視察二日目は、2008年4月に地方独立行政法人に移行した那覇市立病院です。岡山市では、市立病院が来年の4月の独法化にむけて準備中。私自身は、独法化直後にこの病院に市民ネットで視察にきましたので、2回目です。
モノレール「ゆいレール」の那覇市立病院駅から橋でつながり雨にぬれることなく徒歩1分。新・岡山市民病院もこのようにと思います。
オープンにざっくばらんに、進め方、進捗状況、メリット・デメリット、課題などについて話をしてくださいました。
中期目標設定は4年ごとであり、議会も経て中期計画が市から病院に示され、達成状況の評価は評価委員会が毎年行ないます。診療報酬改定etcに対応するために、単年度会計で議会を経るよりは、迅速に柔軟に対応することができるのは、メリットかと思われました。
単年度黒字に転化していますが、支出減の大きな部分は人件費であり、人件費率約は60%超から53%へ。一方、その分、人員を増やして市民からの評判もよく、入院患者が36%増になっているということ。労働条件部分では、労働組合との交渉が何度も続いたということで、その中味についても話してくださいました。岡山市には組合との誠実な話し合いをと常に求めています。
左側が那覇市立病院の方で、半袖かりゆし。私たちは秋深しという出で立ちで、この視察、体温調節には戸惑いました。