岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

おにき日記 2007.01 17日~31日 log

2007-01-31 | おにき日記
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おにき日記2007.01  17日~31日

1月31日 フィットネス・クラブ

 23時30分、私は自分が通っているフィットネス・クラブに駆け込みました。今日でこの旧館はクローズし、2月から新店がオープンするのです。この間、ずいぶんご無沙汰だったのですが、最後に少しだけでもと。
 私は子どもの頃から運動音痴で、跳び箱を向こう側に越したことはないのです。苦手意識がずっとありましたが、体重増加にともない、仕方なく通い始めました。すると、音楽に合わせて体を動かすことにすっかりはまってしまい、毎日通うようになりました。体を動かし汗を流すと心も元気になります。まさに、運動は、“運”を動かすものだと実感しました。食わず嫌いではいけませんね。まだまだ出会っていない、自分の本来の姿や力を知らないのではと思う程です。
 私とまったく正反対の妹。スポーツ万能。運動は子どもの頃から群を抜いていました。でも、まさか、プロボクシングの日本チャンピオンになるとは……。芯の強い優しい素敵な妹です。
 


1月29日 柳沢発言

 いろんな人にお会いする毎日ですが、今日、私の顔をみるやいなや、涙をポロポロとこぼした女性がいました。長い不妊治療でようやく生命が授かったけど、うまくいかなくて、退院したばかりの女性でした。「傷つくことを言われた」、「保険が効かないから、検査や治療にお金がかかる」……。ただただ、彼女の背中をさすることしかできない私でした。心にも体にも、そして経済的にも負担が大きいのが不妊治療です。
 柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械、装置」という発言。彼にはこんな女性の気持ちは分からないでしょうね。「子どもを産まない、産めない」女性は、大臣の発想によれば「役にたたない機械」になるのでしょう。
 男女がともに、子どもを安心して生み育てる環境を整備することは、厚生労働省の施策の大きな柱のはずです。でも、柳沢大臣の発言は、政府が果たすべき役割を棚上げし、少子化の問題を女性側に責任転嫁するものに他なりません。そして、人間をモノ扱いすることは、どんな時にでも許されるものではありません。
 大臣はすぐに撤回されたそうですが、失言には本音が出ます。厚労相にふさわしくありません。議員にも、大臣にも、……、女性の政治参画が必要なのだと改めて思います。

1月28日 フルートの調べ

 今日は私が高校生の頃、とてもお世話になった知人の娘さんの、フルート・コンサートに出かけました。娘さんは、高校生になったときから東京に単身で住まい、音楽の勉強を重ねられてきました。1980年生まれですから、26~27歳ですね。10年ぶりの岡山での初コンサート。私は彼女が本当に幼いときに会って以来でした。
 私は音楽のことはよくわからないのですが、私がイメージするフルートの澄んだ穏やかな調べとは違う、現代的というか、キレがいいというか、そんな調べにびっくりしました。若さの勢いを感じ、微笑ましかったです。
 何ヶ月も前に、知人から娘への想いあふれるていねいな手紙をいただき、スケジュール帳にしっかり印をつけていました。気持ちのこもった企画は、本当にすがすがしいですね。私も心がけていきたいです。

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1月27日 片隅が、天である

 渡辺英俊さんをご存じですか? 横浜の寿町で、多くの野宿生活者や外国籍住民の人たちとともに暮らし、活動をしている牧師です。渡辺さんの講演会があり、多文化共生時代を迎える私たちに、多くの示唆をいただきました。
 聖書を引用しながら語られた、「100匹の羊のうち1匹がいなくなった。99匹をおいて1匹をさがしにいくこと。それは、1人のために99人が力を合わせること」という冒頭の羊飼いの話が印象に残っています。「最も片隅に置かれた人々と共に歩むことが社会を豊かにする」という演題に通じるものでしょう。
 新聞によると、1月24日に入管難民法違反容疑で、岡山市内の金属加工関係協同組合の代表理事(不法就労助長)と、インドネシア人6人(不法入国など)が逮捕されています。国が推進する「外国人研修制度」の悪用によるものですが、私には、「研修生・技能実習生」という制度自体が、安く外国人労働力を確保する方便とも思えます。
 実態からみると、「労働力」という機械やモノではなく、「労働者」としての観点が本来必要です。グローバル化の時代、日本の在留外国人数は年々増加しています。多民族・多文化共生に向けた総合的な施策が求められています。

1月23日 トルコの風

 トルコに留学中の友人が帰国。急遽、ほんの1時間だけ会いました。前々日、トルコ文化協会の新年会に参加したとき、彼女の消息が話題になっていただけに、突然の連絡にびっくりしました。
 私が選挙に挑戦するという話に、彼女は「鬼木ちゃんは、いつかはそうなると思っていた」と。そして、日本は政治が固定化して、選挙へのおもしろみがない。トルコは、選挙で政権をとった政党で、執行部の人事がそっくり入れ替わり、みんなの生活が変わるのだと。今はイスラム系の政党で、貧民層に手厚く、インフラがどんどん整備されている。選挙は義務なので罰則があるということもあるけど、政治や選挙への関心はみんな高く、投票率は高い。政治がおもしろいよ・・・と。
 政治にブツブツいうならば、選挙を大切にしてほしいと思うのですが、投票率アップは罰則以外にいい方法はないものでしょうかね。

1月17日 阪神・淡路大震災

 今日は、阪神・淡路大震災12周年。
 6434人の方が亡くなり、今も復興に向けて、精神面でも生活面でも多くの課題が残っています。尊い犠牲のなかで、震災は私たちに多くの教訓を与えてくれました。
 私が驚いたことの一つは、女性の方が男性より1000人も多く亡くなったこと。関連死をのぞく死者のなかの88%が家屋や家具類の倒壊によるもの。一人暮らし高齢者や母子家庭の女性など、女性の経済力の低さが、倒壊しやすい建物を選ばせました。また、避難所の責任者に男性が多く、女性の視点からのケア(赤ちゃんへの授乳、着替えへの配慮、心理面など)が弱かったようです。後の調査で、避難所でレイプがあったことも明らかになっています。
 防災に関する分野に女性の参画が極端に少ないことも含め、日本社会の男女のあり方の矛盾が、そのまま表れていると思います。防災にまつわる様々な手だてとともに、日常の暮らしを一人ひとりにとって健やかに築いていくことが、大切なのだと改めて感じます。

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