疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

掛時計の話

2005年04月27日 | 雑記
土曜の夜、風呂から出たらテーブルの上にガラスが割れた掛時計が置かれていた。
カミさん曰く、壁に掛けていた時計が突然落ちてきたそうだ。
何か悪い知らせでも無ければいいがと心配するカミさんだったが、夜中に電話が鳴ることはなかった。

この時計は20年以上前、私がまだアパートで一人暮らししていた頃に買ったもので、超安物なのにほとんど狂わず、結婚して別のアパートに移っても、子供が生まれて今のマンションに住むようになってもそのまま使い続けていたものだ。
引っ越してきてからずっと同じ場所にあった時計なので、なんかの拍子につい時計の掛っていた場所を見上げてしまう。
時計の跡が丸く残った白い壁を見ると、早く新しいのを買わねばと思う反面、20年以上使った時計がなくなっている現実に少なからず寂しさを覚えたものだ。

翌日、壊れた時計をビニール袋に入れ、マンションの不燃物置き場に捨て、代わりの掛時計を買うことにした。
私はセンスがないということで、カミさんが一人で時計を買いに行ったのだが、その日はイイのが見つからなかったといって、何も買わずに帰ってきた。


月曜日、まだ新しい掛時計は無い。
夜、家に帰ってから風呂に浸かっていると、まだ動くんだ、使えよ!と聞こえたような気がした。してみると、壊れたのはガラスだけで確かにまだ使えるかもしれない。
風呂から上がると懐中電灯を持ってマンションのゴミ置き場に向かった。
壊れた掛時計はまだその場所にあった。
ビニール袋ごと持ち帰り、割れたガラスが散らないように床に新聞紙を敷き、その上で時計からガラスを取り除き、少し曲がった秒針を伸ばしてやって電池を入れてみた。
秒針が動き出した。

ガラスが取り除かれ、盤がむきだしの時計を元の場所に戻し、しばらく様子を見たが今までとなんら変ったところはない。

やれやれと新聞紙をどけたら、新聞紙の下から100円玉が1個出てきた。
なんか、時計から貰った100円玉に思えた。

ほぼ「ボ」‥‥今年の初釣行

2005年04月24日 | ルアーフィッシング
昨日、ようやく今年初の渓流へ出かけた。
ちょうど去年の今頃行ったときと同じで、Fさんと一緒に栃木のA川へ行った。
朝の8時ごろ目的の渓流へ到着したが、シーズンが始まったばかりの渓流はやっぱり訪れる人も多いようだ。
釣り券を買ってから、釣り人の入っていない下流へ移動し、今年最初の渓流釣りが始まった。

渓流釣りのシーズンは春から初秋までだけれども、一番好きなのが春の渓流だ。
山々を見上げると、新緑に混じりぼんやりとした山桜のピンク色がところどころにある。
盛夏には力強くくっきりとした緑一色になる山も、この季節はまだ全体的に若々しい頼りなさを感じる。

この日、昼の12時半までの釣りで、きっちり姿をカメラに収めたのは20cmにチト届かないヤマメ1匹だけ。
他にヒットしたものの、寄せる途中でバラしてしまったのが2匹と、ほぼ「ボウズ」。
ま、人が結構入っていたのでそれも仕方ないか。

帰りに必ず寄る地元の蕎麦やさんは、順番待ちができていた。

一年がかりで100件目

2005年04月21日 | 雑記
gooblogを始めてちょうど1年、これが100件目のアップになる。やたっ!
初アップのテーマはルアーフィッシングだったので、100件目もルアーフィッシングがよいなあ、などと思ってはみたものの、今年の初釣行は今週末。結局今回はこんな内容で。



先日の夜、帰宅したらリビングに昔のアルバムが何冊か乱雑に置かれていた。
なんでこんなもん引っ張り出したのか聞いたら、中学生の長男が学校の課題で自分史みたいなものを作るため、赤ん坊の頃からの写真をいくつか集めるのだという。

