岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月22日 沖縄 読谷村より仲宗根盛秀さんをお招きして市民自治講座「沖縄の今 - 基地は、暮らしは」

2015-11-22 | おにき日記





 沖縄県読谷村より仲宗根盛秀さんをお招きして、市民自治講座「沖縄の今 ー 基地は、暮らしは」を行いました。
 辺野古強行着工への座り込みが続き、知事が国に提訴された直後という〝沖縄の今〟の状況に、お忙しい仲宗根さんに来岡いただいたのは申し訳なかったなぁと思っていましたが、お話しを聞きながら、「人づくり」「日本の民主主義を沖縄から。オールジャパンでとりくもう」という広く豊かな視点からも取り組んでおられるので、この時期に直接お話しを聞けたことをありがたく思いました。





 仲宗根さんは、翁長知事の「オール沖縄」の根幹は「イデオロギーよりもアイデンティティ」。翁長知事は安保容認の保守系であるが、沖縄のアイデンティティを持つ保守系議員を切り崩していく政府の対応に怒り、イデオロギーよりも共通の敵と闘う方向を選び、共産党も保守系翁長に共闘していると。
 翁長知事は安保容認ゆえに、「沖縄に基地が集中しすぎ、日米安保の負担は国民が等しく分担すべき」と言うことができる。オスプレイは日本全国で日常訓練を行っており、沖縄の海兵隊を運ぶ海軍の船は佐世保に配置されているので、沖縄の地理的優位性はない。
 辺野古では連日24時間体制の座り込みが続いており、県内各地から辺野古バスが出ている(字の色が変わったところをクリック)。那覇からは毎日であり、チラシには掲載されていないが、読谷からも出ている。
 工事の設計変更には県の承認が必要であったり、今年2月に辺野古海岸で見つかった土器が文化財として認められたので、名護市教育委員会は遺跡認定を県に求める方針。これが認定されれば移設計画に影響を与え、工事にはハードルが幾つもある。
 何より〝闘いの場は「創造の場」。反動的な攻撃に打ち勝つ思想・文化の構築をしよう〟と、琉球の文化を取り入れた新しい運動作りをしておられます。民族衣装を着た「SAELDs琉球」や元気な「ママの会」の活動にもふれられました。
 運動を進めるうえで大切なこととして、阿波根昌鴻さん(伊江島で「命どぅ宝」主宰)の言葉「鬼に対して鬼になるな 人間になれ」に触れられました。仲宗根さんは5年前に岡山にこられたときに、「軍隊は決して住民を守らないということを、理屈ではなく現実のこととして沖縄の人たちは知っている。これが原点」と言われましたが、仲宗根さんは運動の中で、警官や海上保安官の人にも話しかけ、文化を大切に、心と心が触れ合う方法で進めておられます。
 辺野古も安保法も、日本の民主主義を守る闘いとして、「オールジャパン」で闘うべきと結ばれました。
  


 この市民自治講座は、横田えつこさんが生前企画した最後の講座です。仲宗根さんは横田さんの人となりや政策の確かさにもふれてくださって、感激しました。写真は5年前に仲宗根さんをお招きしたときの写真です。
 横田さんは何よりも「平和」を希求し、そのためにも「住民自治」の大切さをベースにしておられました。みんなで市民自治講座をさらに豊かにしていきたいです。ご提案も大歓迎です。




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