疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

小さいおうち

2014年01月28日 | 映画・DVD
主演が松たか子さんなので、間違いなかろうと観たんだが、とんでもなく良い作品だった。

松たか子さんは期待を裏切らない素晴らしい演技だったけど、それ以上に黒木華さん、倍賞千恵子さんが良かった。
実際に映画を観て分かったけど、主役が黒木華さんなのは明らか。

他の役者さん達もみな見事。ほんのちょっとだけの出番でも、自分の役割をきっちりこなして存在感を示している。

観てからしばらくは余韻に浸って、あれこれ想像を膨らませてしまうのも楽しい。
今年になって6本目の映画だけど、今のところ今年の年間No.1だ。 永遠の0より好き。

黒執事

2014年01月23日 | 映画・DVD
映画は観る前の期待度合で、観た後の評価が随分違う。
前評判が高い映画は、それだけ期待が高いので満足レベルのハードルは上がるし、あまり期待していなかった映画が割とまともだったりすると、儲かった気分になる。

黒執事は、あまり評価は高くないが、予告を何度か見ているうちに気になってしまい、たまたま空いた時間と上映時刻が重なったので観てしまった。

意外と良かった。
特に水嶋ヒロさんが良かった。本当に力を出し切って演じてるのが熱く伝わってくる。
アクションもイケてる。
水嶋ヒロファンの女子なら、あんな執事が傍に居てくれるなら、喜んで悪魔と契約するだろう。
それほどカッコよかった。

あと優香さんね。この人も上手だった。

脚本とキャスティングを誤っていなければ、随分と質の高い映画になっていたのではなかろうか。
いかんせん、ストーリーが悪い。原作者は納得しているんだろうか。
そして剛力彩芽さんのへたな演技とちっともハマらない役。

せっかくの超人気アイドルなんだから、せめて可愛く撮ればいいものを、アップはがっかりするレベル。
セリフ回しもうまくなかったし、残念でした。

水嶋ヒロさんの魂がこもった演技のおかげで、鑑賞に十分耐えれる映画になっている。

キリング・ゲーム

2014年01月20日 | 映画・DVD
ロバート・デ・ニーロとジョン・トラボルタの共演。
ロバート・デ・ニーロは、戦争の記憶をトラウマにしており、鹿の写真を撮りながら山中で気ままな一人暮らしをしている。
鹿狩りもするらしい。

ロバート・デ・ニーロ、戦争、鹿狩り。とくれば名作ディア・ハンターを思い出さずにいられない。
まだ自分が10代の頃に映画館で観たこの映画は、少年の自分にはショックが強すぎて、それ以来一度も観ていない。
そしてほぼ同じ時代にサタディ・ナイト・フィーバーで一世を風靡したジョン・トラボルタ。

今公開中の「大脱走」シルベスタ・スタローンとアーノルド・シュワルツェネガーみたいだ。

トラボルトが、昔を清算するためにデ・ニーロに殺し合いを仕掛ける。
山中で、お互い弓矢を使って殺しあうのだが、さっさととどめを刺せばいいものを、拷問にしちゃうもんだから隙を突かれては立場が逆転する。
それが何度か繰り返された挙句、最終的にお互いに分かり合ったのか、アホらしくなったのか和解してしまう。

子供向け青春マンガで、男同士で殴り合いのケンカをしたあとに、お前なかなかやるな。いやお前の方こそ見直したぜ!
的なノリを感じさせる。
それを機にデ・ニーロはずっと心を閉ざしてきた息子家族に心を開き始めるというオチなのだが。

深く印象に残る映画だったけど、ちょっと腑に落ちないところもある。
デ・ニーロが逃げる途中、川に転落してあわや滝壺に突入というシーンで、奇跡的に大岩にしがみついて助かる。
あの流れの中では、滑る大岩にしがみつくなんて事は無理。
仮にしがみつけたとしても、流れは相当強く、荷物背負ったままで流されずに岸まで泳ぎ着くのも無理。

緊張感のある映画でしたよ。

抵当権抹消手続きを自分でやってみた

2014年01月16日 | 雑記
昨年、自宅の住宅ローンを完済したら、銀行から抵当権の抹消をしないとアカンよという手紙と、手続きに必要な書類が送られてきた。

手続きは司法書士を紹介するので、そこに依頼すると簡単だし、確実だよと書いてある。

司法書士報酬を含む費用が16,000円。さらに印紙なんかは別料金と書いてある。
ざっと見積もると約2万円になる。

これは妥当な金額なのか良く分からないので、ネットで調べてみたら、なんと印紙代含めても1万円以下でやるという司法書士事務所が幾つもあった。
銀行のは紹介料も結構入ってるんだろうな。

さらに調べると、そんな手続きなんか自分でできるよ、というブログが見つかった。
自分でやると印紙代だけ。2千円。
自分でやってみることにした。

簡単にいうと、抵当権抹消の申請書を法務局のホームページからダウンロードして、Wordで必要事項を記入し、銀行から送られてきた資料を付けて近くの法務局に提出するだけ。
印紙は法務局で売ってる。

申請書の作り方や申請手続きはブログに丁寧に書かれているので、その通り作った。
間違いがあってもやり直せるように、地元の法務局には朝9時に行った。
待ちは無く一番の受付け。
来意を伝えると、それでは申請書を書いてもらうので、金融機関から送られた資料を出すようにと言われた。
申請書は作って、持参していると伝えて提出。
ただしハンコは押してない。
すると、内容をチェックし2千円の印紙を隣の窓口で購入するよう指示があった。印紙を買ってる間に資料はホッチキスで止めされてた。

これから指示する箇所にハンコを押すように言われ、幾つかハンコ押して終了。

よくできてましたとまで言われた。
時間は10分もかかっていない。
ま、申請書を作るのは一から調べながらなので2時間ほどかかったけどね。
それでも2万円を知らずに払うところ、2千円で済んだんだから万々歳だよ。

法務局はお役所なので平日のみ営業。半日休暇か時差出社の対応が必要だ。

TRICK~ラストステージ

2014年01月15日 | 映画・DVD
笑いという点では、前作の方が笑えた。
シリーズをずっと見ているから、笑いのパターンに慣れてしまって、意外性がなくなってしまってる。

それとギャグが古い。例えばハッパフミフミなんて50代以降じゃないと知らないんじゃないか。
平成生まれの世代には、意味を成さないギャグがあちこちで出てたかも。

水原希子さんはモデルさんだけあってスタイルがいい。
同じ呪術師の衣装を、水原希子さんが着てたときはとても華奢に見えたのに、仲間由紀恵さんが着たらパンパンに見えた。
こりゃ仲間さんがかわいそう。

最後はどんな終わり方なのか気になって仕方なかった。
それをうまくきれいにまとめてくれた。
ムッシュム・ラー村の洞窟で死んだと思っていた仲間由紀恵さんが気憶を失い、一年後に阿部寛さんの前に現れる。
気憶を失っているから、阿部寛さんとは初対面なわけで、初めて会ったときと同じマジックを披露する。
仲間由紀恵さんて、13年前とそんなに変わってないんだね。CGか?
そんな仲間さんの表情に阿部さん涙目。納得。