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「核なき世界を」とプラハで演説したらノーベル平和賞を受賞してしまった
オバマ大統領ですが、そのアメリカが、昨年11月に核実験をしたと発表しました。
昨年11月にも新型臨界前核実験=オバマ米政権、4回目
米エネルギー省の国家核安全保障局(NNSA)は5日、
ニューメキシコ州のサンディア国立研究所で昨年11月16日、
強力なエックス線を使う手法の臨界前核実験を実施したと明らかにした。
同様の実験が2010年11月から計4回実施されたことになる。
通常の臨界前核実験は、地下核実験場で高性能火薬を爆発させ、
衝撃波によるプルトニウムの反応を確認するが、新方式では核実験場や火薬を使わず、
「Zマシン」という強力なX線発生装置を用いて核兵器の爆発時に近い状態を作り出す。
イランとか北朝鮮とか、他の国が核開発をしようとすると異様に批判し、
やれ経済制裁だとか高圧的に出るアメリカですが、自らが核実験です。
こういうの、他人に厳しく自分に甘いというのでしょうね。
だって俺、アメリカだもん!ってなカンジなのでしょうか。
さて、その核実験に対して我が国はというと、
米核実験に抗議せず=藤村官房長官
藤村修官房長官は6日の記者会見で、米国が昨年11月に臨界前核実験を
実施したことについて「包括的核実験禁止条約(CTBT)で禁止される
核爆発を伴うものではない。わが国として抗議や申し入れをするつもりはない」
と述べた。その上で「オバマ大統領の核兵器のない世界に向けた取り組みを支持し、
米国と協力して国際社会の議論を主導していきたい」と語った。
ああ、やっぱりねえ。
なんたるへっぴり腰でしょうか。
唯一の被爆国だ、なんて割には親分の核開発には何も言えないのですね。
ま、自ら原発を商売にしてる時点で言う資格もありませんかね。
核爆発を伴わなければいいというのなら、
開発という段階だって爆発してなければいいわけでしょう?
なら、イランや北朝鮮が核開発をしてるとしても、
非難する筋合いなんてないんじゃないのでしょうか。
で、核開発が各国から非難されているイランに対しては、
イラン産原油の輸入禁止制裁をEUが合意してましたが。
EUの対イラン禁輸を歓迎=日本に追随求める-米
米国務省のヌーランド報道官は4日の記者会見で、欧州連合(EU)が
イラン産原油の輸入禁止制裁で原則合意したことについて、
「非常に良いニュースで、米国とEU諸国の緊密な協議の結果だ」と歓迎した。
同報道官はまた、「欧州などの同盟国やパートナーだけでなく、
世界中の国にもこうした措置を期待する」と述べ、日本や中国などに
イラン産原油の輸入停止や輸入量削減を求めていく考えを示した。
ま、アメリカが簡単にイランの石油資源を諦めると単純には思えませんが。
なにかウラがあって後でごっそり頂戴する算段ではないでしょうかね。
アメリカだけでなく、こうした措置のウラでは得をする輩がいるのでしょう。
そこを日本はただアメリカにならって、
イラン産原油の禁輸を決定したりしないでしょうね?
イランからの輸入を止めたら困るのは日本のほうですから。
春に全部の原発が止まるかも知れない国がやれることではないと思いますが。
それに核大国のアメリカのことは認めて、イランの疑惑は許さないなんて、
明らかにダブルスタンダードですから。
いや、ひょっとして。
この禁輸という圧力を利用して、
イランからの原油が利用できなくなった!
原発を稼働させなきゃ!
なんて考えているのかもしれませんね、我が国は。