今、コッペパンが熱いといわれている。 かつては学校給食の定番だったが、最近になって人気が
再燃、大手外食チェーンがメニューをそろえたのに続き、全国各地で専門店が続々登場している
そうだ。 はさむ具材も、おかずからスイーツ、「ご当地もの」までと多彩。 手作り教室も
人気だそうで、さながら第2次ブームの様相を呈しているという?
あっぱれ!家康のパン こっぺん道土のパン 初雁みたらし団子コッペ
愛知県岡崎市のコッペパン専門店「あっぱれ!家康」には客がひっきりなしに訪れるという。
人気は徳川家康の好物とされるナスや安倍川餅、愛知名産「あんバター」「鉄板ナポリタン」な
どをサンドしたご当地メニューで、そろえた具材は20種類あるそうだ。
価格は140~420円(税別)。
岡崎は徳川家康の生地。「地域色を前面に出した」(店を運営するサンクレールの“下村社長”)。
60代の女性客は「コッペパンは珍しい具も多いけれど、岡崎らしさがいいね」と話す。
売り方にもこだわりがある。 ナスを使った「なす味噌チキン」。パンに載せた具材を客の前で
バーナーであぶってみせる。 「味噌の香ばしさが増し、お客さんにも楽しんでもらえる」。
北海道木古内町発のコッペパン店、コッペン道土(どっと)の“近藤代表”も「地元の名物を具材
にして町の活性化につなげたい」と話している。 3月には綱島店(横浜市)では炊いたごはん
を生地に混ぜ込む。 もちもちした食感のパンにはさむのはスパゲッティとカツが一体となっ
た「スパカツ」や「ラーメンサラダ」など、北海道ならではの個性的な具が並ぶという。
高速道路のサービスエリア(SA)も見逃せない。 関越自動車道高坂SAでは、みたらし団子を
はさんだコッペパンが7月から登場したそうだ。 「串を刺した団子をそのままはさんだ豪快
さが話題になっている」(SA運営のネクセリア東日本)。
オリジナルコッペパンは同社管内の全路線で約150種類にものぼるそうだ。
「インスタ映え」を意識して見た目のインパクトを狙った商品もあるそうだ。
札幌市で6月に開店した「でぶぱん」を運営するプリス・デリ&マーケティング(東京・新宿)の
“須田社長”は「専門店は女性を意識した小さい商品も多いが、うちは他店の1.5倍」と強調。
店で焼いたパンのおいしさも話題を呼び、多い日には800個の売り上げるという。
ふっくらした形は昔のままに、各地でひと工夫したコッペパンが生まれている。
こうした現状について、全国1万個以上のパンを食べ歩いたパンマニアで「パン屋さんめぐりの
会」代表の“片山さん”は、大手外食の参入が相次いだコッペパンブームを第一波としると、
その土地ならではの具材をサンドした「ご当地コッペ」は「ブーム第2波」とみるという?
全国の店舗数は不明だそうですが「着々と増えている」と指摘するのは、パン店の開業をコンサ
ルティングするジャパンベーカリーマーケティング(横浜市)。
同社で手掛けた店数は2018年に前年の1.5倍になったそうだ。
「作るパンは1種類なので参入障壁が低く、廃棄ロスも出にくい」と開業ラッシュの理由を説
明する。 競合が増えた結果、具材などで特徴を打ち出す傾向が強まっているそうです。
手作りを楽しむ人も増えている。 「もともと基本のパンだが、最近のブームで受講者が多い」
と話すのは、料理教室ホームメイドクッキング(東京・中央)有楽町教室の“菊地室長”。
参加した主婦は「昔と違っておいしい。なんでもサンドできて見栄えもいい。お客さんにも出
しやすいところが好き」だという。
子供の給食から大人も楽しむ食べ物へ。 盛り上がりを見せるのは、手ごろな価格やボリーム感
片手で食べられる手軽さなどに加え「中高年世代にとっては懐かしさ、若者には昭和レトロの
新しさがあるのでは・・と片山さん。
古くからコッペパンを手掛ける山崎製パンも舌を巻くほどの強さがある。
1986年発売の「コッペパン(ジャム&マーガリン)。 17年には約6千万個を売り上げ
ロングセラーとして快走中なんだそうです。 同社では毎月30~40の菓子パンを発売して
いるが「大きさや味はほぼ同じままで、ここまで根付く商品は少ない」(営業統括本部の斉藤次長)。
昭和に生まれ、平成で進化を遂げたコッペパン。次の時代もまだ愛され続けていきそうですな!
