即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

ターゲットを決めること

2010年09月22日 14時36分55秒 | 仕事
NHK教育テレビでやってる仕事学のすすめで星野リゾートの社長星野佳路さんが出ています。

星野さんのことは今までにも、共感の重要性「アート」と「サイエンス」という記事で取り上げました。

今回印象的だったのは、

ターゲットを決めること。

という話です。

そんなのマーケティングでも経営でも当たり前の話ですよね?

でも、特別な商品は別にして、なかなか絞りきれないのが実態ではないでしょうか?

そこまで絞らなくても、もう少し拡げた方が、安心だし、安全だし。

あんまり絞ってしまうとそれ以外の人たちに反感を持たれるからよくない。

そんな風にすぐなってしまって、一応ターゲットはこうだけど、イメージ上だけのことで、できるだけ広く取って行きたい、となる。

しかし、
ターゲット以外のお客様にも来て欲しいには違いないけど、誰を一番大事にするか。
より高い満足度を取りたいのは、ターゲットの人たち。
と決めることが重要。

理由は、
すべての客の要望に応えようとすると中途半端になり、80点しか取れない。
いろんな客層から100点取ることは土台無理。

例えば、3人の友人が家に遊びに来たことを考える。
一人はカラオケが好き。
一人は麻雀が好き。
一人はお酒が好き。

さあ、どうする?

もし、一人の要望を聞いてカラオケだけやってしまうと
満足度は、120点、60点、60点、となる。

時間を3分割して、3つともやろうとしたり、酒飲みながらカラオケやりながら麻雀やるとか、そんな風にしてしまうと、
80点、80点、80点、となる。

それではまた来たいという気持ちになるか。

そうであれば、麻雀の好きな友人だけ3人呼んでこられれば、それに越したことはない。
ずっと朝まで麻雀やれば、全員が満足する。
120点、120点、120点、となる。

つまり、客の満足度は
80点取れる客に来てもらうよりも、120点取れる客を呼んだ方が、呼んだほうも呼ばれた方もお互いにハッピーなはず。

こういう客層に来てもらえれば、必ず120点を取れるような態勢、準備。
その客層が来てくれたら、絶対に満足してくれるよう、施設もサービスも含め、投資を惜しまずに徹底する。

120点をもらえるということは、どういうことかといえば、
それは即、
リピーターになってくれる。→当面の安定経営が望める。
周りの人にPRしてもらえる。→新規顧客の取り込みがそのための投資もなく可能。

バッチグーです。
※そういえば、シゴブロ(死語ブログ)企画の件、忘れていました。やんなきゃね。

当たり前のことなんだけど、なんかスッキリしました。

そして、ターゲットを決めて、できるだけターゲット層に来てもらえるように仕掛けていく。

そのことの大切さを再認識させられた番組でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブログのさびしさ | トップ | さわやかな「さわやか日記」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事」カテゴリの最新記事