NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

やる気にさせるのもお母さん、やる気を奪うのもお母さん

2009年02月16日 23時49分39秒 | 保護者の方へ
今日はどういう事かお母様方からたくさんヒントをいただきました。
あるお母様がお子さんを送ってこられた際に
「先生!雑誌にすごく良い記事が載ってたので!」と言って
わざわざコピーをして持ってきてくださいました。
(ありがとうございます!勉強になりました。)

それはセラピストの方のインタビュー記事で、思春期の子どもとの
コミュニケーションに悩む親に向けて書かれていました。
「思春期は第二の出産」と喩えられていてなるほど!!と
感心しました。

どういう事かと言いますと
赤ちゃんがお腹から出てくるときを第一の出産として
反抗期はお母さんのお腹に置いてきた「心」が出てくる第二の出産だ、
と喩えられていたのです。

最初の出産は心を置いて、体だけ出た状態。
思春期を迎えていよいよ自立して「心」もいよいよ出産する時期だと
いうのです。その際に味合う「産みの苦しみ」「産みの痛み」のようなものだと。
思春期では各ご家庭で、いろいろお悩みのことと思います。
どうか愛情いっぱいで受け入れてあげて欲しいです。

こういうお母さんのお子さんはやる気になるタイプです。
お母さんがこういう事に興味関心がありますので、子どもに愛情を
注いでくださるからです。


反対に・・・
今日、高2の生徒と話をしていて、かなりやる気になってくれました。
志望校を決めてそれに向かってがんばるぞ!
と、かなりテンションが上がりました。

ですが数分後、
「先生、母親からメールが来たのですが・・・すごくむかつく!」
って言うのです。
よくよく事情を尋ねると塾の送迎についてトラブったようなのです。

まさに反抗期。トラブルはつきものです。
どうか、産みの苦しみだと思ってこらえてあげてください。
子どもたちに「親の気持ちを理解しろ!」と言っても無理です。

やる気にさせるのも、やる気を奪ってしまうのも
お腹に残してきた自分の心を持っているお母さんなのですね。

今日は本当にタイムリーでした。