即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

恐怖の線路内人立ち入り

2012年09月01日 15時59分08秒 | 「線路内人立ち入り」研究
線路内人立ち入りに関してはライフワークとして長年研究活動に勤しんできましたが、つい最近恐ろしい体験をしました。

線路内人立ち入り関連記事はこちら

おとといの木曜、クライアントとの飲み会があり11時過ぎに帰る途中の出来事。
急いで帰ってヤングなでしこ見ないと、と思いつつ総武線に乗ってました。
平井のあたりで急に停まった。
『線路内に人が立ち入りましたのでしばらく停車します。』
ここまではよくある話です。
またかあ、線路内に立ち入るって一体何なんだよ!って車内の空気が語ってます。
しかし、10分経っても動かない。
そのうち運転手が確認に行くとか、電車が停まってる位置が河川の位置とどうとか、いろんな理屈を並べた後、
『この電車はいったん電気が消えます!』、だって。
はっ?結構混んでる車内の人たちの顔が曇る。

そして間もなく電気がパシャッと消え、何とおまけに空調も切れた。
暗くなっただけでなく、もわーっと熱気が立ち込めてきた。
えっ、これは?
車内の人たちはあたりをきょろきょろしたり、顔を見合わせたりして動揺の色が隠せない。皆同様だ。
いきなり来た都会の恐怖。

車内放送は少しでも落ち着かせようとして、現在の状況や努力してる様子をしゃべってるけどどうも要領がつかめないので皆容量オーバーになりつつある。
やっと窓を開けてください、というアナウンスで一斉に開けたら少し風が入ってきて皆ちょっとホッとする。
しかしこのまま停まってたら、気持ち悪くなる人もいるだろうし、何よりトイレが心配。
自分も酔っているしこのままの状態が続いたらいやだなあ、と不安になる。
トイレに関しては電車に乗る前にちゃんと行ったのでまだよかったけど、これでもしやばい状況だったらほんと冷や汗もの、悶絶状態、生きた心地がしないとはこのことだ。
この状況でどうにもならず漏らしたシーンを一瞬思い描く。
そんな恐怖は避けたいから、非常用ボタン押して強引にドアを開けて外に出てから用を足す方を選ぶのだろうか、自分は?

混んでて暗くて暑くて最悪のホラー映画。
どうにもならない都会の閉塞状況。
あれこれいろんなやばい状況をイメージすると余計に気分が悪くなり落ち込んでくる。非常時に弱い自分が露呈する。

気を取り直して、スマホでtwitter、facebook、ニュースなど、いろいろ見て気をまぎらわせる。
おかげでヤングなでしこの結果もわかってしまった。(こういう場合は絶対に結果をわからないように遮断して帰って録画を見るのが常道。)
もうそんなことはどうでもいい。
早く電気が点いてほしい。空調が回復してほしい。
そして電車が動いてほしい。

なんだかんだで20分あまり。
不安と恐怖と祈りの時を過ごし、電車はやっと何とか動きだした。
あともう10分動かなかったらどうなったことか。
次の駅の新小岩に着いたときには、トイレに行きたい人、気持ち悪い人も含め、かなりの人が降りて行った。

突然訪れた都会の恐怖。
地震や災害でなくても、いつもこういう危うい状況の中で我々は生きているわけだ。
一触即発。

よくある線路内立ち入りが引き起こしたこの体験。
すっかり疲れてしまって、やっと家に帰りついて風呂入ってサッカーの録画つけたらもう完璧にでした。

ということで防災の日にふさわしい今日の記事でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スポーツの冒涜・その2 | トップ | 神宮外苑花火大会でのこと »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

「線路内人立ち入り」研究」カテゴリの最新記事