疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

私は貝になりたい

2008年11月30日 | 映画・DVD
もっと重い映画だと思って観たんだけど、主演の中居くんは普段のイメージがダブってしまい、重さに欠ける。
鶴瓶さんが出てくるとますますバラエティーをイメージしてしまう。
最後まで映画の中に入り込むことはできなかった。

出演者の中では、石坂浩二さんが圧倒的な存在感を見せてくれた。
あとは上川隆也さんぐらいかな。
他はぱっとしない。

この映画、フランキー堺さん版のリメイクで、ある年代以上の人には知られた映画だ。
自分も見てはいないが、ストーリーは知っていた。
よっぽど良い映画だったんだろう。きっと前作を越えてはいないだろうな。

ただ、最期のシーンの中居くん、すごく痩せていて役作りにかけた意気込みの強さを感じさせてくれる。

駄「ブラインドネス」

2008年11月24日 | 映画・DVD
テレビCMでも流れていたけど、原因不明で人類が次々と失明していくパニック映画。

テーマは良いんだけど、ストーリーがありえない。
途中もいやな気分にさせられるシーンがある。
終わり方も釈然としない。
映画としては駄、ですな。

これ洋画なんだけど、木村佳乃さんが出ていて、日本人同士の会話は日本語。
それに日本語の字幕が出る。
日本語なのに、つい字幕追っちゃうんだよね。

通常、英語を翻訳して字幕にする場合、1回に表示できる文字数と、1回の表示時間の関係から、略されるケースがけっこうあると聞いたことがある。
ところが日本語→日本語はまんま全部でした。全然省略がなかった。
日本語だと、ちゃんと収まるものなのかな。

ハッピー・フライト

2008年11月23日 | 映画・DVD
22日は公開初日の「私は貝になりたい」を観ようと思っていた。
ところが前日一緒に飲んだFさんからハッピー・フライトの監督は外さないゾ!と言われ、そんなものかと優柔不断にも変更。

昨夜レイトショーで観てきた。
冒頭、フライトシミュレーターで飛行の訓練をするシーンがあり、そこで機体が大きく振動するのだが、それに合わせて座席もズズンと振動した。
おー、新しいシアターってすげーな!席にこんな設備が付いてるんだと感心してしまった。
すると誰かが地震だ!
確かに。本物の地震でした。


主役の綾瀬はるかさん、先月観たICHIとは別人のよう。
うまいというか、勘がいいんだろうな、周囲との絡みがしっくりきていて違和感がない。

この映画、小ネタがいたるところに仕掛けられていて、全然飽きない。
パイロットやCAの実態は全然知らないが、妙に納得させられる。

とてもよくまとまった良い映画でした。
一人で観るより、家族やカップルで観た方がいいね。


酔ってメールしたらアカンでしょ

2008年11月16日 | 通勤電車の車窓から
酒を飲んだあと、電車の中でメール書くことがある。
自分の携帯はWillcomのスマートフォンでキーボードが付いているので、文章はかなり早く入力ができる。

酔ってメールするのは絶対やめようと思った。
メールの内容も、出したことすら覚えていないことがあるから。

翌日、「Re:変なタイトル」みたいなメールが来て、なんだこのタイトルと内容?
と思ってメールを開くと、どうやら自分から出したメールの返信らしい事に気が付く。
メールの送信履歴を見ると、確かに「変なタイトル」が残っている。

一度、送信先を間違い、別の人へ送ったことがある。
これで酒飲んだあとは絶対メールしないと決めた。

金曜日、いつもの店で飲み、電車に乗ったところでメールの着信があった。
時間は0時近い。
酔ってるもんだから半ばまで読んで内容を早とちり。
あわてて勘違いのまま返信したが、深夜で相手は女性。
出したあと、着信したメールをもう一度読み返したら、発信時刻は21:30頃で別にあせって返信するような内容ではなかった。

携帯はWillcomのPHSのため店内は圏外で、店の外に出てからメール着信になったわけだ。
なにも夜中にメール出していたわけではない。

絶対に、酒飲んでからメールするまいと誓った。

ブーリン家の姉妹

2008年11月03日 | 映画・DVD
近所のシネコンでは上映していないので、電車に乗って上映館まで行ってきた。
ナタリー・ポートマンが主演なので。
1ヶ月くらい前にも「宮廷画家ゴヤは見た」というナタリー・ポートマン主演の映画を同じ映画館で観たっけ。

なかなか衝撃的な内容の映画でした。
ひらたく言っちゃうと、昼メロのどろどろ愛憎劇を国家レベルでやっている。
これが史実なのか通説なのかはわからないけど、エリベス女王に続くとは驚いた。

「宮廷画家ゴヤは見た」では美しいナタリー・ポートマンを見たかったのだが、変わり果てた姿を見せ付けられ、そこは期待とは違った。
今回、美しいナタリー・ポートマンであったが、性格がひん曲がってる。
王妃の地位を磐石なものにしようという執念がものすごく出ていて、それが実によく伝わってきた。
迫力ありましたよ。

スカーレット・ヨハンソンとの対照的な姉妹の組み合わせが、映画の見どころだったかな。

どこの国でも、権力者の陰に女ありなんだね。

良い映画だった。