疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

仰天釣りバカ日誌…エピローグ

2004年09月18日 | ルアーフィッシング
S川は午前中の釣りをしたM川より一回り小さい藪川だ。
藪をかき分けて釣り上がり、ポイントを見つけてはルアーをキャスティングする。
歩きやすいM川と比べるとルアーやフライには不向きな川だ。
このS川は私の渓流釣りの原点ともいうべき川で、なんだかブログに書きにくい。

1時間半ほどの釣りだったがFさんが中型のヤマメを1匹釣っただけで、魚の反応は殆どなかった。S川の水が若干濁っていたのが気になったが、釣りを終えて道路に出たところで理由がわかった。林道が通行止めになっていて、上流で工事をしているということだった。

S川は私もFさんも個々には毎年のように来ているが、二人で一緒にS川で釣りをするのは20数年振りになる。
川の流れは変わらないようで、少しずつ変わってきている。淵だったところが瀬になっていたり、ゆるやかなトロ瀬だったところが岩だらけになっていたりと。私らも20数年経つと見た目は随分と変わっているもんな。
次に一緒にこの川で釣りができるのは定年後だろうか、と言うといやいや来年またこの時季に来ようよ、と返ってきた。Fさんはやっぱハマちゃんだった。

青森は台風18号が通過した直後だった。台風18号は収穫間近のりんご畑を直撃し、たった一晩で139億円もの被害をもたらした。
車で走ってる途中、りんご畑をいくつも見たが、落下したりんごの入ったカゴが山積みされていたり、拾いきれず落ちたままのりんごが散乱しているところをたくさん見た。

そんなところへ遊びに行くのに後ろめたさはあったものの、結局欲望が勝ってしまった。

この日釣りの帰りの景色は素晴らしかった。青森はこれからが稲刈りで、一面の稲田はまさに黄金色。
冷夏だった昨年とは違い、黄金色の稲穂にはパンパンに実が詰まっているのだろう。

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