NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

検定はあくまでも目安です

2009年02月11日 23時57分47秒 | 保護者の方へ
うちは漢字検定の準会場となっていますので教室で受験できます。
小学生でありながら3級や準2級を目指してがんばっている生徒もいますし
もっと初級からがんばっている生徒もいます。
大事なのは勉強しているその過程であって、合格はあくまでも
試験に通ったよ!という目安でしかありません。
そこははき違えないようにしていただきたいと思います。

うちの上の子どもは5級に合格していますが、
まともに5級までの漢字を使いこなせるか
と言うと、それはまた別の話です。

本人は4級の勉強をして次のステップへ行きたいようですが
もう一度5級までの漢字を今度は熟語などの意味も交えて
復習することに本人と相談して決めました。
それが出来たら次の級へ行こう!ということにしました。

中学生や小学生の中には英検の3級や準2級を持っている
生徒がいます。すごいですね~。ビックリです。

では、学校のワークレベルの問題をやってみるとどうでしょう・・・
ある程度は出来るのですが本当に基本的な部分が欠落してしまっている
ケースが非常に多いのでまたまたビックリです。

漢検や英検、数検などは、各科目のおいしいところのつまみ食いを
するかのごとく、勉強すれば取ることが出来ます。(3級くらいまでは。)

だからといってその分野の学習が習熟したとは絶対に勘違いされないように
注意していただきたいのです。検定はあくまでも目安です。

ただ、がんばって合格したわけですから、合格を実力の証としてもらったり
大きな自信にされるのは非常に良いことです。
その自信がやる気に繋がり、やがて詳しい理解になっていくことが
一番望ましいスタイルだと思います。

合格するとうれしい→認めてもらえた!→またがんばろうとやる気になる・・・
良い循環だと思います。
ただし、そのやる気を良い方向に向けてあげられる
指導が必要なのです。合格したから「はい、次!」ではないのです。
未習部分への挑戦の場合は特に慎重になりたいです。