疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

秀逸「ミッション8ミニッツ」

2011年10月31日 | 映画・DVD
「映画通ほど騙される」という宣伝文句だけど、どこが騙されてたのかわからない。
宣伝に騙されたってくち?(笑)

★ここからネタばれになりますよ★



列車爆破テロに続くはずの都市大型爆破テロを防ぐため、爆破される直前の列車の乗客に転送され、テロ犯を特定する使命を負った空軍大尉の話。

転送先というのは過去なんだけど、パラレルワールドみたいなもんで、起こったことは変えられないため、これから起こるであろう、テロを阻止するもの。

転送されて爆発に巻き込まれて死ぬ、爆発する列車を降りたものの別の列車に轢かれて死ぬ、犯人に撃たれて死ぬ、とパラレルワールドに転送されては死んで元の世界に戻ってくる。

実は大尉、公式には既に殉職していて、脳だけ生かされてこのミッションを遂行しているのだと知る。

そうして何度めかの転送で、リミットの8分で列車が爆破された後も、自分とパートナーが少しの間だけ生き続ける事に気付く。

テロ犯を特定し、都市の大規模爆破テロを未然に防いだ後も、乗客を助けたい、特に好意を持ち始めたパートナーの女性を助けたいと、現実世界での事件解決後も、またもや爆破前の列車に戻る。

そして現実世界では、大尉の意思を汲んで担当者が独断で大尉の生命維持装置を停止しようとする。

パラレルワールドでは列車の爆破を阻止し、パートナーとキスをしたところで映像が止まる。
生命維持装置が停止し、大尉の脳も死んだのだなと思わせる。
これがエンディングシーンなのか。なかなかいじゃん!なんて思ってると、突然画面が動き出す。

現実世界では何が起こってるかというと、何も起こっていない。
列車爆破テロを未然に防いだため、大尉が転送される事はなく、生命維持されたまま出番を待ってる状況。つまり未来を変えたって事。
学者達は、未来が変わることはないと信じている。

もう一つの世界で死なない限り戻されることはないんだけど、既に転送されたという記録はない。

大尉が脳だけで生存している限り、重大事件は起こらなかった事になる。
切ない話ではある。

メールが届かなかったり、届いてみたり。
最初のメールが届かなかったのは、別の世界間だから。次のメールが届いたのは同じパラレルワールドの中の事だから。
て解釈したのだが。

低予算だと思えるが、秀逸です。
なかなかかなり面白い映画でした。

数年前、エイドリアン・ブロディとキーラ・ナイトレイが主演の「ジャケット」を思い出した。こちらもインパクトのあった作品だったなあ。

三銃士

2011年10月30日 | 映画・DVD
3Dの質は高かった。それだけの映画かな。

評価サイトで高評価付けている人がいるけど、なんなの?
完全に子供向けで、大人が観る要素がない。

大体、フランスをバカにしてるよね。フランスの国王て馬鹿なワケ?

チャンバラも全然強そうに見えない。邦画の殺陣と違って迫力ないし、美しくない。

宝物を守るトラップも二番煎じで読めてしまう。

出演者は豪華だけど、単に子供向けのB級映画。

キャプテン・アメリカ

2011年10月25日 | 映画・DVD
MARVELシリーズ、好き。
日曜日の朝にテレビでやってる戦隊物みたいな映画。
冷静に観るとつまらないかも。
アメコミ好きなら問題ない。

ヒーロー物の基本はしっかり押さえている。まさにアメリカ映画。

終盤、キャプテンの乗った飛行機は墜落してしまうのだが、これで終わったら、ファーストアベンジャーズにならない。
ペギーとの恋の行方も大いに気になる。

既にアイアンマンにはアベンジャーズからオファーが来ている。
X-MENやスパイダーマン、バットマンは俳優のギャラが高いだろう。
アベンジャーズとして活躍するためには、実はペギーとの間に既に子供ができていて、遺伝子を受け継いだ孫がキャプテンアメリカとして活躍するんじゃないかと踏んでいた。

ところがそんな進展ではなかった。

女性将校ペギーとの恋がどうなるのか、いつキスをするのかヤキモキしながら観ていた。
デートの約束から70年、ペギーはどうしたのか。
切ない。

カウボーイ&エイリアン

2011年10月24日 | 映画・DVD
もう何でも有りだな。
どだい、惑星間を移動できるほどの科学力があるエイリアンと、拳銃とライフルぐらいしかないカウボーイじゃ勝負にならんて。

今の米軍に日露戦争時代の軍隊が挑むよりもひどいって。

それでもエイリアンをやっつけちゃうんだけどな。

いつも思うんだけど、エイリアンて、どうしてあんな異形でしかもどの映画のものも機能が似てるんだろ。
文明レベル高いんだから、せめて戦闘スーツぐらい着るだろう。

ダニエル・クレイグの相手役の女性、死んだのに生き返って、実はアタシ宇宙人なの、ってくだりでB級確定。

予告編の方が面白い映画。

一命

2011年10月17日 | 映画・DVD
観終わって、時が経つほどじわじわくる映画。観た直後は、う~んて感じ。

海老蔵さん、時代劇演らせるとさすがです。
登場しただけで場が締まるというか、緊張感が漂う。
所作の美しさも見もの。

役所広司さんは今回家老の役だけど、十三人の刺客や最後の忠臣蔵の様に主役でもよかった。
年齢的にも海老蔵さんじゃ若い。
ついこの間子供が産まれたばかりなのに、孫ができた設定なんて。

満島ひかりさん、最近よく映画にも出てるし、期待しているんだけど、どうも薄い。セリフに力がなくて軽い印象。

瑛太さんは真っ直ぐさがよく出ていて、すごく良かった。
観終わって、しばらくしてから思い出すのは瑛太さんの切腹のシーンと死体。

不憫な話です。

3D作品なんだけど、今回、あえて2Dで観た。
雪が舞うシーンでは、ああここが3Dなのかなと思うけど、この映画が3Dな訳は?
観ろってか?(笑)