新型コロナウイルス禍もあって、他人とあまり接触せずに楽しめるソロキャンプが人気だとよく聞く。
最近は若者だけでなくリタイアした人たちが老後の楽しみにやってみたいという人がいるそうだ。
魅力はどこにあるのか? どんな装備を用意すればいいのか、キャンプ場を探す際の注意点は何か?
などを探ってみました。
「都会のけんそうから離れ、大自然の中で、肉や野菜を焼いたり、本を読んだり、たき火の前での
んびりとお酒を飲んだり、誰にも気兼ねせず自由気ままに過ごせる。 くよくよしていたことが
バカらしくなってくる」。 大阪枚方市に住む“青木さん(59)女性”はソロキャンプの魅力にはま
り、2年前から何度も出かけているという。 普通は近くに住む母親の介護に追われる日々。
そのストレスで精神的に追い込まれることもある。 そこで母と同居している兄に世話を頼み、
月1回、自然の中に身を置く。 「逃げ込める場所が見つかってよかった。 なかったらと思う
とゾッとする」と話している。 そのきっかけはタレントのヒロシさんがひとりでキャンプを
する映像をインターネットで見たことだそうだ。 「ぼっちキャンプ」が話題になり、興味を持
ったシニアは多いようです。 非日常空間で心身をリフレッシュする。 コロナ拡大後は密閉、
密集、密接の「3密」を避ける野外活動として人気を集めている。
◆道具はコンパクトに 初心者が始めようと思うと
まず道具をそろえなければならない。どういったものを
選べばいいのか。アウトドア用品メーカー、スノーピー
クの“甲斐さん”は「1人用の小型なものをそろえるのが
基本」と説明している。例えばテント。ゆったり過ごせ
るからと家庭用の大きなものすると、重くてかさばるう
え、設営にも時間がかかる。テントは素材などによって
品質に差が出る。初心者用、中級者用、上級者用とタイ
プも様々です。スノーピークの場合、価格は初心者用が
3万~3万5千円。中級者用が約5万円、上級者用は約
7万円が相場。甲斐さんは初心者用から入るのを勧める。
「初心者用でも機能に問題はない。慣れてきたら高品質
のものに買い替えればいい」。実際、青木さんも最初に
大きなたき火台を購入して後悔した経験がある」という。
「重くて扱いにくかった」といい、結局は1人用の軽い
ものに買い替えることになったそうだ。 とりわけ体力面で不安のあるシニアはできるだけ軽
い製品を選んだ方が体への負担は小さくて済む。
ソロキャンプで準備したいのはテントに寝袋、机や椅子、ガスバーナー・たき火台といった調理
器具、ランタンなど照明器具がある。 すべてそろえると、10万円ほどかかるのも珍しくな
い。 かなりの出費になる。 ネット上で野営情報を交換する場を運営するキャンプたけしさ
んはレンタル品の活用を推奨する。 「レンタルだと1回あたり1万~1万5千円で済む。
一度やって性に合わなければやめればいいし、面白ければ購入を考えればいい」
◆テント設営の予行演習 もう一つ大切なのが事前に設営の練習しておくこと。 甲斐さんは
「キャンプ場に着いてから初めてテントを組み立てる例が結構ある。 説明書を見てもやり方
がわからず、悪戦苦闘する。 自宅の庭か野営のできる公園や河原で予行演習をした方がいい」
と促す。 スノーピークは定期的に設営講習会を開く。 こうした機会に参加し、専門家の指
導を仰ぐのも手です。 それから持病がある人は常用薬を忘れないようにする。 やけどや切
り傷を負う場合もあるので、ばんそうこうなどが入った応急処置セットも準備しておく。
◆近場で通信環境を点検 場所選びにも注意が必要だ。 原則として事前に探して予約する。
専門家によると、自宅から車で2時間以内のキャンプ場を基本にしたい。 テント設営や撤収
などには思った以上に体力を使う。 公共交通機関を使うときは荷物の持ち運びが必要だし、
車で往復するケースも帰りの長期間運転は大変だ。 とりわけ初心者のうちの遠出は控えたい。
キャンプたけしさんは「車で出かけるなら最初はオートキャンプ場を選んだ方がいい。 テン
トを張る場所のそばまで直接車を乗り付けられるので、荷下ろしや後片付けが楽」と話す。
通信環境も事前に点検しよう。 携帯電話がつながりにくいと、いざというときに家族や知人
と連絡が取れない恐れがあるからだ。
季節も考える。 最初は寒い冬や暑い夏を避け、屋外でも比較的過ごしやすい春か秋を選ぶ。
人気のキャンプ場は週末の予約が取りにくい。 時間に余裕があるシニアなら平日を選ぶとよ
い。 健康と安全を最優先に、しっかり準備したうえで楽しもう。
何をやるにしてもシニアは時間があるはずなので混雑する週末・連休などは避け、余裕をもっ
行動できる平日を選ぶことが賢明だと思っています。 私はそうしています。
最近は若者だけでなくリタイアした人たちが老後の楽しみにやってみたいという人がいるそうだ。
魅力はどこにあるのか? どんな装備を用意すればいいのか、キャンプ場を探す際の注意点は何か?