アルバムを見ると、赤ん坊の頃の長男の他に当然のことながら若かった自分の写っている写真も多数あった。
10数年前、、、、若いね。_| ̄|○

まず体型が違う。私は子供の頃からやせ形で、今もやせている方だが、写真を見るとウェストがキュッと細くて、全体に華奢な姿は若者だ。
髪の毛も真っ黒でぼうぼうある。

あれから増えた体重は腹回りに集中していて、髪の毛は白髪が目立ち、ボリュームもなくなってきている。
先月、いつも行っている美容室の美容師さんから育毛剤のサンプルもらったっけ。もうとっくに使ってるっつーの。

当時ポッチャリした赤ん坊だった長男は、現在、写真に写っている当時の私と身長体重が同じだ。_| ̄|○

あー今週も飲んだ

2005年04月16日 | 酒蔵
月曜日、焼き芋焼酎の「諸白」、「?ないな」、「園の露」
「諸白」はクセがなくて飲みやすいと思ったけど、「?ないな」は前回とどうしても味が違うような気がしてならなかった。体調よくなかったのか。
『これ「晴耕雨読」と間違えてない?』店長に2回も確認してしまった。

水曜日、最初の店で「吉兆宝山」そのあと「無濾過不二才」「山ねこ」「十四代の米焼酎」原酒
「吉兆宝山」は黒麹のコクがありうまい。
キープしていた分を飲みきってしまい、他にめぼしい焼酎がみあたらなかったので店を替えることにして、馴染みのDへ。

Dに無濾過の不二才が入ったというので早速それを注文。不二才に無濾過があること自体知らなかったので、ラベルを見せてもらったらなんか印刷が失敗したような中途半端な色の独創的なデザインだった。
味は悪くない。でも個人的な好みからいうと飲みなれた不二才の方が好きかな。

その後「山ねこ」を注文して飲んでいたら、おもむろに店長がやってきて『これなんだか分かりますか?』と言って、琥珀色の飲み物を持ってきた。
あー原酒だなー、これやるとはじけちゃうなーと思いつつ一口飲んでみると、試飲で2、3度しか飲んだことがない「百年の孤独」の味だ。その通り答えると『ぶっぶー!これは十四代の米焼酎でーす』ときた。
『いやいや、このトロリとした甘さは麦だろう。』
『確かに味は「百年の孤独」に似てるかもしれませんが、これは十四代さんで造ってる米焼酎なんですよ』
普段米焼酎は飲まず、原酒も封印しているのだが、こいつは美味かった。
この1杯が効いたようで、翌日は昼近くまで頭が重かった。

木曜日、ビールだけで軽く。

金曜日、宅飲みで「黒七夕」

電車男

2005年04月10日 | 雑記
昨日は陽気が良く桜も満開ということで、デジカメを持って散歩に出かけ、途中散歩ルート上にある書店に寄った。
書店の話題の本コーナーには「電車男」とその関連本が平積みされていた。
「電車男」が出版されたのは去年の話だが、最近中谷美紀さん主演で映画化が決定し話題になって、また本が売れてるらしい。
自分は2chの住人ではないが、ときどき覗きにいくことはあるので、2ch語は大体理解できるが、書籍化されると読みづらいね。
といいつつ2~3分立ち読んでしまっただろうか、電車男のレスばっか拾い読みして半分近く読んでしまった。次の展開が気になってついつい読み進んでしまいますね。

本は買わずに帰ったけれど、なんとなく引っかかるものがあり、晩酌で「黒七夕」を飲みすぎたせいか夜中に喉が渇いて一旦目が覚めたら、気になって眠れなくなってしまった。

今朝になってネットで「電車男」をググッたら、ちょうど去年の今頃の「電車男」の板が保存されているサイトを見つけてしまった。それでもってそれを全部読んで今日一日を潰してしまった。

電車男とエルメス出会いのきっかけは別として、その後の行動はワシらの世代じゃ普通のアプローチだと思うけど、なんか周りの応援とか電車男の素直さとか妙に感情が入ってしまって、久々に余韻の残る本を読んだって感じだった。
自分は遠距離通勤のサラリーマンなので週に1~2冊程のペースで文庫本を読むが、暫く余韻と感動が残る本は年に何冊もない。

実のところを言うと、自分と奥さんが初めて出会ったのは電車の中だった。
漏れって元祖電車男?!