NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

考えることを放棄させない

2009年02月21日 23時50分31秒 | 勉強方法
このところチラシなどの宣伝をまったくしていないのにもかかわらず
ありがたいことにお問い合わせを毎日いただいております。
ありがとうございます。(感謝。m(_ _)m )

先日、入塾試験はありますか?と尋ねられたのですが
うちの塾に入塾する資格は1つだけです。
やる意欲を持って来てください・・・ということです。

やる意欲があれば現状の成績はどうでも構いません。
意欲があれば、です。何度面談しても意欲の無い行動を取る
生徒に対しては保護者の方にこちらから相談させていただいています。
(ただし10年やっていますが今までにそんな方は2人か3人程度です。)

意欲の無い行動とは、、、
宿題を忘れるとか、時間が守れないとか、特別な理由が無いのに
休みがちで振り替え授業を申請しまくる、などという行動のことです。


うちの授業は、効率を重視しています。
「授業終了後によく出る質問の部分」を重点的に「授業中に」行います。
ですからだいたい時間通りに終わります。
終わってから聞きに来る生徒は終わりかけにやっていた問題程度です。


前職では一斉指導をしていたのですが、その授業時間中は、
何が何だか分からないやぁ~って顔になっているのですが
終わったあとに少し教えると「なんやぁ~そういうことかぁ~」と
理解してくれます。

この「質問を持ってきて教えてもらう個別指導」を期待している
生徒がいました。
授業中に分からなかったことを聞きに来るわけですから一見
意欲的な生徒のように見えますが、授業時間中に放棄してしまって
いるわけですから、非常にまずい状態と言えます。

依存状態に陥ってしまうと勉強そのものが「やらされている状態」なので
なかなか身についていきません。


ですから質問は大いに結構なのですが、自ら考えることを放棄しないよう
うまくアプローチしていかなくちゃいけないということです。