などを探ってみました。
「都会のけんそうから離れ、大自然の中で、肉や野菜を焼いたり、本を読んだり、たき火の前での
んびりとお酒を飲んだり、誰にも気兼ねせず自由気ままに過ごせる。 くよくよしていたことが
バカらしくなってくる」。 大阪枚方市に住む“青木さん(59)女性”はソロキャンプの魅力にはま
り、2年前から何度も出かけているという。 普通は近くに住む母親の介護に追われる日々。
そのストレスで精神的に追い込まれることもある。 そこで母と同居している兄に世話を頼み、
月1回、自然の中に身を置く。 「逃げ込める場所が見つかってよかった。 なかったらと思う
とゾッとする」と話している。 そのきっかけはタレントのヒロシさんがひとりでキャンプを
する映像をインターネットで見たことだそうだ。 「ぼっちキャンプ」が話題になり、興味を持
ったシニアは多いようです。 非日常空間で心身をリフレッシュする。 コロナ拡大後は密閉、
密集、密接の「3密」を避ける野外活動として人気を集めている。
◆道具はコンパクトに 初心者が始めようと思うと
まず道具をそろえなければならない。どういったものを
選べばいいのか。アウトドア用品メーカー、スノーピー
クの“甲斐さん”は「1人用の小型なものをそろえるのが
基本」と説明している。例えばテント。ゆったり過ごせ
るからと家庭用の大きなものすると、重くてかさばるう
え、設営にも時間がかかる。テントは素材などによって
品質に差が出る。初心者用、中級者用、上級者用とタイ
プも様々です。スノーピークの場合、価格は初心者用が
3万~3万5千円。中級者用が約5万円、上級者用は約
7万円が相場。甲斐さんは初心者用から入るのを勧める。
「初心者用でも機能に問題はない。慣れてきたら高品質
のものに買い替えればいい」。実際、青木さんも最初に
大きなたき火台を購入して後悔した経験がある」という。
「重くて扱いにくかった」といい、結局は1人用の軽い
ものに買い替えることになったそうだ。 とりわけ体力面で不安のあるシニアはできるだけ軽
い製品を選んだ方が体への負担は小さくて済む。
ソロキャンプで準備したいのはテントに寝袋、机や椅子、ガスバーナー・たき火台といった調理
器具、ランタンなど照明器具がある。 すべてそろえると、10万円ほどかかるのも珍しくな
い。 かなりの出費になる。 ネット上で野営情報を交換する場を運営するキャンプたけしさ
んはレンタル品の活用を推奨する。 「レンタルだと1回あたり1万~1万5千円で済む。
一度やって性に合わなければやめればいいし、面白ければ購入を考えればいい」
◆テント設営の予行演習 もう一つ大切なのが事前に設営の練習しておくこと。 甲斐さんは
「キャンプ場に着いてから初めてテントを組み立てる例が結構ある。 説明書を見てもやり方
がわからず、悪戦苦闘する。 自宅の庭か野営のできる公園や河原で予行演習をした方がいい」
と促す。 スノーピークは定期的に設営講習会を開く。 こうした機会に参加し、専門家の指
導を仰ぐのも手です。 それから持病がある人は常用薬を忘れないようにする。 やけどや切
り傷を負う場合もあるので、ばんそうこうなどが入った応急処置セットも準備しておく。
◆近場で通信環境を点検 場所選びにも注意が必要だ。 原則として事前に探して予約する。
専門家によると、自宅から車で2時間以内のキャンプ場を基本にしたい。 テント設営や撤収
などには思った以上に体力を使う。 公共交通機関を使うときは荷物の持ち運びが必要だし、
車で往復するケースも帰りの長期間運転は大変だ。 とりわけ初心者のうちの遠出は控えたい。
キャンプたけしさんは「車で出かけるなら最初はオートキャンプ場を選んだ方がいい。 テン
トを張る場所のそばまで直接車を乗り付けられるので、荷下ろしや後片付けが楽」と話す。
通信環境も事前に点検しよう。 携帯電話がつながりにくいと、いざというときに家族や知人
と連絡が取れない恐れがあるからだ。
季節も考える。 最初は寒い冬や暑い夏を避け、屋外でも比較的過ごしやすい春か秋を選ぶ。
人気のキャンプ場は週末の予約が取りにくい。 時間に余裕があるシニアなら平日を選ぶとよ
い。 健康と安全を最優先に、しっかり準備したうえで楽しもう。
何をやるにしてもシニアは時間があるはずなので混雑する週末・連休などは避け、余裕をもっ
行動できる平日を選ぶことが賢明だと思っています。 私はそうしています。