疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

絶対飲み過ぎ

2004年09月30日 | 酒蔵
29日は東京駅付近で用事があり、休暇を取って朝から丸の内に出かけていた。
丸の内を歩くサラリーマンやOLは、普段見慣れた池袋のそれとは雰囲気がだいぶ違って見える。池袋に多いコギャルの姿も丸の内では見あたらない。

朝の用事を済ませ、次の用事まで時間があいたので、久しぶりに映画を観ることにした。
映画といえば、最近は子供を連れてのアニメばっかりだったので、まとも(?)な映画は本当に久しぶりだ。
有楽町のマリオンには映画館がいくつもあり、その中でちょうど都合のよい時間帯で上映しているのは「バイオハザード・2」だけだった。
この映画、ゾンビみたいのがうじゃうじゃ出てきて、銃で撃っても撃っても向かって来るシーンがたっぷりある。アクションはいいけれど、ゾンビ系の映画は好きじゃないので自分的にイマ2くらいの映画だったな。

映画を観終わって、夕方の用事も済ませたところで渋谷に向かった。
実はこの日、早い時間から渋谷でFさんと飲むことになっていた。
たまたまこの日は、Fさんも早く仕事を終えられる予定で、5時過ぎから渋谷のHで焼酎を飲もうやという話になっていたのだ。
店に着くなり店長からいい焼酎が入ったばかりですよ、と満面の笑みで迎入れられた。
飲んだ焼酎は「真鶴」「石蔵」「不二才」「いも神」で随分と飲んだ。
「石蔵」は香りの良い焼酎で、以前は近所の酒屋で買えた焼酎なのだが、去年、ある健康志向のテレビ番組に登場してから急に売れ出し、今は出荷制限がかかっている。
「いも神」は飲み口がとてもすっきりしている芋焼酎なのだが、原料に麦も使われているのは知らなかった。

5時に入ったHを出たのは夜9時を過ぎてからだ。
絶対飲み過ぎだ。

焼酎ブームはまだ続く

2004年09月24日 | 酒蔵
「小牧」「三岳」「鬼火」が自宅で飲む芋焼酎の定番になっている。
まあ、他にもいろいろと飲みたい銘柄はあるのだが、焼酎ブームで有名芋焼酎は入手困難になっているので仕方ない。今挙げた焼酎はうまくて、なんとか定価ベースで入手できている、私にすれば選りすぐりの焼酎だ。
これ以外のうまい焼酎が飲みたいときは池袋のS亭か渋谷のHへ行ったときに飲むことになる。
先週末S亭へ行ったときには「月の中」と「旭萬年白麹」を飲んだ。どちらも入手困難で、なかなか自宅で飲める焼酎ではない。

入手困難焼酎といえば「森伊蔵」がぱっと思い浮かぶ。この焼酎はよく知られた方法ではあるが、電話抽選に当選すると定価+鹿児島からの送料で買うことができるのだ。
この仕組みを2年ほど前にS亭の店主から聞き、毎月実行しているが、受付電話自体なかなか繋がらない。
よくて話し中、大体はNTTのアナウンスばかり聞くことになる。
繋がりやすいのは申し込み締め切り前日か前々日の明け方と言われていて、実際その通りだと思う。結局電話が繋がらず、申し込みを諦めた月もあった。
ところが、今月と先月はわりとあっさり繋がってしまった。
自宅の固定電話と携帯電話の2回線で申し込みをしているが、昨日は夕方に、おとといは会社の帰り電車待ちの間に繋がってしまった。
焼酎ブームが下火になってきたのなら良いのだが、きっと受付の回線増やしただけなんだろうな。
さっきオークションサイト見たけれど、「森伊蔵」には3万円以上の値がついていた。
こりゃ全然下火じゃないね。

仰天釣りバカ日誌…エピローグ

2004年09月18日 | ルアーフィッシング
S川は午前中の釣りをしたM川より一回り小さい藪川だ。
藪をかき分けて釣り上がり、ポイントを見つけてはルアーをキャスティングする。
歩きやすいM川と比べるとルアーやフライには不向きな川だ。
このS川は私の渓流釣りの原点ともいうべき川で、なんだかブログに書きにくい。

