座って見たい権利という記事を書きました。
下記のように5人の方から貴重なご意見や体験談をいただきました。ありがとうございました。
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ええと fromぐーちゃん
自分の行くコンサートは20年以上前の洋楽なので、立ち上がる人多数で(疲れるから座ってたいけど)、郷に入っては郷に従えです。

わかります fromしらかばさん
「座って見たい権利」すごくわかります。
スタンディングの会場じゃない限り、座ってゆっくり見たい場合が多いです。
でも周囲が立ち上がるのは仕方無いと思うし、ミュージシャンもその方が嬉しいと思うので、座ってる自分が悪いとも思っています。
しかし目の前の空いている空間に来られて視界を遮られたら、後はコンサートを楽しむ気持ちではいられないですよね…

微妙な問題 from
英さん
微妙な問題ですね。
映画館やクラッシック音楽の場合、視聴態度がほぼ全員一致するので分かりやすいのですが、コンサートの場合は微妙ですね。「座って観たい(聴きたい)」「ノリノリで楽しみたい」という両方の気持ち、どちらも否定できません。
私は両方の立場に立ったことがあります。郷ひろみのコンサートです。(詳しくは
ここ・
ここ)
妻がファンなので、何度も観にいっています。
で、最初の時は、「座って観たい派」だったので、終始座っていましたが、ハードな局の時は、妻も含めて周りが立つのでステージは全く観えません。やはり、もちろん声はよく聞こえるので、音楽鑑賞という点では支障はありませんが、やはり歌う姿が見えないと、乗れません。
でも、それより、周囲がすべて立っているのに、自分だけが座っているのは、周囲の者にとっては興ざめなのではないかと思い、それがプレッシャーとなって非常に居心地が悪かったです。
そんな経験をしたので、その後は、場の雰囲気に合わせて立って観ることにしています。実感は、その方がステージも見えるし楽しめますね。座っている人もチラホラ見かけますが、興ざめとは感じませんでした。
で、今年も観にいったのですが、この時、妻の後ろの席の人が、立っていた妻に「座ってくれ」と言いました。もっともな権利でそれは否定できないので、我々は座ってみました。ただ、妻は大きく気分が削がれたようです。 その後、悪いと思ったのか「立ってもいいですよ」と言ってくれたそうですが、妻も意地になって座っていましたが、ラスト間近では会場全体が盛り上がっていたので、立って観ても許されるであろうとノリノリになっていました。
一般的にはどうなんでしょうね。郷ひろみのコンサートに行く場合、楽曲を聞くというの大きな目的なのですが、楽曲を聴いて盛り上がることが一番の目的(価値)なので、それを踏まえてチケットを購入するのが自明の常識(ルール)だと思うべきではないでしょうか。
これをチケットやパンフレットに明記するのは、野暮で興ざめです。
体験としては、郷ひろみの場合、バラードもあるのでその時は皆さん静かに聴き入っています。で、ハードナンバーの時は、一緒に立って観たほうが乗れますし楽しいです。

『死角席』ですね・・・・(とほほっ) from
こてくんさん
う~ん・・・・同じ値段なのが致命的ですねぇ~~~。
『AKB』さんとこでいう『死角席』(普通より安いです)の
ような気が・・・・・。
PS・『甲子園』(高校野球)でも、主要通路後ろの座席で観戦してるとこんな羽目に陥ります。みんないっしょですねっ。(苦笑)

個人的な経験 from沢田樹里さん
私の数少ないコンサートを観た経験から申し上げます。歌い手や曲により異なると思いますが、数年前に日本生命が主催するアリーナでのコンサートで米米クラブ、渡辺美里、コブクロを観た時、確か米米クラブの歌で踊って歌うのがあり、前の席の何名かが立って踊り出し、邪魔だなと感じた経験があります。幸い、コブクロを観たくて行ったので、まあしょうがないかで済みました。曲によってあるコンサートでファンならではのパフォーマンスですね。
手拍子したり、一緒に歌ったりといろんなパターンがあります。
いろいろな歌い手が出るコンサートでは、このような現象が起こりうると思います。
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で、今まで何も状況わからなかったわけですが、皆さんの体験を聞いてわかったのは、結局ビミョーなんだということですね。
つまり、何の取り決めもなく、アーティストの意向を汲みつつではあるけど、すべて観客に任せっぱなしでほったらかしってことですよね?
うまくまわりと強調して楽しんでくださいね、と。
皆、気を遣ったり、嫌な思いをしたりもするだろうけど、場の雰囲気をうかがいながら大人としてやりくりしてほしいというわけですね。
いや、それはそれで仕方ないのでしょうけど、僕はなんかちょっとすっきりしません。
でもこれでよく問題やもめごとが起きないですね。
起こってるけど水面下で皆が我慢したりして知られてないってことでしょうか?
そのアーティストのファンという前提で、ファンだからアーティストに迷惑かけたくないという気持ちが共有されてるからもめごとにならないで済んでるってことでしょうか?
英さんは野暮だとおっしゃるけど、僕ははっきりしてほしいと思います。
というよりも、最近コンサートに行かない理由のひとつはそのこともあります。
行きたいと思ってるけど、最初から最後まで皆が立ってるんだったらやだなあ、つらいよなあ、じゃ、いっか、という気持ち。
このコンサートはずっと立って見てることが許容されるコンサートであるのかないのかが事前にわかっていた方が、行きたいかどうかの大きな判断材料になる。
この前ブログに書いた神宮の花火大会のコンサートみたいに、見えないからわざわざ係の人を呼びに行って座るように言ってもらう→一度は座るけどまた立つ→また言いに行く、なんてことしたくないですし、それよりも係の人でさえ座ってくれ、と言っても、言うこと聞かない場合は退場してもらう、ってことが強制的にレギュレーション的にできるかが疑問です。
つまり他の観客に迷惑だから座ってほしいと言うのは、お願いなのか、強制力がある指示なのか、どちらなのか。
何でもかんでも法令とかルールとか事前了解事項に従うべき、というのは前にも
アンリトゥンルールという記事でも書いたように、基本的には避けたいこと。
観客同士でうまくトラブルが起きないように協力し合うことがベストではあると思う。
しかしながら、足が痛い場合とかも含め、高い金出して買ったチケット握りしめてせっかく行ったコンサートで、ずっと歌手の姿が見えないまま終わりまで座ってることのストレスややるせなさったらない。
分煙じゃないけど、立ってもいい席と座って見られる席を分けるという方法もあるのではと思うし(1階席は立ち見、二階は座って、とか)、立ってもいいという前提のコンサートであれば、一部の席をハンディキャップの人や高齢の人のために設定するのもいいと思う。
さて、皆様、いかがなもんでしょうか?