和策として、今
  また住宅用太陽光発電への関心が高まっている。 果たして投資に見合うメリットは‥?

  猛暑続きとなった今年。 冷房の使用量が増えたところに電気料金の高騰が重なった。
  もし自宅に太陽光発電の設備があれば、発電した電気を自家用に回すことで電気代を削減
   できる。  使わなかった電気は「固定価格買い取り制度(FIT)」により10年間は同
   じ金額で電力会社が買い取ってくれるのもメリットだ。
     
  ただ、FITがスタートしたころは1㌔㍗時あたり40円超だった買い取り価格は年々下
   落し、2022年度は17円以上と魅力は薄れている。
  逆に大きくなったのが電気代の削減効果です。 「以前は電気をなるべく使わずに売電に
   回す家庭がトクしたが、今は逆。 電気を多く使う家庭の方にメリットが大きくなった」
   と太陽光発電見積もりサイト「ソーラーパートナーズ」の”中村専務”は語っている。
   リモートワークなどで昼間の在宅時間が増えた家庭にはより恩恵が大きいだろう。
  ネックは下がってきたとはいえまだまだ高額な導入費用だ。 太陽光パネルを何枚載せる
   かによって金額は変わるが、設置容量を平均値の6.04㌔㍗とした場合、初期投資に
   は132万円ほどかかる(ソーラーパートナーズのデータより)
  30㌂で契約する月間使用量290㌔㍗時のモデル世帯で試算した場合、自家消費による
   電気代の削減分と売電収入を合わせた金額は月間で1万928円となり、初期コストは
   10年でほぼ回収できると中村専務は言う。 11年以降は買い取り価格が下がっても
   電気代削減の恩恵は続く。
  ただし注意すべき点はある。 試算に使った太陽光パネルの設置容量6.04㌔㍗とはあ
   くまで全国平均で、屋根の面積を広く確保できない大都市圏ではこの通りとはいかない。
   「東京や大阪などの住宅密集地では、パネルを載せられても3㌔㍗程度ということも。
   また、半日はマンションの日陰になる、北側にしか屋根がないなど、そもそも太陽光発
   電に向かない住宅もある」(中村専務)。  パネルの容量が小さいほど初期費用が割高と
   なり、発電量も少ないため、コスト回収までの年数も伸びる。 単純に「必ず10年で
   元が取れる」というわけではない。 

  これから導入するなら、パネルをどれだけ多く設置できるかがカギになる。 「メーカー
   によってパネルの形やサイズが異なるため、設置できる枚数が変わることもある。 見
   積もりを取る際、1社だけでなく複数のパネルメーカーでプランを提案してくれる設置
   業者を選ぶべき」(中村専務)。 複数の業者を比較できる見積もりサイトの活用も一案。

  太陽光発電の弱点の一つは、太陽が昇っている日中しか発電しないこと。 その電気をた
   めて夜間にも使いたいなら、蓄電池の導入が選択肢になるだろう。
  10年間の固定価格買い取り期間が終わった後は買い取り価格が下がってしまうため、な
   るべく自家消費に回そうと蓄電池を検討する家庭も多い。 停電中の非常用電源として
   も活用できる。 もっとも、蓄電池は100万円以上とやはり高額です。 電気代の削
   減分だけでこの金額の元を取ろうとするのは難しい。

  中村専務によれば、太陽光発電を設置する家庭の約6割が蓄電池も購入するという。 購
   入の際には国や自治体の補助金があれば利用したい。 多くの市町村で太陽光や蓄電池
   に補助金を出している。
  今後家を建てたりリフォームしたりするなら、補助金の条件を確認するとともに、パネル
   を設置する屋根の大きさや形状、向きなどの設計も大事といえそうです。

  物価の高騰が続く現在、こういったものを使って対応するのもいかがでしょうか。