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犬猫チップ装着 普及はまだまだ

2022年10月20日 12時42分08秒 | 話題
  新たに販売される犬や猫に所有者情報が登録されたマイクロチップの装着を義務付ける
   改正動物愛護法が施行されてから4カ月が経過した。 迷子や災害時の飼い主特定や
   安易な遺棄防止が狙いだが、施行前から飼われていた犬猫への装着は「努力義務」。
  体に埋め込むことへの飼い主側の抵抗感もあり、全体への普及は未知数とされる。 
  環境省はさらなる理解を促したい考えだ。

  「チップの紹介は義務化された6月に多かったが、今はほぼゼロ状態。 装着の施術
   も1日1件あるかないか」です。 東京都荒川区の動物病院「アミン動物病院」の
   ”石川院長”はこう話している。
   ●チップは獣医師が専用の注射器で首の後ろに埋め込む。 費用は数千円から1万円
   程度。 装着していない飼い主に意義を説明すると多くは利点を感じて装着するが
   針を体内に入れることへの抵抗感から見送るケースもあるという。 「思ったより
   広がっていない。 チップ装着が努力義務になったこと自体を知らない人も少なく
   ない」と明かす。
   ●チップ装着を巡っては、1995年の阪神大震災で多くの犬猫が迷子になったこと
   を教訓に導入議論が進んだ。 首輪のように外れず、チップを手掛かりに行方不明
   になった場合に身元確認がしやすくなるほか、無責任な飼育放棄を防ぎ、年間2万
   匹以上ある殺処分を減らす効果も期待される。

  ただ、受け止めはさまざまのようだ。
   ペット保険などを扱う保険会社「SBIいきいき少額短期保険」が2月、犬と猫の
   飼い主計600人から有効回答を得たアンケートでは、チップそのものの認知率は
   95.2%に上がったが、うち未装着だった人で「装着する予定はない」との回答
   は55.8%で、「装着したい」の10.1%を大きく上回った。
   義務化反対と答えた人の理由は、複数回答で「かわいそう」「装着後のペットの状
   態が心配」「費用がかかる」などだったそうだ。

  日本獣医師会の調べによると、2022年9月時点でチップの情報が登録されている
   犬猫は計約320万匹で、国内で飼われている犬猫全体の2割程度とみられる。
   制度の周知に向け、環境省はポスターや冊子約20万枚を自治体や動物病院に配布。
   チップが装着されていても連絡先が変わり飼い主までたどり着けない事態を防ごう
   と、全国のペットショップには販売時、飼い主に所有者情報の変更登録をしてもら
   うよう協力を呼びかけているそうだ。
   環境省の担当者は「動物の命を預かる責任を果たすためにも、施行前から飼ってい
   た犬猫への装着と情報の登録・変更をできる限りお願いしたい」と話している。

   飼う人は皆さん「家族同様」とおっしゃる。 であるならば、登録はしてほしい。
    そして散歩時の「フン処理」などを徹底してほしいものです。