疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

メリルストリープの演技が見事「マーガレット・サッチャー」

2012年03月27日 | 映画・DVD
認知症ぎみのサッチャー夫人が、亡夫の幻覚と会話する日常のシーンから映画は始まる。
映画の見どころは、なんといってもメリルストリープの演技に尽きる。
ハツラツとした首相時代のサッチャーから認知症ぎみの老婆まで見事にこなしている。

後で知ったのだが、イギリス映画なのでスタッフは当然イギリス人だけど、俳優達も全てイギリス人でアメリカ人はメリルストリープただ一人。
英語の発音も違和感がないよう、イギリス式に変えての演技だったそうだ。

夫役は若い頃と老人になってからのどちらの俳優も、好感の持てる演技だったけど、他の役者はどれもぱっとせず、メリルストリープが孤軍奮闘状態であることは否めない。
さらに言えば、平凡な作品をアカデミー賞候補にまで押し上げたのは、ただただメリルストリープの演技によるものだと自分は思っている。

亡夫が現れるのは自分が認知症のせいだと分かっていて、亡夫の遺品を整理することで、克服するようなストーリーになっている。
実際のサッチャー夫人はどうなのか知らないけれど、無理にきれいな方向に持っていった感がある。

「K-POP GOOD FRIENDS LIVE 2012 IN TOKYO」

2012年03月26日 | ライブ
3月24日(土)に両国国技館で開催されたイベント。
「2AM」、「BLOCK.B」、「SM☆SH」、「X-5」という4組のK-POPグループが出演。
4組とも、20歳くらいの若い男の子のグループ。ジャニーズみたいなもんなのか。

はて?どれも知らない。
応募した事すら覚えていない懸賞に当選し、招待券が送られてきたので、あまり興味ないけど行ってみたというのが本当のところ。

チケットは正規に購入すると、一枚9,000円もする。オークション転売も考えたが、全然人気がないので売れないや。

国技館の入口で招待券を指定席券と交換する。
やはり招待券、席は2階。
でも国技館なので、フラットな枡席より、2階の方が観やすいのかな。

入場時は空席が目立っていたけど、開演の頃には空席がチラホラ程度。

客層は殆どが若い女性で、1~2割アラフォー、アラフィフが混じる。どうした訳か、男の子同士で来ている客もいる。9,000円もするのにね。

コンサートが始まっても、名前はおろかグループ名もわからない。
それぞれ3曲ぐらい歌って、次のグループに代わる。
前座から徐々に人気のあるグループに代わっていくような感じで、声援はグループが代わる毎に大きくなる。

コンサートの内容はというと、まあ、どうでもいい感じ。
最後に出てきた2AMを除いては、多分口パク。
バンドミュージシャンじゃないので、音は録音の再生。
しかも音響の良くない国技館。

公演は2時間足らずでアンコールもなく終了。
薄っぺらいコンサートだった。

戦火の馬

2012年03月25日 | 映画・DVD
動物と少年の感動物語。
岡田将生似のイケメンとサラブレッドが主人公。
タイトル通り、馬が奇跡的に戦火をくぐり抜け、再び少年の元に戻ってくる。

戦争映画は理不尽でやり切れない辛さがあるので、実はあまり好きではない。
本当ならきちんと向かい合わないといけないのだが、辛いので逃げちゃう。

馬が戦争に翻弄されながら、途中途中で感動的な出来事が待っている。
展開は想像できる範囲なんだけど、そこは感動するような作りになっている。

原題「war horse」軍馬になるのだが、邦題は戦火の馬。まあこの方が映画内容に合ってるかな。

3.11がテーマの舞台

2012年03月18日 | 映画・DVD
知り合いの演出家の手による公演が西荻窪のスタジオであり、鑑賞してきた。
テーマは3.11
2部構成になっており、第1部が知り合いの演出家が手掛けたもの。

始まる前、一駅隣の吉祥寺へ25年ぶりに行ってみたんだけど、浦島太郎状態。
買い物したり、飲みに行ったりしていた頃を思い出させるような物はなにも見つけられなかった。


閑話休題
公演の劇場はギャラリーとして作品の展示なんかするようなところ。
マンションのリビングぐらいの広さのスペースにステージと客席がある。
イスの置いて無い、むき出しの床がステージ。
客席は人のおしりのサイズよりも小さい椅子が20個ほど。

ステージ中央にテレビのモニターがドンと置かれており、別録りした映像と組み合わせた演出なのかと想像してしまう。

まず防護服を着た作業員が登場し、壁に作業記録を書き始める。
と、モニターに学生が映し出され、3月11日の体験をキャアキャア話し合ってる。
内容はというと震災後に電車の中でよく聞いたような話。
ここでの話の内容はどうでもいいんだろうな。
モニターの映像は別録りではなく、どうやらリアルタイムに隣の部屋で演じているらしい。

と、ステージに東電かその関係会社の妻が登場し、心情を吐露する。
そしてまたモニターに切り替わり、他愛もない会話。

通常、福島の現場の様子はテレビでしか見ることはなく、それも遠く離れた安全な場所からである。
今回は日常をテレビの映像で見せ、現場を客席の目の前に出すことで視点を逆にしたのだと、ここらで気付く。

にしても、モニタの中の背景はスタジオのコンクリート打ちっぱなしで、日常会話とは馴染まない。
という事は物語がある芝居ではないのだな。
パフォーマンスか、、、となると終わりが見えない。とたんに膝丈より低い木の椅子で、おしりの痛みが気になってくる。

テーマがテーマだけに、面白いものではなく、かと言って感動もなかった。
役者の技量がもっとあれば、全然違う出来になっていたのではなかろうか。

第2部は論外。


URL直貼りで

http://www.tamakiohkawa.com/index.php?/project/mars16-18/

シャーロック・ホームズ シャドウゲーム

2012年03月14日 | 映画・DVD
レイトショーにビールを飲んでから行ったせいなのか、元々話しがややこしいのか、途中で話の筋が分からなくなる。

アクション映画なみのアクションや、ホームズのコミカルなシーンは楽しめたけど、正直、そんなに面白くなかった。
ロバートダウニーJr.は好きな俳優だし、前作並みの面白さは期待していたんだが。

結局何だったっけ?モリアーティ教授が死んでホームズが生き残り、それでThe endという事?
どうもスッキリせず、最後は笑いを取ったのでそれでいいだろうみたいな終わり方。