疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

山本五十六

2011年12月26日 | 映画・DVD
山本五十六が主人公の映画はいくつもあるんだろうけど、これほどに温厚な人物だったのだろうか。
こんな人格者である山本五十六役は、役所広司さん以外では思い浮かばない。
軍人でも武士でもサラリーマンでも、DAIWA-MANまでも演じてしまう幅の広さに脱帽です。

役者さんでいうと、キリがないくらい実力者揃いで、一言で言うと豪華。

戦争映画なので女優さんは少ないが、五十六の姉役の宮本信子さん、ワンシーンだけだけど印象深かった。

この映画は事実に忠実だと思っているが、日本の歴史について大いに勉強になった。

太平洋戦争が始まった原因については、日本人なのにあまり詳しくはなくて、日独伊三国同盟に加盟した事に腹を立てたアメリカが石油の輸出をストップしたため、立ち行かなくなった日本が戦争の火蓋を切った。
この程度の知識しか無かったのだが、当時の世論が、国民の多くが、アメリカとの戦争に勝てると信じていて、戦争を望んでいたとは。。。

山本五十六については、真珠湾攻撃のヒーローというイメージばかりあるが、そもそも戦争は反対で、始めてしまった戦争をいかに早くきれいに終わらせるか、そんなことばかり考える人物だったとは。。。

学校教育の問題なんだろうか、自分だけなのか自国の事なのに知らな過ぎ。

映画の内容も良かった。
戦争映画というと、理不尽な暴力や、残酷、不幸が付きものだが、この映画はグロいシーン抜きで仕上がっていて、安心して観られる戦争映画。

観客に高齢者が目立ち、150分という長い映画なので、上映中にトイレのため(と思う)席を立つ人が目立った。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

2011年12月24日 | 映画・DVD
最初から最後まで、ずっとハラハラしっぱなし。
アクション映画の王道行ってますな。

昔007シリーズが大好きで、新しいシリーズが公開されると必ず観てた。
あのハラハラドキドキ感が堪らなかった。そんな感覚がよみがえってきたよ。
今の映画レベルと比べるとCGなんてほとんどなく、特撮レベルでよく頑張ってたよな。


トム・クルーズが若い。御年49歳だっけ?
体型だって、中年のそれとは全然違う。やっぱりかっこいいね。
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の公開に先駆けて、トム・クルーズが来日していたけど、インタビュー映像では髪の毛が短くておっさん化していて、映画とはだいぶ違う印象。


仕掛けが大きいんだけど、大金なアクションでそれを上手に使い切ってる。
昔からのシリーズの良いところは残してあるし、観ていて気持ちがいい。
劇場の大きなスクリーンで観るべき映画だな。

このような迫力ある映画を2Dで楽しめるんだから、無駄な3D映画なんか作るなよと。

二週間振りに劇場で「リアル・スティール」

2011年12月16日 | 映画・DVD
いい映画だったなあ。
ラストは「ロッキー」と重なってしまった。そう感じた人も多いのでは?
ツーンと目頭が熱くなりましたよ。

ロボットといえばアシモを擁する日本。
日本語があちこちに出てくる。
マックス君は日本語のTシャツ着て「ミギ・ヒダリ・アッパーカットニカイ!」なんて言うし、ロボットに漢字がペイントされてたりする。

ラスボスの最強ロボットのデザイナーが日本人という設定だし。

ヒュー・ジャックマンというと、どうしてもX-MENのイメージが強すぎる。
今回は頭が悪くて短気なダメダメ人間だけど、純粋な男の役。これがとてもしっくりきた。
賢いマックス君といいコンビネーションなんだよね。

ダコタ君とATOMのダンスコラボも嫌いではない。

万人受けするであろう、オススメの映画。