福井県で８月に開催された全国知事会議のロゴ＝写真は同県提供＝が、出席者の間で話題になった。４７都道府県の地図を組み合
わせて恐竜を形作ったデザインで「自分の都道府県はど？」と
ＳＮＳで紹介する知事も。福井県の担当者は「思った以上の反
響だ」と驚きを隠さない。
露語は、参加者の名札や記者会見場のバックボードに使われた。 上あごに宮城と福島、下あごに新
潟、しっぽには島根と香川、愛媛などが使われている。
青森県の”宮下知事”は、開会前日の７月３１日に名札の写真とともに「４７都道府県が恐竜に⁉ 青森
県見つけられました？」とX（旧ツイッター）に投稿。 翌８月１日には”達増岩手県知事”や"河野宮崎
県知事"も続いた。 福井県の”杉本知事”は「懇親会で紹介して盛り上がった」と上機嫌だった。
ロゴの原案は、広島市のボードゲーム作家 ”プロトクラフト”さんが２０２１年に７月にツイッター
に投稿した写真だ。 当時、１歳の娘に気を少しでも引こうと１００円ショップ」で購入した日本
地図のマグネットを恐竜の形に組み替えて冷蔵庫に貼ったものを撮影した。
知事会議のためにロゴを作る必要はなかったが、事務局を担っていた福井県未来戦略家の”藤井さん”
が上司らに提案。 一度は却下されたものの、プロトクラフトさんの承諾を得てロゴとなることが
決まった。
福井は日本有数の恐竜化石の発掘地。 「恐竜をＰＲしつつ、４７都道府県が一つになって地方の問
題を解決していく力強さも表現できた」とロゴに込めた思いを明かす。
娘が❛作品❜に全く興味を示さなかったというプロトクラフトさんは「知事などロゴを見た方の投稿が
伸びている状況はうれしい」と話している。
この提案を出した福井県未来戦略家の藤井さん、それを承諾した上司の方さすがです。あっぱれ！
