岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

おにき日記 2007.01 3日~13日 log

2007-01-31 | おにき日記
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おにき日記2007.1  3日~13日

1月13日 「六ヶ所村ラプソディー」

 今日は、「六ヶ所村ラプソディー」というドキュメンタリー映画を観ました。昨年末のドキュメンタリー映画「プージェー」に続いて、いい映画に出会いました。
 六ヶ所村では、2004年に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成。2006年3月にアクティブ試験に入り、2007年8月に正式運転予定です。鎌仲ひとみ監督は、工場ができた2004年から、村の風景・人々の暮らしや想いを追い続けています。
 この工場の風下には、美しいチューリップ畑や、有機無農薬で丹精こめてつくられる野菜畑や水田が広がっています。丸ごと真っ赤な有機完熟トマトをニコニコ顔で頬張る保育園の子どもたちの笑顔。その一方、職を失った漁師の雇用問題が深刻で、再処理を受け入れ、経済的にも雇用の面でも必要だという考えが行き渡っています。
 この村で生き続けるため、それぞれの選択をする村人たちの複雑な想いと重い現実、そして未来への希望が、淡々と、でも、深く伝わってきます。

1月8日 鳥取県の防災計画

 鳥取県は防災計画において、個人からの義援物資を原則として断る方針を1月7日までに決めたそうです。理由は、新潟県中越地震(2004年)などで、被災地の自治体職員が提供物資の仕分け作業に追われたが、義援物資の数や規格がそろっていないために被災者への配分が難しかったこと、また、義援物資が地元経済の復興を妨げたことを理由にあげていました。
 個人提供でも、ある程度数がまとまった物資については、物資や提供者などを一度連絡してもらいリスト化し、必要に応じて提供を依頼していくとのことです。
 ネグロス・キャンペーンというフィリピンへの支援活動を始めた当初、私は、私自身が持って行ける範囲で文房具を届けたことがありました。現地スタッフに、「ありがとう。でも、文房具より食べものが必要です。市場で売ってお金にかえてもいいですか」と言われ、返す言葉がなかったことを思い出します。
 モノを送る支援は難しいというのが私の実感。現地で本当に必要なのか、どのように誰が分配するのか、どうやって届けるのか。現地の経済を破壊しないのか。……。もちろん、すべてのモノを送る支援がだめだというわけではありません。
 岡山市の議会傍聴をしていると、「国が・・・」「県が・・・」という言葉を時々聞きます。鳥取県では、独自の調査をして判断しており、地方分権の時代に見習いたい姿勢だと思います。

1月6日 “鬼木のぞみ”という名前

 新年会・新年の挨拶周りの毎日です。昨今の厳しい状況のなか、「おめでたくありませんよね。なんとか政治を変えなければ」と言われたり、「一緒に頑張ろうね」と言われたり。
 さて、私の名前の「鬼木」は珍しい名前で、今まで岡山ではお会いしたことがありません。九州にある名字のようで、長崎県には棚田百選の一つ「鬼木棚田」があります。でも、県外に出ると、「岡山らしい名字ですね」(桃太郎のことかな?)と言われ苦笑します。
 今日はじめて、「私の子どもの同級生が鬼木さんでした」との情報がありました。聞くと、北九州の男性と結婚され、鬼木という名字になったようです。お会いしてみたかったのですが、今は転勤で岡山におられないとのことでした。
 また他の人に、「娘も“のぞみ”という名前です」と言われました。私の両親はクリスチャンで、「いつまでも存続するものは、信仰と希望と愛と、この三つである」(コリント人への第一の手紙)から名付けたそうです。
 私は自分の名前をけっこう気に入っていますが、子どもの権利条約を初めて読んだとき、「名前をもつ権利」、「名前を守る権利」(奪われてはいけない)とあり、改めて名前の大切さに気づかされましたが、自分の名前のルーツはご存じですか? 

1月3日 A Happy New Year !

 私は夫の実家である鏡野町で新年を迎えました。いろんな方にお会いしての新年でしたが、学生時代からお世話になっている友人にも会いました。彼女はいつも笑顔いっぱいで迎えてくれます。今もそれは変わりませんが、何年前になるのか、彼女は筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病して、今は首から下が動きません。
 私の顔を見たとたん、彼女のあふれる想いが口から飛び出します。彼女は旅行が大好き。昨年、嬉しかったことの一つが、長野県の善光寺参りです。2泊での旅行は難しいかとは思ったけど、多くの人の協力を得て実現をし、感動したようです。彼女のような重症の患者が旅行をできたこと。今後の参考にしていきたいと、暖かくなったら、行政関係者も含めて彼女を囲む場がもたれるようです。彼女は出かけていく先で同じ病気の患者や保健師と交流をされ、自治体によって随分違うものなのねと一言。
 自分の想いも含めて情報を発信していきたいと語る彼女に、元気をもらっての今年のスタートです。一人ひとりとの出会いを大切にしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。


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