以前からあるオレオレ詐欺の加え、最近はメールやSMS(ショートメッセージ)を使った
「フィッシング詐欺」など、詐欺の手口は年々巧妙になっている。
最近の手口を知って高齢者やその親などとともに手口や対策を確認してみましょう。
犯人が電話やハガキなどを使って親族や公共機関の職員を名乗って被害者を信じ込
ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、ATMから送金させたりする
非対面型の詐欺を特殊詐欺というそうだ。 警察庁によると2021年の被害額
は約282億円で、1日当たりの被害額は約7730万円にも上ったという。
最近ではシニア世代のスマホ所有率が高まり、メールやSMSでフィッシング詐欺
に遭う機会も増えている。 フィッシング対策協議会で受けた21年のフィッシ
ング詐欺報告件数は52万6504件で、20年の約2.3倍となった(「フィッ
シングレポート2022」より)。 スマホの操作にあまり詳しくない人は、ネットシ
ョップサイトなどから「緊急のお知らせです」といったメールや、携帯会社から
の「料金未納なので、こちらを確認ください」というメールに気をつけよう。
そこにあるURLをクリックすると偽のサイトに誘導され、クレジットカード番
号や口座番号などを入力して情報が盗まれる被害が多発している。
防犯システムなどを提供する企業。トビラシステムズ広報の”岩淵さん”は「フィッ
シング詐欺への対策は、メール内のあるURLをクリックしないこと。 内容が
気になるときは、公式のホームページやアプリからアクセスして情報を確認しま
しょう」とアドバイスする。 フィッシング詐欺のメール対策には、メールソフ
トなどで自動で迷惑メールフォルダーに振り分けるよう設定したり、疑わしいS
MSが届いたときも警告を出す防犯アプリをダウンロードしたりすることも有効。
パソコンを使っているときに突然、「ウイルスに感染している」という警告表示が
出て画面が動かなくなる「サポート詐欺」も増えている。 今すぐにここに電話
するようにとニセモノのサポートセンターの番号が出る。 焦ってそこに電話す
ると、サポート料として2万5000円、3万円などを要求される。
「警告表示はニセモノで、パソコンはウイルスに感染していないし、壊れてもい
ない。 警告表示を消してしまえば終わりだが、消し方がわからなくて電話して
しまう。 不安なときは家族か188番(消費者ホットライン)に相談しよう」。
情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509)に相談するのもよいという。
被害件数の多い還付金詐欺やオレオレ詐欺は手口がよく知られているが、焦って
いると気付かないことがある。 例えば「医療費の還付金の封筒が届いている
ハズだが、返事がなかったので電話した。 すでに期限が切れているが、今日
までだったらATMで操作すれば間に合う」と言われて慌ててしまうとだまさ
れてしまうこともある。
オレオレ詐欺のだましの口実は、親族を名乗って株の損失、仕事の失敗などの
損失補填金を訴えたり、妊娠中絶費用、痴漢事件示談金の融通を相談したりす
るものなど。 警視庁担当者は「高齢者が電話をかけながらATMの操作をし
ていたら99%詐欺なので、周りの方は声をかけて110番してくださ」と、
注意を促している。
キャッシュカード詐欺盗は、警察官や銀行協会、大手百貨店などの職員を名乗っ
て「キャッシュカードが不正に使われていたので使えないように手続きをする」
といってカードを預かり、すり替えて盗み取る。 警察庁は「絶対に渡さず、
暗証番号も教えないで‥」と呼びかけている。
特殊詐欺を防ぐには、電話は留守番電話にして直接出ない、迷惑電話をブロック
する機能付きの電話を導入する、お金に関する話は詐欺だと思う、などを心が
けましょう。
高齢者の場合は、詐欺に気づかない場合もあるので、家族のサポートが大切。
日頃から変わったことがないか、話をするよう心がけておきましょう。
注釈:警察・銀行・役所などが自宅へ出向いたりしてカードや通帳を預かること
は絶対ありません。 各種還付金などは電話で扱ったりATMで扱うなど
といった処理は絶対ない。 面倒ですがそれなりの手続きが必要ですよ。
また友人・知人・上司が訪ねるといったら、必ず本人が来るように言うこ
と。 それでも別人が訪ねてきたら、必ず本人に自分が確認できる電話番
号で確認をすること。 できな場合は大事なものは絶対渡さないこと。
通帳やキャッシュカードを他人に渡したり「暗証番号を教える」ことは
