疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

キャロル

2016年02月13日 | 映画・DVD
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの同性愛を描いた映画。
この2人が主演の映画だったら外さないだろうと思うのだが、いかんせん評価が驚くほど低い。

会社の帰りに観ました。

途中、これは退屈するかな?と感じたものの、2人の表情が良いんだよね。
中盤以降は展開と結末が気になる。
ルーニー・マーラの脱ぎっぷりもいい。

そんなスパイスもあり、自分は全然退屈することなく最後まで観られたけど、人によっては飽きるかも知れない。

最後、終わり方が良かった。
ここで終わってくれたら、このカットで終わってくれたらいいのに、と思ったところでエンドロールに。
思わせぶりな表情は、ほとんど締まりかかった破滅への扉がまた開いてしまったようだ。

オデッセイ

2016年02月09日 | 映画・DVD
劇場予告を初めて見たときから待っていた映画。
サバイバル映画はよくあるけど、宇宙、しかも具体的に火星を舞台にしたのは初めてでは?
ゼログラビティは地球への帰還が目的だったけど、オデッセイはさらに水も食料もない火星で生き延びなければならない。

しかし良くも悪くも期待通りの映画。

ジャガイモ畑、入り口の補修にビニールと粘着テープで大丈夫なの?気圧差は半端ないし、嵐が来るとロケットだって傾くんだぞ。
というような疑問はみな思うはずで、きっと検証して破れないことは確認済みなんでしょう。

水を作る理屈は解説あったけど、燃料を燃やすための大量の酸素はどうやって作ってる?レクチャーあったっけ?

たった一人の命を救うためには、あまりにも大きな代償とリスク。何もなかった事にしようとする動きと、何としても救出しようという動き。
もしも実際に起こってしまったらどうするんだろう、日本だったらどうするんだろうと考えてしまう。

登場したばかりのマット・デイモン、妙に貫禄あると思ったら、救出の頃にはそうなるわな。ま、CGかも知れんけど。CGじゃないとしたら、どっちを先に撮ったんだろう。

最後のシーンは余計だったかも。

ブリッヂ・オブ・スパイ

2016年02月08日 | 映画・DVD
冷戦中の米ソの捕虜交換工作を担った実在の弁護士の役を、名優トム・ハンクスが演じる。
公開時からずっと観たかった映画だけど、タイミングがなかなか合わず、日比谷の映画館でようやく観ることが叶った。

ソ連のスパイ、アベルの飄々とした演技が実に印象的だった。
実話なので、ソ連に帰ってからどんな扱いを受けたのか、その後が気になるが詳細はわからない。

捕虜交換時の対照的な二人の扱い。トム・ハンクスへのプレゼントの肖像画。
トム・ハンクスが我が家に帰ってからのテレビニュース。
ラストシーンに見どころが詰まってる。

交渉相手は違えど、キャプテン・フィリップスを思い起こさせる。