岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

6月6日 国会決議「アイヌ民族は先住民族」

2008-06-06 | おにき日記
 アイヌ民族を先住民族として認め、関連する政策をさらに推進するよう政府に求める国会決議が採択されました。ようやく……と、嬉しいです。
 決議は、(1)アイヌの人々を日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族として認める、(2)高いレベルで有識者の意見を聴き、アイヌ政策をさらに推進する、の2点を政府に求めています。
 昨年9月に国連で「先住民族の権利に関する宣言」が日本も賛成して採択されていますが、やっぱり北海道洞爺湖サミット開催という“外圧”が契機でしょうか(>_<)。G8首脳会議にさきがけて、7月1~4日、アイヌの人たちによって、「先住民サミット」が開催されます。
*          *          *
 今日は保健福祉委員会があり、9月に実施する人権問題についての市民意識調査、高齢者実態調査報告、児童相談所に関する総合政策審議会の素案などについて説明がありました。市民意識調査ですが、5年前調査との比較をしたいとのことでした。今後に生かすためには、現在の課題や今後への方策も含め、岡山市としての目的を明確にもって調査をすべきではないでしょうか。多くの政令市の人権についての市民意識調査は、専門家を入れて行っています。


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6月4日その2 国籍法「結婚要件」は違憲

2008-06-04 | おにき日記
 家に帰ると、知人から“The Japan Times”の記事がメールで入っていました。もう英文で流れている……。
 今日、最高裁大法廷は、結婚していない日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた子ども計10人が日本国籍を求めた2件の訴訟の上告審判決で、「家族生活や親子関係への国民意識は変化しており、今日では不合理な差別に当たる」として、両親の結婚を国籍取得の要件とした国籍法の規定を違憲とする初判断を示したのです。原告全員の日本国籍を認めました。国会は法改正を迫られます。
 知人の関わる子どもは、日本生まれの日本育ち。彼女が産まれてからお父さんが認知したので日本国籍はとれず、彼女の妹はお腹の中にいるとき認知をしたので日本国籍。テレビのインタビューで彼女は、「日本国籍でないとなれない仕事、警察官になりたい」と答えていました。
 子どもたちの涙と笑顔。小さな体に背負わされる日本社会の重圧を想うと辛いですね。頑張らねばと身が引き締まります。対象者となる子どもたち。国内外、そして岡山にはどれくらいいるのでしょう。そして、認知さえ受けていない子どもたちの存在を忘れてはいけません。



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6月4日 シルバー人材センタ-新たに発覚した使途不明金

2008-06-04 | おにき日記

 今日は保健福祉委員会がありました。
 新たに発覚した300万円近くの使途不明金。なぜ、昨年10月までの使途不明金がなぜ今まで分からなかったのか。決算処理過程で4月に入ってから分かったとのことですが、見直してどんな経理体制にしていたのか。信じられないというのが本音です。
 昨年8月から銀行印は理事長が厳重管理をしていたということでしたが、後に銀行払出用紙に印鑑を押した白紙のものが約30枚出てきたとのことです。横領の手口の一端が証されました。
 真相究明にはまだまだ時間がかかりそうです。6月20日を目途に、7560万円の使途不明金の損害賠償請求の民事訴訟を起こすそうです。今回発覚した300万円、まだ全貌が明らかになっていない平成14年度以前なども対象になっていく可能性があります。
 気になるのが、岡山市当局から時々出る、「捜査上明らかにできない」との言葉。しかしながら、実態がわからないと、議員も正確に判断できません。これかもシルバーをしっかり見ていかなければなりません。


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6月3日 「セクハラ」事件の起訴を検察に求める要望署名に協力を

2008-06-03 | おにき日記
 以前にブログで書きましたが、2007年7月に岡山市職員内で「セクハラ」事件が起きました。被害者Aさんは勇気をもって岡山市に告発。3月26日、岡山市教育委員会は、加害者を「文書による厳重注意」処分にし、記者会見を行いました。
 セクハラとしての事実認定が2点にとどまり、強制わいせつ行為の事実認定がなかったことは残念でしたが、4月1日から岡山市のセクハラ相談窓口には新たにセクハラ専任の相談員が配置され、直通の電話もおかれました。Aさんの勇気の賜物ですね。
 5月21日には、Aさんを支える会と岡山市人事当局との話し合いが行われました。岡山市総務局長からは、処分まで長い時間がかかり、被害者へ負担をかけたことなどについて謝罪が述べられたそうです。話し合いのなかで、当局が事実究明のために真摯に取り組まれていたことが理解できたとのことでした。
 強制わいせつの事実認定については、今後は司直の手にゆだねられます。支える会では、岡山地方検察庁に起訴を求める要望署名を行っています。期限は6月13日です。私たちの事務所にもありますので、ご協力をよろしくお願いします。


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6月2日 家庭ゴミ有料化をめぐって - 環境消防水道委員会

2008-06-03 | おにき日記

 家庭ゴミ有料化をめぐって、市民説明会中間まとめについて環境消防水道委員会がありました。この6月10日から始まる6月定例議会で、継続審査中の条例が出されます。この条例が議決されると、来年2月からの実施予定です。
 5月31日までに行われた学区ごとの市民説明会は、77回、98,34人。出前講座も合わせると125回11,599人です。
 委員会の場では、生ゴミ処理容器への助成金など有料化に伴って導入される施策や環境保全施策、市民からの意見・質問に対しての岡山市の考え方・対応が示されていましたが、中味云々の前に、何よりもまだ市民説明会の真っ最中。6月議会で条例を通さんがために、進め方が拙速ではないでしょうか。説明会の場では、市民から真剣な意見が出されていました。それを真摯に検討するという姿勢には思えないのですが……。ゴミについては、市民との協働が何よりも大切です。6月議会の争点です。
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 夜には、岡山市管理職女性職員と女性議員の懇談会がありました。課長級以上職員は14人、女性議員8人。今回は一人ずつご欠席。皆さんの崇高な想いと姿に感銘を受けました。この輪が大きく広がっていきますように。


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