農業じゆう人

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「冬将軍」到来はまだ先

2022年10月13日 12時39分23秒 | 地域
  発達した低気圧が北日本の東海上に去り、大陸から高気圧が張り出して等圧線が縦じま
   模様に並ぶ「冬型」に近い気圧配置が現れるようになってきた。
  北風が一時的に強まるが、寒気の勢いはまだ弱い。 北極に蓄積しつつある寒気が南
   下して「冬将軍」が到来するのはもう少し先になるようだ。 全国的に天気は変わり
   やすく、汗ばむ陽気となる日もありそうだ。
 北半球上空約5000~5500㍍の高層天気
、図を見ると、10月初めごろから北極上空に冷
 たい空気を伴う低気圧の渦が形成されているの
 が分かる。これに対応して寒気がたまりつつあ
 り、規模は拡大する傾向だ。北極を取り巻く風
 の流れが蛇行し、南に流れ出すと一部が日本や
 米国に達し、寒波の襲来となる。現状では沿海
 州から北海道上空に進んでくる寒気の影響は限
 定的で、気温はもっとも低いときでも氷点下2
 0度以下だ。冬の到来を感じさせる氷点下30
 度には達していない。
  大陸の高気圧は移動性となって日本付近を通過し、東の海上へ進む。 その南や東
   のへりにあたる本州の太平洋側の地方に湿った東寄りの風を送り込み天気をぐず
   つかせる。 日本の南海上からは熱帯の暖かく湿った空気も北上してくる。
  こうした空気の流れが重なり、西日本や東日本の太平洋側に局地的な大雨をもたら
   すことがある。 直前までいつ、どこで降るかの予測は難しいため、最新の情報
   を確認する必要がある。

  気象衛星画像によると日本のはるか南海上は夏のような状態で、雲の塊がいくつか
   ある。 一つはフィリピンの東で熱帯低気圧となった。 今後も熱帯低気圧が発
   生し、台風となって日本へ向かって北上する可能性もある。 
  日本付近に秋雨前線が停滞し、次々と低圧が進んでくる形ではないが、全国的にぐ
   ずついた天気になりやすい。 北東風のために太平洋側は気温の低い日もあるが
   晴れると暖気の影響で蒸す暑くなる。 寒暖の差に注意した方がいい。
  寒気がまとまって南下してくるのは北極周辺の気圧配置が変わり、北半球の上空を
   吹く偏西風が蛇行したときだという。 現段階ではその兆候は見えず、寒気の動
   きを判断する目安となる「北極振動」の変化傾向も明瞭ではない。
  来週には北海道などで雪のちらつく日が出てくるかもしれないが、東京などで「木
   枯らし1号」が吹くのはまだ先となる。 もうしばらく、暖房に必要なガスや電
   力の消費は比較的少なくてすみそうだと予測されているが‥どうでしょうかネ
   予測通り自然界が応じてくれるかは、まだまだ分からないと思います。