疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

故郷の渓

2010年06月27日 | ルアーフィッシング

高校生の頃によく通っていた故郷の渓流へ釣りに行ってきた。
東北新幹線使って(汗)

前の日、久しぶりに弟と酒を飲み、朝は辛かったがはやる気持ちが遥かに勝った。

30年も前、頻繁に通っていた頃は渓相がしっかりわかっていて、釣り進と次の景色がどうなるか頭に入っていたけれど、今となっては堰堤だとかポイントしかわからない。

始めの1時間は全然釣れなかった。
ここぞというポイントでようやく魚が確認できる程度。

ある地点から急に魚が出るようになった。
小場所だが実績のあるポイントで三投で三連続ヒット。
同じポイントで20cmサイズのイワナとヤマメを合わせて3匹釣った。

その後25cmのイワナ、24cmのヤマメと8釣+2バラシの結果。
この渓でこれだけ数が出たのは初めて。

上流ほど魚の密度が濃くなる印象だが、細い川なのでとても釣りづらい。
薮をこぎ、倒木をくぐり、3時間ほどの釣りで足を上げるのも辛いほど疲れてしまった。

最後に20cm超のヤマメをバラシたところで切り上げ。
車を置いた場所まで30分も歩いたが、山道の風景は30年前と全く同じだった。

釣りの途中、カワセミがキャラッと鳴いて下流から追い越されたのが印象的。
狭い川なので、正に目の前30cmで、手を伸ばせば楽々届く距離。
渓流の宝石と言われるのが納得できる鮮やかな色だった。


近年まれな心地よさ

2010年05月23日 | ルアーフィッシング

21日金曜日、休暇を取って栃木県に釣りに行った。
平日でもあり当初は一人で行くつもりだったけど、Fさんの出張が中止になり、一緒に行くことになった。

何が嬉しいって、車の運転はFさんが引き受けてくれるので蕎麦にビールが楽しめること。

金曜日、朝5時に起きると既にFさんからメールが。。。
4時50分に家出たと。

大慌てで、顔を洗って道具の準備して5時半に玄関開けたらFさんの車がマンションの前に来ていた。


前日は雨だったけど、天気予報によると今年一番の暑さになるとか。
Fさんとは百回以上一緒に釣りに行ってるはずだが、雨の記憶は1度だけ。
家を出るとき奥さんからの一言。
「何?今日Fさんと一緒なの?どうりで晴れ上がったわけだwww」


朝8時過ぎに現場に到着。
山の風は涼しい。
釣り券を買って毎年顔を合わせるおばちゃんの話によると、今年は藤の花がきれいに咲いているという。
指差す方を見ると、山に自生している藤の木に、鈴なりに花が咲いている。
我々が普段目にする藤の花は、藤棚から垂れ下がる平面的な花だが、山に自生する藤は高い位置から低い位置まで上下感がある。



まぁこの日は釣れない。
魚がいるのは時おり姿を見かけるのでわかっているのだが、ルアーに全く反応がない。

つがいの鴨が我々の10m程先に居て、常にその距離を保ちつつ鴨が上流へ逃げるものだから、魚がそいつに警戒しているのではないかと、冗談飛ばしてたっけ。

あるポイントでヤマメがルアーに反応した。
3度引くと3度ともルアーを追いかけてくるんだが、食いつかない。
管理釣り場状態。

10回以上やったかな。断念して次はFさんが同じ場所でルアーを引いてみた。
やっぱり同じ。
が、数度繰り返したところで、目の前でルアーを食わせることが出来た。
これが本日の初ヒット。


渓流は年々砂で埋まり、浅くなり、ポイントが減っていく。
この川は20年くらいも通っていて、釣れた場所というものは忘れないものなのだが、そんな思い出のある場所が釣りにならないような場所に変貌しているのは、とても残念だ。
渓相が変わり、ポイントが減ることはあっても増えることはない。

そろそろ終了というとき、手応えがあった。
ルアーに食いついたものの、フッキングしなかったというもの。
続けて同じ場所をトレースすると、今度は確実にフッキング。
魚の顔を目の前で見るまではいつもドキドキするね。
釣ったのは23、4cmのしっかりとしたヤマメ。
Fさんに写真を撮ってもらってリリース。

