以前、すべては自己防衛のため、そして、天下の悪法という記事を書きました。
「相互信頼社会」から、「一億総不信社会」へ。
何事も問題を起こさないよう、騙されてえらい目に合わないよう、損をしないよう、企業も個人もそこに注力せざるを得ない時代になってきた。
もはや誰も信じることができない訴訟社会。
どいつもこいつも疑ってかかれ。
さもなくば大変なことになる、という風潮。
最近の中国はすごい。どんどんこの病気が蔓延して目も当てられない惨劇が繰り広げられている。
老人が卒倒・死亡も、見て見ぬふり、ネット上では「これが中国社会だ」
今月だけで老人2人が死亡。倒れた老人を見て見ぬフリする中国社会の心寒い事情。
そして最近起きたのがこれ。
瀕死の女児を見て見ぬふり 中国、道徳崩壊に批判
車に轢かれて死にそうな少女の横を平気で通り過ぎる人々。
経済発展しようが、金持ちになろうが、こうなったらおしまいだよ。
そんな風潮の中で出会ったこのブログ。
うちで休憩してください
全文引用しますね。
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早くに父を亡くした私は、高校を卒業後、一人で田舎を離れ工事現場の仕事に就いた。
数年で、現場監督になった私は、少しだけの休みを使って
久しぶりに実家に帰省した。
でこぼこしていた玄関の土間が、コンクリートできれいになっているのに気がついた。
一人で住む母が直したにしてはきれいすぎるので、気になって聞いてみた。
母の話によると、数日前。
家の後ろの道路工事に来ていた5.6人の職人さんたちが、
日陰もない炎天下で、お弁当を食べているのを見てかわいそうだと思い、
その人たちを家へ呼んで、数週間ほど休憩所代わりに使ってもらったそう。
工事の最終日。
「今までのお礼に」と言って、
余ったコンクリートで、土間をきれいに塗り固めてくれたそうだ。
いい話だと思う反面、お人好しな母だけに、少し心配になった私は
「でもね、人を簡単に家にあげてはいけないよ。何がおこるか分かんないんだから。」
と言うと、母は笑顔でこう言いました。
「あんたもね、どこかでこんな風にしてもらえたらいいな、と思ってね。
そう思って、あの子たちを家に呼んだんだよ。」
遠く離れた土地で、同じ工事現場に働く私を思う親心を
身近にいる人たちに注いでいる母の気持ちに私は胸がいっぱいになった。
-----------------------------------------------------------
いいなあ、この話。
ちょっとした親切や思いやりが連鎖する。
どんどんちょっとした優しさが輪になっていく。
今、自分のためだけに、自分の利益や、自分の保身や、自分のわがままのために、人を利用する、陥れる、騙す、責任転嫁することが目に付く時代。
そして、そういうことに絡みたくないから、見て見ぬ振り、モラルの喪失、コミュニケーション不全、社会性欠如が蔓延する。
強盗が多いから人を簡単に家にあげてはいけない、振り込め詐欺が多いから電話に出る人は全部疑え、殺されるかもしれないから車内でマナーの悪い奴を注意してはいけない、何が起こるか分かんないんだから注意して注意して自分の安全を守れ。
悪意の人がいなくなることはないと思う。
でも、上記のような気持ちや行動が連鎖して広まっていけば、オセロゲームのように黒い石は減っていくのだと信じたい。
いい情報も優しさも思いやりも感動もソーシャルメディアなどを通して、どんどんおすそ分けしていける時代。
いいね!と共感できる時代。
毎日ひとつでもこういう出来事が増えていって、徐々に社会の負の部分が駆逐され、思いやりの連鎖が地球をどんどん駆け巡っていくことを願わざるを得ない。
「相互信頼社会」から、「一億総不信社会」へ。
何事も問題を起こさないよう、騙されてえらい目に合わないよう、損をしないよう、企業も個人もそこに注力せざるを得ない時代になってきた。
もはや誰も信じることができない訴訟社会。
どいつもこいつも疑ってかかれ。
さもなくば大変なことになる、という風潮。
最近の中国はすごい。どんどんこの病気が蔓延して目も当てられない惨劇が繰り広げられている。
老人が卒倒・死亡も、見て見ぬふり、ネット上では「これが中国社会だ」
今月だけで老人2人が死亡。倒れた老人を見て見ぬフリする中国社会の心寒い事情。
そして最近起きたのがこれ。
瀕死の女児を見て見ぬふり 中国、道徳崩壊に批判
車に轢かれて死にそうな少女の横を平気で通り過ぎる人々。
経済発展しようが、金持ちになろうが、こうなったらおしまいだよ。
そんな風潮の中で出会ったこのブログ。
うちで休憩してください
全文引用しますね。
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早くに父を亡くした私は、高校を卒業後、一人で田舎を離れ工事現場の仕事に就いた。
数年で、現場監督になった私は、少しだけの休みを使って
久しぶりに実家に帰省した。
でこぼこしていた玄関の土間が、コンクリートできれいになっているのに気がついた。
一人で住む母が直したにしてはきれいすぎるので、気になって聞いてみた。
母の話によると、数日前。
家の後ろの道路工事に来ていた5.6人の職人さんたちが、
日陰もない炎天下で、お弁当を食べているのを見てかわいそうだと思い、
その人たちを家へ呼んで、数週間ほど休憩所代わりに使ってもらったそう。
工事の最終日。
「今までのお礼に」と言って、
余ったコンクリートで、土間をきれいに塗り固めてくれたそうだ。
いい話だと思う反面、お人好しな母だけに、少し心配になった私は
「でもね、人を簡単に家にあげてはいけないよ。何がおこるか分かんないんだから。」
と言うと、母は笑顔でこう言いました。
「あんたもね、どこかでこんな風にしてもらえたらいいな、と思ってね。
そう思って、あの子たちを家に呼んだんだよ。」
遠く離れた土地で、同じ工事現場に働く私を思う親心を
身近にいる人たちに注いでいる母の気持ちに私は胸がいっぱいになった。
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いいなあ、この話。
ちょっとした親切や思いやりが連鎖する。
どんどんちょっとした優しさが輪になっていく。
今、自分のためだけに、自分の利益や、自分の保身や、自分のわがままのために、人を利用する、陥れる、騙す、責任転嫁することが目に付く時代。
そして、そういうことに絡みたくないから、見て見ぬ振り、モラルの喪失、コミュニケーション不全、社会性欠如が蔓延する。
強盗が多いから人を簡単に家にあげてはいけない、振り込め詐欺が多いから電話に出る人は全部疑え、殺されるかもしれないから車内でマナーの悪い奴を注意してはいけない、何が起こるか分かんないんだから注意して注意して自分の安全を守れ。
悪意の人がいなくなることはないと思う。
でも、上記のような気持ちや行動が連鎖して広まっていけば、オセロゲームのように黒い石は減っていくのだと信じたい。
いい情報も優しさも思いやりも感動もソーシャルメディアなどを通して、どんどんおすそ分けしていける時代。
いいね!と共感できる時代。
毎日ひとつでもこういう出来事が増えていって、徐々に社会の負の部分が駆逐され、思いやりの連鎖が地球をどんどん駆け巡っていくことを願わざるを得ない。
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