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「食」「住」の次はというと

2012-01-22 23:49:13 | 社会・経済



年末年始から福島において定時降下物から検出されるセシウムの量が
多かったことに関して、中部大学の武田教授が、がれき焼却による
可能性が高いとの見解を自身のブログで述べておりました。

先月は山形で定時降下物からの奥のセシウムが検出されて、
これもがれき処理の影響じゃないか、と言われていたわけですが、
福島の件も併せて考えれば、その疑いを持たざるを得ないようです。

別に、武田教授が言うから、それをまんま信じるということではなくて、
他に有力な説も見あたらないってなことがあるわけです。

例えば風で放射性物質が舞い上げられたんじゃないか、とも言われましたが、
その当時は特にその原因になったと思われる気象条件があったわけでもなく、
別の要因ではないかと、それががれき焼却などではないかと。

ま、それに反論するような言及をしている学者センセーもいないようですし。


さて、福島県二本松市のマンションに使われていたコンクリートが
放射能汚染されていたり、ストーブで燃やす薪からもセシウムが検出されたりと、
福島第一原発事故による放射能被害の影響が拡がっておりますが。


やはり、汚染の疑いのある物質は何にせよ、そこから持ち出して
移動させるべきではなかったのではということですよね。


被災地からの花火の使用を拒否すればその自治体を非難し、
被災地からの薪の使用を拒否すればその自治体を非難していた人達は、
今はどう考えているんでしょうか。

そのとき、住民からの反対に屈せず、被災地の応援のためだと
花火や薪を使用したことで、その地に放射性物質がばらまかれる結果に
なったかもしれないことが以上のニュースから今では十分考えられるわけで、
実際そうなったとしたら、どう言うつもりだったのですかね。

そんなの微量だから大したことない!
なんて、今の政府みたいなことを言うのでしょうか。


もはや、放射能汚染されたコンクリートなどの建設資材が、
全国に流通している可能性はあるわけです。

でも、それを福島応援!頑張れ福島!とか言ってすすんで流通させたり、
その汚染拡大の危険性を言及すると、被災者感情を傷つけるとか言って
反対する発言を封じ込めたり、そういうのは正しかったのでしょうか。


さて。
牛肉、お茶、コメ、コンクリートに薪、本当はもっとあるでしょうが。
食と住において放射能汚染の拡大が発見されましたので。

次は、衣食住の残る「衣」においても同様のことが起きたとしても、
全く驚くには値しませんね。

汚染されたものを流通させないんだという信念のもと、
十分に検査され管理されたにも関わらず検出されるというのなら別ですが、
現実には大した検査など経てなかったわけですからね。

そういう基準も仕組みも、役所の取り組みもないのですから。


まさに毒の染みこんだ服を着るヘラクレスのような事態が、
もうどこかで起きているのかも知れないのです。