これで今日の釣りは満足だ。

釣りを終えて、里にある地元の蕎麦屋に入る。
ここの蕎麦大好物です。
運転手のFさんには悪いけど、自分だけビール。
このためだけに釣りしてるようなもん。

この日都内は30℃とか言ってたけど、ここは前日の雨なんかなかったようにカラリとしていて風も涼しい。
一汗かいた後のビールは最高に美味い。

この後温泉で汗を流して帰宅。

途中寄った高速道路のサービスエリアの暑いこと。

今回はとても良い釣りでありました。

渓流→地蕎麦&ビール→温泉

2009年06月29日 | ルアーフィッシング

気が付いたらこのブログ6月は1回も更新してなかった。
サボリですな。

土曜日、およそ3年ぶりで渓流に行った。
梅雨どきではあったけど快晴。

朝6時前にFさんが自宅まで迎えに来てくれて、栃木県の渓流へ出発。
この川はまず濁りが出ない、透明な渓。
下流域は鮎が放流されているためか、ところどころ釣りを邪魔するように糸が張ってある。

釣り券を買ういつもの民家に行くと、おばちゃんに久しぶりでないか?と言われた。
えっ覚えてますか?
覚えてるよー、何回も来てっぺ。
3年振りに来たよ。

毎年、1度か2度この川に来ては釣り券買いつつ二言三言会話するんだけど、似たような連中がしょっちゅう訪れて釣り券買ってくので、我々のことは覚えていないと思ってた。

この日は暑くて、着替えてるだけで汗が噴き出してくる。
ラインにルアーを結ぶ頃には、首から汗がしたたってる。
早く渓流に降りたい。

川は裏切らないね。
3年前と同じ風景が目の前に広がっている。
多分5年10年先も同じ景色なんだろうな。

朝8時半過ぎから釣り始め、13時半に上がった。
その間私とFさんが小さなヤマメを1匹ずつ釣り上げた。リリース。
バラシもあったけど、これは腕が悪いので仕方がない。

途中、渓流で足を滑らせて尻餅つくように転倒。
浅瀬で下流向いて尻餅ついたので、背中がびしょ濡れ。
すぐに着てるものを脱いで、絞ったらどおってことない。
暑いのでかえって気持ちがいいくらい。

ただ、今まで川ですっ転んでびしょ濡れになったことは一度もない。
バランス悪いのも、転んでしまうのも歳のせいなのかな。

昼過ぎに川を上がる頃には、濡れていたシャツもすっかり乾いていた。

ブログの上の方で、景色は変わらないと書いたけれど、渓相はところどころ変わっている。
深場だったところだったのが、砂で埋まってしまって絶好のポイントが消滅という場所があった。
極めつけは堰堤下。
大物が潜んでいる期待のポイントだったが、ここもあっさり砂で埋まってしまってた。

午後1時を過ぎて、上がることにした。
渓流から道路に上がると今まで見たことがない看板が
「熊注意」
今までこの場所で、サルとカモシカには遭遇したことあるけど、熊は勘弁だわ。


すっかり下着まで全部着替えて地元の蕎麦屋へ。
香りが良くて、私の中では一番おいしい蕎麦が食べられる店だと思っている。
Fさんは運転を買って出てくれているので、申し訳ないがビールは私一人。
これが美味いの。
こっれだけ美味いビールて、超久しぶりだ。
蕎麦も抜群。
このひとときを我々は至福の時と呼ぶ。

温泉は里まで下ったところにある市営の温泉で、オートキャンプ場に隣接している。
近くに老人ホームがあり、また無料バスが出ていることから中は年寄りだらけです。

温泉で汗を洗い流し、意気揚々と売店に向かって、「ビールちょうだいっ!!」って言ったら、アルコールは一切置いていないと事務的にかつキッパリ言われた。
昔は置いてたのに~、ガッカリだよ~
しばらく不貞寝。

帰りの東北道、事故渋滞にはまってしまった。
トラック横転してたよ。

この日は夜の焼酎も美味かった。
こんな美味しいビールと酒が飲めるなら、毎週釣りしてもいいと思ったな。

次回は恒例おっさんキャンプだな。

釣り番組を見て

2006年11月19日 | ルアーフィッシング
土曜日の夕方、テレビ東京で釣り番組が放送されるが、船釣りを見るといつも思う事がある。
あれだけたくさん釣った魚どうするのかなって事とコマセの事。

自分で魚を捌いたりするのでそんな事が気になってしまう。
4人家族だと小型の魚なら4匹、中型なら2匹もあれば十分足りる。
イカなら冷凍にすればなんとかなるが、普通の魚じゃそうそう冷凍にもできない。
クーラーボックス一杯の魚きちんと全部食べるのかな。
近所に配るにしたって、今は丸ごとの魚を貰ったところでかえって困るんじゃなかろうか。
魚を捌かない人も多いと聞く。
鯛なんかは困るだろうな。自分なら1匹2匹だったらうれしいかも。