1時間半ほどの釣りだったがFさんが中型のヤマメを1匹釣っただけで、魚の反応は殆どなかった。S川の水が若干濁っていたのが気になったが、釣りを終えて道路に出たところで理由がわかった。林道が通行止めになっていて、上流で工事をしているということだった。

S川は私もFさんも個々には毎年のように来ているが、二人で一緒にS川で釣りをするのは20数年振りになる。
川の流れは変わらないようで、少しずつ変わってきている。淵だったところが瀬になっていたり、ゆるやかなトロ瀬だったところが岩だらけになっていたりと。私らも20数年経つと見た目は随分と変わっているもんな。
次に一緒にこの川で釣りができるのは定年後だろうか、と言うといやいや来年またこの時季に来ようよ、と返ってきた。Fさんはやっぱハマちゃんだった。

青森は台風18号が通過した直後だった。台風18号は収穫間近のりんご畑を直撃し、たった一晩で139億円もの被害をもたらした。
車で走ってる途中、りんご畑をいくつも見たが、落下したりんごの入ったカゴが山積みされていたり、拾いきれず落ちたままのりんごが散乱しているところをたくさん見た。

そんなところへ遊びに行くのに後ろめたさはあったものの、結局欲望が勝ってしまった。

この日釣りの帰りの景色は素晴らしかった。青森はこれからが稲刈りで、一面の稲田はまさに黄金色。
冷夏だった昨年とは違い、黄金色の稲穂にはパンパンに実が詰まっているのだろう。

仰天釣りバカ日誌…2日目渓流で本領発揮

2004年09月16日 | ルアーフィッシング
12日の日曜日は目覚しの音で目が覚めたが、そのとき自分が置かれた状況が全く理解出来なかった。
何故こんなところに寝ているのか、なんで目覚しがこんな時間に鳴っているのか。
前日夜行バスでろくすっぽ寝ていないにもかかわらず飲み過ぎてしまったからだ。
洗面台に行くと髪の毛がもうメチャクチャになっている。昨夜飲んだ後できちんと風呂に入ったらしい。そんな記憶もぶっ飛んで、いつどうやって寝たのか、風呂に入ったことさえ覚えていない。

5時半に渓流に向け出発し、6時過ぎには渓流に到着した。埼玉の自宅から栃木へ釣りに出かけるのとはえらい違いだ。
天気も上々で気分も良いはずなのだが、前夜の酒が抜けていないのでなんだかフラつく。
調子は今ひとつのようだ。

私達が行ったM川の釣り場は集落沿いから始まって、田んぼとりんご畑に挟まれた流域になり、さらに上流は林道沿いの本当の渓流になる。渓は開けていてとても歩きやすい川だ。
いつもの通り民家を通り過ぎ、田んぼとりんご畑に挟まれた里川から釣り上ることにした。
M川はいつでも流量が適度にあって、ポイントも多い。
比較的他の釣人が入っている上流域よりも里川の方が大型のヤマメやイワナの実績がある。
Fさんは先月この川で30cm超の大型イワナを釣っているのだ。

今回M川ではここぞというポイントでヤマメを釣らせてもらった。型も申し分ない。
これだけ思い通りの釣りができるのも珍しい。
前日マルタを釣ったときには、硬いバスロッドが満月にしなったが、M川の大型ヤマメではウルトラライトのルアーロッドが満月にしなってくれた。
もっとも8月にこの川で良型を上げ余裕のあるFさんが、知っているポイントを譲ってくれているからで、そうじゃないとこんな結構な釣りはできないだろう。

この時季のヤマメは綺麗だと思った。
春先のくすんだ感じとは違い、マークがはっきりしていて、艶っぽく朱い側線もくっきりしていて宝石のようだ。
Fさんはそうしたヤマメを美しいと写真に収めていた。
良い釣りが出来たのは、里川の流域で、上流域ではイワナ混じりになるが魚はなかなか出なくなり、型も小さくなった。