目の前で現金を渡すことと同じでことす! それくらい重要なことです。
「フィッシング詐欺」など、詐欺の手口は年々巧妙になっている。
最近の手口を知って高齢者やその親などとともに手口や対策を確認してみましょう。
犯人が電話やハガキなどを使って親族や公共機関の職員を名乗って被害者を信じ込
ませ、現金やキャッシュカードをだまし取ったり、ATMから送金させたりする
非対面型の詐欺を特殊詐欺というそうだ。 警察庁によると2021年の被害額
は約282億円で、1日当たりの被害額は約7730万円にも上ったという。
最近ではシニア世代のスマホ所有率が高まり、メールやSMSでフィッシング詐欺
に遭う機会も増えている。 フィッシング対策協議会で受けた21年のフィッシ
ング詐欺報告件数は52万6504件で、20年の約2.3倍となった(「フィッ
シングレポート2022」より)。 スマホの操作にあまり詳しくない人は、ネットシ
ョップサイトなどから「緊急のお知らせです」といったメールや、携帯会社から
の「料金未納なので、こちらを確認ください」というメールに気をつけよう。
そこにあるURLをクリックすると偽のサイトに誘導され、クレジットカード番
号や口座番号などを入力して情報が盗まれる被害が多発している。
防犯システムなどを提供する企業。トビラシステムズ広報の”岩淵さん”は「フィッ
シング詐欺への対策は、メール内のあるURLをクリックしないこと。 内容が
気になるときは、公式のホームページやアプリからアクセスして情報を確認しま
しょう」とアドバイスする。 フィッシング詐欺のメール対策には、メールソフ
トなどで自動で迷惑メールフォルダーに振り分けるよう設定したり、疑わしいS
MSが届いたときも警告を出す防犯アプリをダウンロードしたりすることも有効。
パソコンを使っているときに突然、「ウイルスに感染している」という警告表示が
出て画面が動かなくなる「サポート詐欺」も増えている。 今すぐにここに電話
するようにとニセモノのサポートセンターの番号が出る。 焦ってそこに電話す
ると、サポート料として2万5000円、3万円などを要求される。
「警告表示はニセモノで、パソコンはウイルスに感染していないし、壊れてもい
ない。 警告表示を消してしまえば終わりだが、消し方がわからなくて電話して
しまう。 不安なときは家族か188番(消費者ホットライン)に相談しよう」。
情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509)に相談するのもよいという。
被害件数の多い還付金詐欺やオレオレ詐欺は手口がよく知られているが、焦って
いると気付かないことがある。 例えば「医療費の還付金の封筒が届いている
ハズだが、返事がなかったので電話した。 すでに期限が切れているが、今日
までだったらATMで操作すれば間に合う」と言われて慌ててしまうとだまさ
れてしまうこともある。
オレオレ詐欺のだましの口実は、親族を名乗って株の損失、仕事の失敗などの
損失補填金を訴えたり、妊娠中絶費用、痴漢事件示談金の融通を相談したりす
るものなど。 警視庁担当者は「高齢者が電話をかけながらATMの操作をし
ていたら99%詐欺なので、周りの方は声をかけて110番してくださ」と、
注意を促している。
キャッシュカード詐欺盗は、警察官や銀行協会、大手百貨店などの職員を名乗っ
て「キャッシュカードが不正に使われていたので使えないように手続きをする」
といってカードを預かり、すり替えて盗み取る。 警察庁は「絶対に渡さず、
暗証番号も教えないで‥」と呼びかけている。
特殊詐欺を防ぐには、電話は留守番電話にして直接出ない、迷惑電話をブロック
する機能付きの電話を導入する、お金に関する話は詐欺だと思う、などを心が
けましょう。
高齢者の場合は、詐欺に気づかない場合もあるので、家族のサポートが大切。
日頃から変わったことがないか、話をするよう心がけておきましょう。
注釈:警察・銀行・役所などが自宅へ出向いたりしてカードや通帳を預かること
は絶対ありません。 各種還付金などは電話で扱ったりATMで扱うなど
といった処理は絶対ない。 面倒ですがそれなりの手続きが必要ですよ。
また友人・知人・上司が訪ねるといったら、必ず本人が来るように言うこ
と。 それでも別人が訪ねてきたら、必ず本人に自分が確認できる電話番
号で確認をすること。 できな場合は大事なものは絶対渡さないこと。
通帳やキャッシュカードを他人に渡したり「暗証番号を教える」ことは
目の前で現金を渡すことと同じでことす! それくらい重要なことです。