農業じゆう人

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シニアの墓選び

2018年12月04日 12時52分21秒 | 世間
  今朝はきのうからの予報通り暖かかった。 毎朝のウォーキングをしただけでも汗ばむほど。
  それならばときのうに引き続き菜園の作業を・・といっても今どきは片付けか草取りです。
         
        [何の意味もない草取りした後、この他にも草取りを済ませました]
   草取りをしていると我が家の菜園の少し奥で菜園をやっているお仲間(先輩)がやってきて、
   挨拶もほどほどに“朝から夫婦仲よく草取りかい!”とちゃち。 そこから雑談が始まった。
   お互いに歳のせいか?何なのか? 師走だというのに「お墓の話」になった。

  墓をつくったり、引っ越したりするときに樹木葬の墓や納骨堂を選ぶ人が増えているという・・。
  こだわりは立地や雰囲気が良く、しかも価格は抑えめで管理の負担が少ないこと。
  霊園巡りのツアーや終活講座などに参加して墓を見る目を磨いているシニアもいるんだとか?
 
  東京大田区に住む“Mさん”は10月下旬、同港区にある浄土宋寺院の道往寺を訪れた。
  この日「十夜法要」という念仏会に参加したのはMさんを含め50人ほどだったという。
  法要が終わると卒塔婆や生花を手にめいめいが墓前に向かった。
  境内には一般墓とは別に「高輪庭苑」と名付けた樹木葬の墓地があり、こちらに参拝する人も
   多かったそうだ。 Mさんもそのひとり。 母親を4年前に亡くし1人用の墓を購入ずみ。
  「母は花を育てるのが好きだった。花と緑に囲まれたここがひと目で気に入った」と振り返る。

  2年前に夫を亡くした神奈川県逗子市の“Nさん”は子どもが娘2人で墓を継ぐ人がいないため
   最初から一般墓は考えなかった。娘と一緒に樹木葬の墓と納骨堂を計4カ所見学して決めた。
   「駅から近くて便利。きれいだったので迷いはなかった」という。

  樹木葬は花や木に囲まれたり、樹木を墓標にしたりして自然との一体感を高めたお墓だ。
  都市部では暗いとか寂しいといった印象をあまり感じさせない。 一人ひとりの埋葬スペースは
   小さく、100万~300万円かかる一般墓より費用は少なくて済むという。
  高輪庭苑は1人用が50万円で2人用は140万円からという? 個別に埋葬されるのは最後に
   亡くなった人が墓に入ってから13年で、その後は同じ境内の合葬墓に入るというシステム。
  樹木葬は一定期間が経過すると合葬されるケースが増えており、墓を継ぐ子がいない人や子がい  
   ても負担をかけたくない人の購入が目立つそうです。

  旅行大手のクラブツーリズムは、人気の霊園を巡るバスツアーや、墓選びや散骨などをテーマに
   終活講座を手がけている。  2017年度は親や自分の墓を考える60~80歳代を中心に
   約1800人が終活講座に参加したという。 講座で一般墓と異なる墓の種類や特徴、費用な
   どを予習してから現地を見学する人もいるそうです。
  10月中旬、東京・新宿のクラブツーリズム本社で開かれた墓の引っ越し講座に二十数人が参加。
  都内に住む50代の女性には「横須賀にある実家の墓を何とかしたい」という思いがあるという。
  講座で説明を聞き、遺骨を埋めずに建物内に安置する納骨堂が気に入ったという。理由は天候を
   気にせず参拝できるため「体が弱ってきた母親も通えそう」と女性は話していたそうだ。
   また、屋内なので草むしりなどの手間もかからないとも・・。

  東京都北区の“Tさん”は昨年春に千葉市にあった家の墓を東京都港区の納骨堂「赤坂一ツ木陵苑」
   に移したという。 カードをかざすと遺骨を納めた「厨子(ずし)」と呼ぶ箱が自動的に参拝室
   にある墓石の中央部分に運ばれる最新式なんだそうです。
  Tさんが購入したタイプは114万円で最大8人まで収容できるんだそうです。 いずれ義母や
   自分たち夫婦も入るだろうと・・「交通アクセスや価格だけでなく、他の納骨堂と比べて参拝
   の際にお墓が近いのがよかった」とTさん。

  最近の納骨堂は多くが購入時の価格に加えて年会費を払えば施設が続く限り永代で供養する。
  檀家にならなくてもよく、後継者がなくなれば合葬墓に埋葬する仕組みが多いようです。
  あらかじめ生花やお香も供えられており、買い物や食事のついでに手ぶらで参拝することもでき
   ます。
  葬儀関連サイトを運営する鎌倉新書の「お墓の消費者全国実態調査」(2017年)によると、
   購入した墓のタイプは一般墓が47%、樹木葬の墓が25%、納骨堂が20%だったそうだ。
   今や半数以上が一般墓ではない形式を選んでいるようです。 (私は一般墓を購入済み)
  墓の選択肢が増えたのは1990年代からだという。 核家族化が進んで家系への帰属意識が
   薄まり、女性を中心にどんな墓をどこにつくり、誰と入るか考える人が増えてきている。
  墓を「ひとりの個人が生きた証し」ととらえ、次世代への継承をあまり考えない傾向が強まって
   いるようです。 一般墓でも昔からある縦長の和型が減り、横長の洋型や独特の形をしたデザ
   イン墓が増えているという。 故人が好きだった言葉などを彫ったものも少なくない。
   私の墓苑でも、洋型のものが多く見られます。 我が家のものは分相応でちっちゃなものです。