11時頃本日予定の場所まで上ったので、ここで休憩にした。
休憩後、もう1つの渓流S川へ行くことにした。

なんだか酒を飲むときと同じことを言っている。次のS川は軽めにして2時には上がろうだって。

まだ釣りを続けたいふうのFさんに、もう疲れたから上がろう、帰ろうというのはいつも決まって私だ。この根性無しは昔からだ。

仰天釣りバカ日誌…初日は河口でマルタ釣り

2004年09月15日 | ルアーフィッシング
朝7時に夜行バスが到着し、朝食とシャワーを済ませ、9時半には釣りに出かけた。
向かった先は日本海に注ぐ川の河口。
ここは20年程前までは漁村というイメージがぴったりの町だったが、漁港に隣接した海水浴場が整備され、最近では海岸からそう遠くない場所にキャンプ場やスキー場ができてレジャー地としてのイメージが強くなった。
この地では毎年トライアスロン大会が行われている。

で、この川の河口では30cmほどのマルタと呼ばれる大型のウグイがルアーで簡単に釣れる。
私のルアータックルは全て渓流のトラウト用なので、私のロッドだと30cm超のマルタは無理。
そこで今回、子供からバスロッドを借用してきたのだった。
ところがバス用のリールがどこへ片づけたものか見つからず、バスロッドに合わせたのは#1000のスピニングリール。いささかバランスには欠くがしょうがない。
それでもってラインの調達もままならず、6ポンドは欲しいところ4ポンドのラインを使用。
ルアーは5gのスプーン。

Fさんは毎年1回(今年に限っては3回目)この川へマルタを狙いに来ているので、タックルも揃っているしポイントも十分知っている。
最初のポイントでは何の反応もなく、先行き不安を感じさせるものがあったが、ポイントにはまると、しばらく入れ食い状態になるのを知っているので、ポイントを移動。
するといきなりガボッという感触で大きなマルタがヒット。マルタはグイグイ頭を振るし、つっ走るし、頭から突っ込むので、ゲームフィッシングとしてはかなりおもしろい。
リールは普段渓流で使っているものをそのまま使ったため、ドラグがゆるくジリジリとラインが出ていってしまう。あわててドラグを締め手元まで寄せたものの、1匹目はルアーの結び目で糸切れし、逃がしてしまった。

しばらくはFさんと私でまさに入れ食いの状態が続き、ポイントが荒れて食いが悪くなったところで、再び移動。
ポイントにあたると30cm~40cm前後のマルタが次々とヒットする。
9月の青森とはいえ、まだまだ日中の日射しは強く、海風が涼しく感じる。
思い通りの釣りに満足し、腹が減ってきたところで一旦午前は終了した。

昼食と休憩をとり、約40分後に再開。
真っ昼間という時間帯が悪いのか、あまり反応がよくなくて午前中のように、釣ったマルタからフックをはずすのもまどろっこしい状態にはちょっと遠い。
ポイントを探り、上流へ200m程移動したところでこの日最大のポイントを見つけた。
ルアーをキャストすると、着水して沈む前にガボッとマルタが食いつく。しかもそのマルタは40cmクラスの大型ばかりなのだ。何匹か釣っていると地元の小学生が寄ってくる。
さすがに40cmクラスを続けざまに上げるとラインも痛み、ライン切れが発生する。
小学生が見ている前で寄せたマルタをライン切れで逃がしてしまった。糸切れはこの日2回目。

大型が数釣れするのはいいけれど、キャストしてルアー棒引きで釣れてしまうのでどうにも面白みがない。さらに夏のマルタは臭い。
フックはシングルでバーブレスにしてあるので、リリースするのにそれほど臭いを気にすることはないのだが、少々うんざりしてしまうのは否めない。

Fさんはというと、そんな様子は微塵も感じさせず、この日最大の50cmに届きそうなマルタを上がらん上がらんと言いながらヨイショと上げていた。

浜風が少し冷たく感じてきた頃初日の釣りを終えた。
翌朝は5時起床で本業の渓流だ。