即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

高校サッカー決勝

2011年01月10日 22時58分51秒 | スポーツ
滝川二初V、5─3で久御山破る…高校サッカー(読売新聞) - goo ニュース

ずっと見てきた高校サッカー、今日決勝が行われ、滝川二高が優勝しました。
一時は一方的かと思われたけど、試合終了直前には久御山が4-3と追い上げ、よもや同点か、と思わせましたが、最後の最後でまた1点を追加して、滝川二高が力で押し切りました。
さわやかで高校生らしくいい試合だったです。

優勝候補と言われていた千葉の流経大柏が準決勝のPK戦で負けてしまい、千葉県民としては残念だったけど、全体的にはなかなか逸材も揃っているようだったし、昨日のザックジャパンの情けない試合運びを見た後のモヤモヤが吹き飛びました。

と、それはいいのだけど、日本テレビの深夜のダイジェスト番組、広瀬アリスの高校サッカー魂 ハイライト
これ、見ましたか?



普通に試合のダイジェストをやればいいのに、合間合間に、応援団長と称するこのアイドルの卵が登場し、うそ臭いへんてこな一人ドラマを繰り広げる。

これ、必要なんですか?
普通に各チームの紹介とか、選手の特長とか、そういう流れじゃだめなんですか?

はっきり言って僕はしらけてしまうのだけど。
バッカじゃねえの、って思ってしまうんだけど。

スポーツ番組でしょ?

男臭い体育会的な雰囲気の中に、きれいどころとかかわいこちゃん(両方とも古っ!)を入れたい気持ちはわからなくもないけど。

しかし何年も前からずっとこの演出でやってきてるみたいですね。
ほんと、好評なの?
こういう演出を入れた方が視聴率上がるってことなんでしょうね?

完全に制作者サイドのマスターベーションとしか思えないけど、ちゃんと調査したり、どういう受け止められ方をされてるかわかった上でやってるんでしょうね?

いまどきのサッカー好きな若い人は、この子が登場するのを見て、ワクワクしたり、より試合を見る気持ちが盛り上がるって思ってるわけですね?

どうせオヤジはターゲットじゃないわけですね?

前に何度も何度も書いてきたけど、最近のテレビ番組のレベルはどんどん落ちてきていると思います。
制作費の問題や他のいろんな原因もあり仕方ない部分もあるのでしょう。
いやなら見なきゃいいじゃん、というのも正論だと思うのだけど、なんだか情けなくて仕方ないのですねえ。

一生懸命こういう演出がいいと思って取り組んでるスタッフが。
それを認めてる日テレの上層部が。

何よりもすべてをサッカーに賭けて完全燃焼している選手たちをバカにしてるんじゃないかとまで、思えてしまうんだけどね。
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王将戦第一局

2011年01月10日 11時32分36秒 | 将棋
王将戦第一局がおととい昨日の2日間、鳴門市「大塚国際美術館」で行われました。

将棋:久保王将が88手で豊島六段降す 王将戦第1局

20歳の若武者がリーグ戦で蒼蒼たる面々を破って初登場。
久保王将としては、いつも相手にしてる羽生世代や同世代とはまた違うやり難さがあるはずです。
どんな戦いになるのか、新鮮な顔合わせがとても楽しみではありましたが、結果、久保王将、全く危なげなかったですね。

後手久保王将のゴキゲン中飛車に対して、先手の豊島六段は4六に銀を繰り出す展開になりましたが、終始リードしていた久保王将がそのまま安定した強さで押し切りました。

格の違い。角の違い。
堂々とした王者の風格、そして指し回しでした。

初陣の豊島六段は羽織のひもが取れることもなく、初体験の封じ手もこなし、思い切りぶつかっていきましたがやはり知らず知らずのうちに肩に力が入っていたのでしょうか。

そして、普通の旅館の和室とはまた違うあの独特の雰囲気というのも緊張に輪をかけたのでしょうか。
自分の力を出し切れなかったようです。

この1敗で自分のペースが掴めて、第二局以降、思い切った将棋を期待したいです。

それにしてもこのシチュエーション、何度見てもため息が出ますね。
(ペットボトルの列だけがちょっと違和感ありますけど。)

将棋という日本の文化はどこまでも奥深いし、この二人の棋士の凛とした対局の姿は、日本が誇るべき伝統の美しさがあります。
(写真はいずれも王将戦中継ブログより。青葉記者の写真、あまりにも素晴らしいので掲載させていただきます。

そして、この人のなんとも言えない男の色気。
この写真、たまらないです。(何、興奮してるんだよ、この変態オヤジ!

勝負師としての逞しさも感じるし、どこかに人間臭さもある。
さわやかだし、粋だし、かっこいいなあと、心の底から思ってしまいます。

棋士の魅力。将棋の醍醐味。




そして、以前棋士の根源的な魅力についてと言う記事にも書きましたが、団鬼六先生のおっしゃる通り。

「大人の世界に加わる前の自由で奔放な少年時代、どこかに少年っぽいところ」を、
この写真からも感じます。

それにしてもこの写真、素晴らしいです。感じさせるものがあります。
久保二冠だけでなく、こういう対局中の棋士の写真集があったらいいと思ってしまいます。

と思って調べたら、下記はあったんですね。
棋士 羽生善治
弦巻 勝
双葉社


棋神―中野英伴写真集
大崎 善生
東京新聞出版局


今はtwitter効果もあり、どんどん若いファン、女性ファンも増えているわけで、ますます将棋ブームを作るためには、もっとハードルを低くした写真集の企画もありなんじゃないかと思ってしまいました。

棋士の美しさ、かっこよさを訴求するような写真集の企画は、一番の目的である、普及、裾野の開拓、という意味からも効果的ではないでしょうか。

この一枚の写真を見て、将棋に興味を持つ。将棋をやりたくなる。
1枚の写真に触発されて、新しい世界が広がる。

そんな大きな可能性が感じられます。

ずっと前に提案した、「妻の小言。」出版企画続編も)もまだあきらめていません。

それから、「王位、お茶!」の伊藤園とのタイアップ企画もいつの日か日の目を見られたらと密かに思っています。(しつこいんです。

新王位記念対局構想(妄想)
新王位記念対局構想(妄想)続編
伊藤園への期待

なんてことで、公開対局ということもあったのでしょうけど、久保二冠の写真に(写真だけではないけれど)すっかり魅せられた王将戦第一局でした。

あまり豪華な装丁ではなく、もっとカジュアルで、しかもインパクトのある棋士の写真集の出版企画。

テーマはどうするのか、コラムは誰が書くのか、など、また妄想レベルで煮詰めて行きたいと思っています。
おっ、面白いんじゃない、と思われた皆様のお知恵もお待ちしています。
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