岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

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11月20日 視察2日目は認定NPO法人フローレンス。訪問型病児保育&小規模保育

2013-11-20 | 議会





 市民協働男女協働参画調査特別委員会視察2日目は、訪問型病児保育と小規模保育「おうち保育園」など子育て支援事業を展開する〈認定NPO法人フローレンス〉です。2004年に設立された、スタッフ180人、2012年度収益5億1700万円という、岡山の感覚からいえば大きなNPO法人です。市民協働、ワークライフバランスと、両側面からの視察です。
 宮崎真理子(写真右端)事務局長にお話をうかがい、オフィスを見学させていただきました。今回の特別委員会は女性議員3人と心強い。たくさんのスタッフが事務所にいらっしゃいましたが、みた限りでは女性ばかりでした。

 このNPO法人代表理事の駒崎弘樹さん(30代前半)。社会起業家として以前から名前はお聞きしていました。女性が働き辛い課題としてある、病児保育と保育園待機児解消に、しなやかな現実的実践を通して、政府に提言。子ども子育て新システムに反映をしてこられた方です。NPO法人がロビー活動をして、政策を推進していく。NPO法人への寄付税制制度のロビイングもされてきたとのこと。今回、お会いできたわけではないですが、活動の様子を聞かせていただきました。

 徹底的に課題を分析して、事業としても安定して運営できるシステムを作っておられます。
 病児保育の実績は、2012年度で利用会員は2640名の子どもさん、4855件の出動。訪問したときは、23件でした。「子どもレスキュー隊員」とよぶ訪問スタッフは55人です。会員さんもクルーと呼ばれ、全体で活動を行うという考え方です。
 電話があったら90分以内にかけつけるというきめ細かさ。ドクター往診サービスも始まり、会員、レスキュー隊員ともに安心感があります。ドクターは子育て中の女性ドクター8人。女性医師の子育てと仕事の両立にも貢献ということです。
 レスキュー隊員の雇用契約は、月給と時給。病児保育のプロを育てたいという思いもあっての月給制度です。
 
 その他、いろいろとご紹介したいことはありますが、この法人のHPが充実しています。ご覧ください。情報はオープンにシェアしていきたいという姿勢が気持ちよかったです。とにかくしたいことがたくさんあると、事務局長さん。来年度にむけても新しい事業展開を準備しておられるということです。首都圏だからできる運営もあるでしょうが、岡山だからできることもあるはずです。岡山にもいろんなNPO法人があります。政策の在り方もふくめて、積極的な連携ができていくといいですね。


 

 

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