疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

ソロモンの偽証(後篇)

2015年04月21日 | 映画・DVD
前篇と、あの予告を観たら後篇を観ないわけにはいかない。
ところが後篇の公開直後、映画評価サイトを見ると、前篇の高評価に比べて酷いものだった。
邦画の場合、公開直後は高評価で、徐々に過大評価が是正されていくケースが多いのだが、後篇は最初から低い。

実際に観た感想は、全然悪くない、良かったよ。
恐らくだけど、推理映画として観たなら2部にぶった切ってまで作った長編なんだから、あっと驚く新事実による、なるほどの大どんでん返しを期待していたのではなかろうか。
そんな期待を背負っての真実は、そんなのありかと多少感じたけど、映画全体への影響はなかった。

前篇で主演の藤野涼子さんの存在感にはただ感心してたけど、後半でもその存在感は少しも衰えなかった。
この子、撮影当時中学生で、一万人規模のオーディションで選ばれ、今まで演技経験無しというほとんど素人。
ベテランの俳優さんも多数出演しているけど、全然負けていない。
楽しみな新人が現れた、これから出る映画を観てみたい。

カイト/KITE

2015年04月14日 | 映画・DVD
観終わった直後に、時間とお金の無駄遣いだったと激しく後悔。

予告がシュールで、ニキータみたいな映画なのかと思ってしまった。
日本のアニメが原作で、サミュエル・L・ジャクソンが出ているのでアベンジャーズみたいな要素もあるのかなと。

序盤でアカン映画だと気付く。
主役の女の子に強い感がまるでない。
トゥームレイダーのアンジェリーナ・ジョリーは強さと安定感があったものだが、このお嬢ちゃんはとても荒くれ者達に勝てるようには見えない。

で、サミュエル・L・ジャクソンは最初から怪しくて、お嬢ちゃんの復讐相手は、本当はこいつだろうとすぐに目星がついてしまう。

てなわけで、ニキータでもアベンジャーズでもない、つまらない映画でした。

映画を観た後で分かった事。
原作は18禁のアダルトアニメだった。
その割にエロいシーンは無かったけど、男の一人客が多かったのはそのせいだね。

主演の女の子はオリビア・ハッセーの娘だった。
オリビア・ハッセーといえば代表作がロミオとジュリエット。で布施明の元奥さん。
布施明の子供ではないようだ。

タイトルになってる凧が少女が住む家の窓からいつも見えるけど、未だ意味が分からない。

バードマン

2015年04月12日 | 映画・DVD
公開初日、会社帰りに観賞。
アカデミー賞受賞作品なのに、映画サイトの評価が低いこと。
まあ、どんな映画かは自分の目で確かめないと。

予告と内容は大きくかけ離れているのがその原因だろうか。
バードマンが悪と戦うわけでなく、ヘリが撃墜されるシーンも妄想の一部。
こんなシーンを期待してた人は見事に裏切られたわけだ。

個人的にはこの映画は嫌いではない。
アカデミー賞にふさわしいかどうか別としてもなかなか良い映画でした。
割とシリアスな映画と思って臨んだら、笑いを取るシーンの多いこと。
話の引き合いに実在の俳優の名前がバンバン出てくる、ロバート・ダウニー・Jrなんてテレビ映像で登場、ギャラは発生するのかな?


超々長回しの撮影で、ほぼ最後までシーンが途切れない。
ここも見どころの一つだろうか。

観終わってから、蒲田行進曲を思い出したよ。

翌日、映画評価サイトをチェックしたら、高評価が増えていたけど、一方で酷評もあり、評価が分かれる作品なんだな。

2015幸手さくらマラソン

2015年04月07日 | 
昨年に続いて2回目の出場。一昨年はエントリーしたものの、悪天候のため中止だった。
ここは満開の桜と一面の菜の花畑を楽しみながら走れる最強の景色を持つコース。

今年のゲストランナーは最強の市民ランナー川内優輝さん。

昨年は天気にも恵まれたけど、今年も桜満開のタイミングなのに雨の予報。

電車と送迎バスで会場に着くまで雨は落ちてこなかった。
着替えや荷物を置くための体育館はメチャ混み。晴れていると外でシート広げて準備する人もみんな体育館に入るからね。
なんとか着替えて外に出ると雨が降ってるが、大した雨ではない。

スタート地点に向かう途中、後ろからスミマセンと声を掛けられた。
モノノフの方ですかと聞かれた。
今回は昨年夏に日産スタジアムで行われたももクロライブ「桃神祭」のTシャツで参戦。
お互いに頑張りましょうと励まし合いましたよ。
相手は20代の青年、こっちはおっさんで済まない。

そのうち雨は止んだようだ。
スタートから2kmぐらいまでは団子状態でノロノロ。
権現堂の桜堤にはたくさんの花見客が訪れていたが、その人達をロープの外に追いやって桜のトンネルを走るのはすごく気分がいい。
その花見客が拍手して応援してくれるのも嬉しい。

桜堤を過ぎると人造湖を周回するコースになるんだけど、ここも道沿いに満開の桜。この辺りからランナーもばらけてきてペースが上がる。

湖の次は菜の花畑、その奥には桜。思わず立ち止まって写真を撮ってしまう。そんなランナーがけっこういた。

そこを過ぎるとあとは一般の道路をひた走る。16kmのマラソンなのに、給水所にはオレンジやバナナが用意されている。
これ、けっこう効く、いい!

ゴール手前の直線道路は両側に桜。これが1km以上も続く。散り始めでハラハラ花びらが舞う中のランニングは最高に気持ちがいい。

16kmなので、膝の痛みもなくゴール。
昨年とほぼ同じタイム。
ただし今年は途中何度も写真を撮ったり、ペースも無理せず本当に気持ち良く走れた。

着替えてから権現堂の桜祭りに向かう途中で雨が降ってきた。
さらに傘が必要な状況になって、焼鳥とビールで花見のプランは崩れた。
すぐ近くに最寄り駅行きの無料送迎バスが待機してる。クルリとUターンしてバスに乗り込んだ。

実は雨対策も万全で、百均のビニール合羽上下とも持参なので、傘をささずともビールと串物を両手で持って花見が出来る状態で臨んだんだけど、やはり雨だと気分がひとつ盛り上がらないね。

来年も生きていれば是非参加したい大会。