岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月13日 母が天に召されて、ちょうど1ヶ月となりました

2020-05-13 | おにき日記




 母が天に召されて、ちょうど1ヶ月となりました。岡山の伯母(母の姉)宅を訪れ、いっしょに食事をしました。
 もう1ヶ月かな、天国で楽しくすごしているよね。と、話しながら。母と会えるのは、年に数回、短時間でしたが、近くに暮らす伯母と、こうした何気ない時間を積み重ねられるのは幸せなことです。
 母はお寿司が好きで、ちらし寿司や巻き寿司をときどき作ってくれました。私の子どもの頃は日々の暮らしに精一杯でしたから、上に乗っていたのは、錦糸卵とエンドウだけだったように思います。

 2月に母の調子が悪くなり、私たちきょうだいは、母を最期まで在宅で看取りました。末の妹がずーと居てくれて、もう1人。母からいうと子どもや孫たちが、ローテーションで入りました。
 どうしたら、できるだけ楽に楽しく過ごせるのかと思う日々。母は食いしん坊でしたから、3食のメニューも大切な要素でした。
 とにかくありがたかったのは、毎日来てくださる訪問看護ステーションの存在でした。病気や介護へのスキルはもちろんですが、患者の意思をとことん尊重し、患者や家族と信頼関係を築きながら、よりよい終末ケアを行う。
 「自分でできるので」と、はじめは頑なだった母の心が柔らぐのに、そう時間はかかりませんでした。まったくはじめてのことに向かう家族にとっては、心の拠り所でした。
 そして、なるほどと思ったのが、「点滴」をしないことでした。必要以上の延命を臨むものではありませんでしたが、口から食べられなくなると、素人の私たちは「点滴」ができないものかと思いました。
 母の状態での点滴は、腹水・胸水・むくみの原因になり、本人にとってはさらに苦痛となるとのことでした。最後は、自分の体の水を上手に使って、パンパンに張っていた足のむくみやお腹の腹水などもとれだしました。そして、体が楽になりました。なるほど。
 人間の体は神さまが上手に作ってくださっているのよと、母はよく言ってました。「自然に」を旨としてきた母の言葉を最期に目の当たりにしました。

 5.12の夜は、母と同い年の方と、テイクアウトで食事をし、デザートは柏餅とスイカ。母は、この時期、サルトリイバラの葉を山に取りに行き、柏餅を作ってくれていました。スイカは闘病中に「美味しいねぇ」と嬉しそうによく食べていました。
 いっしょに偲んでくださって、感謝です。


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