〈岡山市子ども読書活動推進の会〉の皆さんと一緒に中央図書館を訪問し、図書館長・職員の方と懇談をしました。子ども読書活動推進計画ができてから、図書館が岡山市全体のセンターとなり、市民や他機関などとの連携・協力体制の整備、関連団体のネットワーク化、子ども読書関連団体の活動状況を広く市民へ知っていただく取り組みをしていらっしゃいます。全体の活動が、見えて、わかりやすくなったと、会の皆さんは感謝の気持ちを伝えていらっしゃいました。岡山市立図書館HPからもその一端が感じられます。だからこそ、していらっしゃることが市民にもっと発信されるよう、「推進センター」の看板を中央図書館つけてほしいとも要望されました(^^)。
その他いろんな話がアットホームな雰囲気で行なわれました。西大寺「緑の図書室」開館で、新規登録者数は1.7倍に。場があると利用はぐんと高まりますね。
印象に残ったのは、例えばこの〈推進の会〉手作りの冊子やチラシも含め、図書館に届けると、郷土資料としてきちんと保管をしてくださるのだそうです。ネグロス・キャンペーンの活動を四半世紀してきましたが、資料は段ボールの中で眠っていて、その後これはどうなるのか…と思っていましたが、今からでも大丈夫かしら(^^)。
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今日は、初めての「豊かな循環型社会構築調査特別委員会」がありました。これから、①自然エネルギー・省エネルギー施設の普及などの低炭素化まちづくりの推進、②3Rや廃棄物の適性処理などの循環型社会の形成への取り組み、③環境に配慮した消費生活やくらしの普及の推進について、調査が行なわれます。
この委員会でどういうものがまとめられていくのかという討議になりました。特別委員会ですから、局をまたがっての調査ができます。項目をしぼって具体的な調査をしたいですね。先行事例も全国各地にあります。視察も意欲的に行ないたいです。
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委員会のなかで、原子力発電所事故によって、政府の中長期的なエネルギー安全保障及び地球温暖化への取り組みが大幅に見直される状況(目標値が低くなる可能性)となり、岡山市も国の施策との整合性が……と。原発による発電が二酸化炭素削減につながるという政府見解への疑問、また、温暖化防止への取り組みをしながら、温室効果ガス排出量が増え続けている岡山市は、精一杯の積極的な取り組みが必要だと一言申しました。
東京新聞の調査で、「電源立地地域対策交付金」交付規則が改正され、原発の新増設に対する交付金が増額され、運転中の原発については実際の発電量に応じて交付額が変更されることになったことが明らかになりました。立地外の都道府県に電力を供給した際に交付する「電力移出県等交付金相当部分」は、たとえ発電量がゼロでも、これまでは原発の規模に応じた交付金が支払われてきたわけですが、これからは、2年間の経過措置はあるものの、発電量だけが基準になるようです。これが行なわれたのは、福島原発事故発生1か月後の2011年4月13日、旧ソ連チェルノブイリ原発事故と同じレベル7に引き上げた翌日のことだそうです。原発事故収束の目途が立たず、多くの人たちが不安でいっぱいのさなかのことで、びっくり。菅首相もご存知のことでしょうね。お金を使うべきところ、他に議論を尽くし、検討されなければならないことは、いくらでもあります。
安全性に関する十分な議論が行なわれないままにお金で住民を分断し、原発建設を進めてきた。この強引な方法こそが見直されなければなりません。