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「放射能」という、ネッソスの毒

2011-04-19 00:03:41 | 日記
城南信用金庫さんが表明している意見が極めてまっとうだと、
評判のようでありますね。


 原発に頼らない安心できる社会へ


泣かせるのはココです。


 今回の事故を通じて、原子力エネルギーは、
 私達に明るい未来を与えてくれるものではなく、
 一歩間違えば取り返しのつかない危険性を持っていること、
 さらに、残念ながらそれを管理する政府機関も企業体も、
 万全の体制をとっていなかったことが明確になりつつあります。


勇気がある意見表明です。
企業体としてこういうメッセージが出せるのですからね。

普通、いくらこういうことを思っていたとしても、
原発反対だとかいうことを言ったとたんに取引を停止しろとか、
取引先からはそんな圧力がかかることだってあり得ることですし、
一般の預金者からでさえも反発があるかもしれないのです。

そうした危険を省みずに堂々としているのは素晴らしいです。

自分なんか、匿名だからこそ原発に関して適当なことを
ブログで言ってられるのですが、これが素性を明らかにしては、
企業人としては言えやしないのですから。

だって自分の評価を落とすだけならまだしも、
他の人にまで迷惑をかけてしまうことになりかねませんから。


でも、これまではやれエコだ環境だと、
そういった運動に繋がる仕事は積極的に取り組もうみたいな、
そんな空気がどの業界にもあったと思うのですが、
それは一方でCO2削減・原発推進という側面も持つんですけれども、
もはやこういう自体になったからにはそうじゃなくて、それに代わって、
脱原発ですよと、それが社会の目指すべき方向ですよと、
社会全体で、産業界全体で言ってもいいのかもしれないですよね。


さて、自分も含めて、福島第一原発の事故以来、
閲覧することが多くなったウェブサイトというと、
中部大学教授・武田邦彦氏のブログがあるのではないでしょうか。

武田氏といえば「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」や
「偽善エコロジー」などの著書で地球に優しいエコといった活動の
ウソ・偽善を著し、テレビなどにも出演していましたが、
正直、自分的にはエコも偽善だけどその反対に立場を置いて、
それはそれで偽善じゃねえかなと、結局コマーシャルな学者だなと、
穿った目で氏を見ていたのですが、このブログを読んでいるうちに
その考えは変わりました。

今回の事故について原子力について、
危ないところは危ないと、そうじゃないところは大丈夫だと、
非常に真摯にまじめでわかりやすく語っていて、
これはウソじゃないなと、とても信頼できると感じました。

かたや大マスコミの報道や政府、逃凶電力の記者発表の、
なんと信用のおけないことでしょうねえ。


そんな大マスコミや政府、逃凶電力によると、
この夏は大規模な電力不足に陥るとかで、
さらなる節電対策が必要とのことですね。

その対策のひとつに、もはやクールビズでもなく、節電ビズとかで、
Tシャツや短パンでオフィスに出勤してもいいんじゃないかという、
そんな意見もあるようですね。

実際、東京証券取引所では節電ビズとして、ポロシャツでの勤務を
認めるということで。この動きはもっと拡がるんじゃないでしょうか。

そうなったら、ポロシャツ大好きな割には、シーズン1-2回位しか
手持ちのポロシャツを着回せない自分にとってはウェルカムなのですが。


でもですよ、一方で。

ひょっとして雨が放射能に極度に汚染されていたとしたら。
そして梅雨やゲリラ豪雨で雨に濡れたそのポロシャツを着続けたとしたら。。


ギリシャ神話で、毒が染みた服を知らずに着てしまい、
その毒に身体が冒され死に至ったヘラクレスのように、
そんなふうに被爆してしまうのではないかと、、

なんか、放射能に対する不安が増殖ばかりして、
そんな妄想までしてしまう今日この頃なのです。

杞憂なことを祈ります。