再燃、大手外食チェーンがメニューをそろえたのに続き、全国各地で専門店が続々登場している
そうだ。 はさむ具材も、おかずからスイーツ、「ご当地もの」までと多彩。 手作り教室も
人気だそうで、さながら第2次ブームの様相を呈しているという?
あっぱれ!家康のパン こっぺん道土のパン 初雁みたらし団子コッペ
愛知県岡崎市のコッペパン専門店「あっぱれ!家康」には客がひっきりなしに訪れるという。
人気は徳川家康の好物とされるナスや安倍川餅、愛知名産「あんバター」「鉄板ナポリタン」な
どをサンドしたご当地メニューで、そろえた具材は20種類あるそうだ。
価格は140~420円(税別)。
岡崎は徳川家康の生地。「地域色を前面に出した」(店を運営するサンクレールの“下村社長”)。
60代の女性客は「コッペパンは珍しい具も多いけれど、岡崎らしさがいいね」と話す。
売り方にもこだわりがある。 ナスを使った「なす味噌チキン」。パンに載せた具材を客の前で
バーナーであぶってみせる。 「味噌の香ばしさが増し、お客さんにも楽しんでもらえる」。
北海道木古内町発のコッペパン店、コッペン道土(どっと)の“近藤代表”も「地元の名物を具材
にして町の活性化につなげたい」と話している。 3月には綱島店(横浜市)では炊いたごはん
を生地に混ぜ込む。 もちもちした食感のパンにはさむのはスパゲッティとカツが一体となっ
た「スパカツ」や「ラーメンサラダ」など、北海道ならではの個性的な具が並ぶという。
高速道路のサービスエリア(SA)も見逃せない。 関越自動車道高坂SAでは、みたらし団子を
はさんだコッペパンが7月から登場したそうだ。 「串を刺した団子をそのままはさんだ豪快
さが話題になっている」(SA運営のネクセリア東日本)。
オリジナルコッペパンは同社管内の全路線で約150種類にものぼるそうだ。
「インスタ映え」を意識して見た目のインパクトを狙った商品もあるそうだ。
札幌市で6月に開店した「でぶぱん」を運営するプリス・デリ&マーケティング(東京・新宿)の
“須田社長”は「専門店は女性を意識した小さい商品も多いが、うちは他店の1.5倍」と強調。
店で焼いたパンのおいしさも話題を呼び、多い日には800個の売り上げるという。
ふっくらした形は昔のままに、各地でひと工夫したコッペパンが生まれている。
こうした現状について、全国1万個以上のパンを食べ歩いたパンマニアで「パン屋さんめぐりの
会」代表の“片山さん”は、大手外食の参入が相次いだコッペパンブームを第一波としると、
その土地ならではの具材をサンドした「ご当地コッペ」は「ブーム第2波」とみるという?
全国の店舗数は不明だそうですが「着々と増えている」と指摘するのは、パン店の開業をコンサ
ルティングするジャパンベーカリーマーケティング(横浜市)。
同社で手掛けた店数は2018年に前年の1.5倍になったそうだ。
「作るパンは1種類なので参入障壁が低く、廃棄ロスも出にくい」と開業ラッシュの理由を説
明する。 競合が増えた結果、具材などで特徴を打ち出す傾向が強まっているそうです。
手作りを楽しむ人も増えている。 「もともと基本のパンだが、最近のブームで受講者が多い」
と話すのは、料理教室ホームメイドクッキング(東京・中央)有楽町教室の“菊地室長”。
参加した主婦は「昔と違っておいしい。なんでもサンドできて見栄えもいい。お客さんにも出
しやすいところが好き」だという。
子供の給食から大人も楽しむ食べ物へ。 盛り上がりを見せるのは、手ごろな価格やボリーム感
片手で食べられる手軽さなどに加え「中高年世代にとっては懐かしさ、若者には昭和レトロの
新しさがあるのでは・・と片山さん。
古くからコッペパンを手掛ける山崎製パンも舌を巻くほどの強さがある。
1986年発売の「コッペパン(ジャム&マーガリン)。 17年には約6千万個を売り上げ
ロングセラーとして快走中なんだそうです。 同社では毎月30~40の菓子パンを発売して
いるが「大きさや味はほぼ同じままで、ここまで根付く商品は少ない」(営業統括本部の斉藤次長)。
昭和に生まれ、平成で進化を遂げたコッペパン。次の時代もまだ愛され続けていきそうですな!