疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

がっかりするシーンの「ICHI」

2008年10月26日 | 映画・DVD
リアリティに欠ける映画だった。
もっとも盲目の少女が電車も車もない時代に、一人で旅をするというコンセプト自体、リアリティがないんだが。

時代劇なのに、車のわだちがくっきりある道を歩いている。大八車のわだちなんかじゃない。

市(=綾瀬はるかさん)の着ている衣装は激しくボロボロでみすぼらしいのに、綾瀬はるかさんの顔はきれいすぎ。
外歩いてばっかりなんだから、日に焼けて汚れていないと。

綾瀬はるかさんの髪がさらさらの茶髪。市はそんなにいつも髪洗えてるとはとても思えない。

市の歌、民謡か小唄かはわからんが、歌い方はJ-POP。

悪党が住んでる場所、山の洞窟。
そして市が監禁される場所に頭蓋骨とか人骨が散乱しているのは、あきれるのを通り越して笑うしかない。

もっともっとつっこみどころというか、がっかりするシーンはたくさんあるんだけれど、監督さんはこれだけの役者さん揃えておきながらどう考えてるのよ?

綾瀬はるかさんって、意外と何でもこなせるみたいだ。
皮肉じゃなくて。
勘がいのかな。

でも綾瀬はるかさんの殺陣が全部スローモーションだったのは残念。


大沢たかおさん、中村獅童さんらはさすがの演技だったが、窪塚洋介さんはあのしゃべりがちょっとなー。
もっと言っちゃうと、窪塚さん以外がみんな良かったんだよね。

最近、邦画がすごく良いのにこれはまずいよな。


レイトショーから帰り、録画しておいた「ブラッディ・マンディ」を見たんだが、こっちのドラマの方が断然面白かった。

かわはぎの肝

2008年10月22日 | 酒蔵
「あとで『なんかおいしいもの食べたい』って言ってくださいね」
いつもの飲み屋でカウンター席に着いたとたん、料理長から言われた。
ビール飲んで、何品かの料理を食べてから「なんかおいしいもの食べたいな」
と言ってみたら、出てきたのがかわはぎの肝と刺身。メニューには載っていない。
飲み物もビールから焼酎「やまねこ」に変える。

かわはぎの肝は美味いね。あんこうの肝は蒸したものを食べるが、かわはぎの肝は生。
味と食感が似ているものにふぐの白子、たらの白子があって、どちらもうまいんだけど、肝とは別物。かわはぎの肝は絶品。
昨日はそんなに飲むつもりはなかったが、これで火がついて、結局終電。帰宅は1時過ぎ。。。

割と好きな映画だ「イーグル・アイ」

2008年10月19日 | 映画・DVD
やっぱりこの手の映画、公開初日は混むね。
レイトショーとはいえ、座席中央付近はびっしり。

SFアクションだけど、こんな設定だったとは。
予告を何度も観て、電話の主がどんな人物なのか、それが一番気になっていたけど、そーだったんだー。

ストーリーは追いやすい。
テンポが良くて、目まぐるしく変わるシーンに展開を期待してしまう。

エンディングが気になった。これじゃきれいすぎ。
もしかしたら、別バージョンのエンディングも撮ってあるんじゃないの?って思わせる。

役者は緊迫感がよく出ていたけど、とりたてて良い演技とは思わなかった。


懸賞当選ビール2ケース!!

2008年10月16日 | 酒蔵
昨夜、帰宅したら奥さんがすごく機嫌よろしい。
当たった!当たった!と小躍りしながら指差す方を見ると缶ビールのケースが2箱。
クリアアサヒだからビールではないのだが。

我が家は発泡酒類の消費がすごくて、各社の缶に貼ってるシールがキッチンのボードにいっぱい貼ってある。
キャンペーンが始まるとマメにそいつを送っているのだが、今回、クリアアサヒ350mlが48本当選した。
こういう実用的な品物は実にうれしい。
使うかどうかわからないマグカップなんかは、当選はうれしいけど、結局使わず仕舞い込んじゃうことになるんだ。
6

堤さんが抜群だった「容疑者Xの献身」

2008年10月12日 | 映画・DVD
3連休中日、予定していた子供の学校説明会が自分の勘違いかなんかで、別の日であることがわかった。
近所にあるシネコンの上映スケジュールを調べたら、ちょうどよい時間に始まるのが「容疑者Xの献身」。
元々は観るつもりのない映画だったけど、評判も良いみたいだし、観に行った。

予想以上に面白い映画だった。
主役のはずの福山雅治さんと柴咲コウさんよりも、堤真一さん松雪泰子さんが素晴らしかった。
特に堤真一さん、ぐっときたねぇ。

堤真一さんといえば「三丁目の夕日」ではチャキチャキの下町のおやじ、「クライマーズ・ハイ」では熱血漢を演じていたが、今回おとなしめの役なのに惹きつけられっぱなし。
淡々として演じる堤さんだけど、表情であれだけ存在感示しちゃうと柴咲コウさんなんてまるで影が薄い。
松雪泰子さんも気合入ってるって印象。

結末はどうなるのかと、目が離せない。
最後、淡々と表情もほとんど変えなかった堤さんが号泣するシーンがあるが、ここはぐっときてしまった。
隣の席に座ってた女子中学生がスナック菓子食べててさ、それが袋ガサガサさせててうるさくて気になってさ、それがなかったら泣いてたな、きっと。
売店で売ってる以外の食べ物持ち込みするなよっ!!

上映始まってすぐ気になったのが、画面の粗さ。
最近はCG処理された映像が多くて、きっちりシャープな画像が多いせいか、粗さが気になった。

邦画では「おくりびと」とともにお勧めの映画。