船釣りでは大量のコマセを使う。
魚のミンチや小エビを混ぜた寄せ餌のことだが、こいつを一人でバケツ一杯ほども使う。
うまそうなんだよね。なにも魚のすり身使って鰺なんか釣らなくても、すり身を鍋で食べたらうまかろうと考えてしまう。

自分は渓流のルアーフィッシャーなので釣れる数はたかが知れている。腕も腕だし。

アフターフィッシング

2006年09月05日 | ルアーフィッシング
鬼怒川本流の釣りでは上がったらまず川沿いのドライブインでよもぎそばを食べるのがお決まりのコース。
「ここのよもぎそばってホント表面がつるつるで喉ごしいいよな」
「色は茶蕎麦っぽいけど、まるで違うよな」
「…」
蕎麦じゃない?
メニューを改めて見ると、「よもぎめん」と書いてある。
もりそば、ざるそばはちゃんとそばと書いてある。
もう10年近く蕎麦だとばっかり思って食べていたのに、全然気づかなかった。
そば粉じゃなくて小麦粉の麺だったのね。

お昼をいただいたところで、峠を越えて一気にキャンプ場のある町まで降りる。
まずはスーパーで食材の調達。前回のキャンプで味をしめたステーキ肉は欠かせない。
他にソーセージ、刺し身用さんま、豆腐、ししゃも等。
ステーキは国産の霜降り。こいつだけひどく豪華だ。

キャンプ場受付に行くと若い男女がグループで来ている。
ここのオートキャンプ場はテントサイトのほかにバンガローに宿泊もできるので、どうやらそこに泊まるらしい。
受付を済ませ、割り当てられたサイトに行くと、周りは家族連れだらけ、既にセッティングは済んでいて、バーベキューコンロから煙が出ていたりする。
時刻は夕方4時。

我々もせっせとセッティングして、料理の下ごしらえをしてからシャワーを使いにいく。
いつもなら温泉で汗を流すところだが、シャワーだけでも十分満足できてしまう。

炊事場で料理の下ごしらえをしてたときの事。
ここは常時お湯も出るし、掃除の行き届いたきれい炊事場でとても使いやすい。
野菜を切り終え、刺し身用のさんまを捌こうとしたら、真向かいに若い奥さんが二人やってきて料理を始めた。
一人は胸元が大きく開いたタンクトップ。
前かがみでお米なんか研いだ日にゃ自然と胸元に目がいってしまう。
自分は手元をよく見て包丁使わなきゃいけないのに、危ないったらありゃしない。
都会の煩悩はさっきの渓流ですっかり洗い流した気分になっていたのに.....

一日の汗を流してすっきりしたところでビールを開ける。
早いうちに火を起こしておこうと、炭に火をつけるのだが、なかなか燃えてくれない。炭をガスバーナーで赤くなるまで燃やしても、バーベキューコンロに移すと消えてしまう。
炭はお高めの備長炭。一旦火が付くと長持ちするが、なかなか火がつかない。
バーベキューコンロは随分使っているが、こんな事は初めてだ。
素人がこの炭使ったら、絶対火つかないね。

別に用意した安い炭があったので、そちらから火をつける事にした。
普通の炭は普通に着火する。火が安定してきたところでさっきの備長炭を並べる。
Fさんはさっきから椅子でぐっすり眠っている。

ししゃもやエリンギなんかを焼き、炭火が安定してよい頃合いになったところでステーキを焼く。
軽く焼いて、わさび醤油でいただく。
表面は焼けているけど、中はこんなに生でよいのか?というくらいの焼き具合がうまい。
でももっとお腹が空いているうちに食べればよかったな。
激しくウマい肉だったけど、空腹だと絶対もっとうまいに違いない。

毎回飲んだら締めにそうめんを食べるのだが、今回は満腹のためそうめんも食べずに静か~に終了した。23時。

翌朝、キャンプ場の横を流れる川で少しロッドを振ってみたものの、まるで魚の反応なし。
朝にまたシャワーを使って、キャンプ場を出るときに昨日と違う若者の集団。デイキャンプでバーベキューでも楽しみにきたのだろうか。

昼食を食べに寄った畑の中にぽつねんとある蕎麦屋はすごく混んでいた。
まるで蕎麦しかない本当の蕎麦屋で、普通はてんぷらぐらいあってもよさそうだが、それもない。
かなり有名な店だと記憶している。

こうしていつものように、釣りキャンプはうまい蕎麦で終わる。