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The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ドメーヌ YA シャルドネ ダイヤモンド醸造 2010

2012-11-13 21:58:44 | ワイン
今日は遅番ではないのですが、家に着くなり何だか疲れた感じ?

季節の変わり目というのもそうだけど、今までは何しろこんな事は無いものだから、
サテどうしたんだろう?と少しは気になってはいたのですが、
良く考えてみればプティ・アル中の症状か?とも思ったりして、
結果、早めのワイン選びに走ったわけ・・・

こんな時、欲するのは濃密系シャルドネなんかドンピシャリでして、
フツーはブルシャルに手が伸びる訳ですが、
今日はニッポンワインでも、その上を行く物があるぞ!閃いたんですわ・・・

それが何を隠そう表題のワイン!



我が家では、2009年に続いて2度目の登場ですが、
それにも増して格段の濃密ぶりを見せてくれました。

さて後先にはなったのですが、実はコレと平行して、夕食作りが進んでいまして、
K子シェフが作ってくれたお料理は『春菊とブロッコリのサラダ』、
『蕪とブナハリタケとベーコンの塩系パスタ』でありました。



もちろん見事なマリアージュ♪



で、食事が終わっても、このダイヤモンドさんの輝きは失せることなく、
むしろ『ダンダン良くなる、正気に帰る!』と言う感じ・・・

グラスに注がれるなり、濃厚なミネラルとパインナップルの香りが立ち上がり、
そこに涼しげな白い花のアクセントと蜂蜜のニュアンスを感じます。

味わいは甘く、濃密にコンセントレートして、エキスもタップリ!
コレはムルソーだ!と見紛うホドの本格派!
いわゆる真似物ではなく、目を見張るダイナミズムも持ち合わせている。

凄いシャルドネです!

このワインは10年以上はセラーの奥底にしまっておくべきでしょう。



1993 シャトー・ヴィニュロール コトー・ダクサン・プロヴァンス

2012-11-12 22:33:00 | ワイン
今日は一日雨の盛岡です。

昼休みは野暮用で、アッチコッチをクルマで行ったり来たりしたのですが、行きはこの雨で、



帰りはまるで火砕流のような不吉な雲でしたが、



やっとのことで夕刻になって雨も上がりました。

さて、さすがに月曜日からは外飲みの気分ではなく、いくら一日休肝日があったとしても、
今日は黒装束のガニマタの吟遊詩人の酒場放浪記でもみて、軽い食事で赤ワインなぞで切り上げる、
と考えて、こんな感じになりました。



『烏賊とブロッコリの豆板醤炒め』『山芋おろし』『烏賊ふのホイル焼き』
それに『お煮しめ』などを並べて、表題のワインを飲みましたのですよ・・



まあフツーに考えれば、ローヌ系+ボルドー系品種のプロヴァンスですから、
『烏賊ふのホイル焼き』なぞ持っての他!となろうところですが、
コレが驚きの相性を見せてくれまして、ただただビックリ!

もちろん新鮮な『烏賊腑』ですから、臭みも無く、濃厚な味わいが際立つあんばいでして、
『シャトー・ヴィニュロール』の熟成した香りのネットリ感と、
このワイン特有のサッパリとした酸味がクドサを洗い流してくれるわけ・・・



加えてこのワイン、食事が終わっても、コレだけで十分楽しめる代物でして、
寝る直前までユルユルと飲み込みました。

『シャトー・ヴィニュロール』良いワインです♪

同窓会の帰りに国産ヌーボーを飲む!

2012-11-11 15:21:40 | ワイン
週末土曜日は、年一のT北大学S学部の同窓会岩手県支部の講演会がありまして、
18時過ぎには大通りの『リリオ』に集合!

演者I橋先生の講演も途中から大いにヒートアップし、
予定時間も軽くオーバーとなりまして、20時過ぎに終了!



つづいて懇親会場『ながさわ』に場所を移動し、
これも22時半までの大宴会となったわけ・・・(汗)

で、時間も時間でしたので、周りはどうするのか?
と様子を伺っては見たものの、演者I先生はおいとまの挨拶をして、
電光石火で家路に着き、一方周りはグジャグジャになって席を立つ様子もなし!

残った冷酒とクドイ話は野暮だよな、と大船渡のK先生を誘ってみたところ、
一緒に付いて来そうなケハイだったんですね・・・

じゃあって事で、『想いZけ』さんを急襲し、ニッポンワインで〆ることに致しました。

で、そこで登場したのが『国産ヌーボー』!
『ルバイヤート ヌーボー 甲州 辛口 2012』の一升瓶♪

11月3日解禁で、今やこの時期の風物詩となりました『国産ヌーボー』ですが、
何といってもフレッシュ&フルーティーを絵に描いたような味わいで、実に旨い!
『想いざK』さんの気のきいたツマミとこれがまた合うんだわ・・・



大ぶりのバルーングラスでスルスルと、少しのつもりが後の祭り!
最後はすっかり出来上がって十分な〆と相成ったしだい・・・

『ノッヴェッロ』も飲まにゃあならんし、少しすれば『ボジョレ・ヌーボー』も来る!

また忙しい季節となったようです。

1991 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール キュベ・アレクシス ジャン・フィリップ・マルシャン

2012-11-09 23:01:32 | ワイン
『ジャン・フィリップ・マルシャン』懐かしい響きを感じます。

ACブルピノですが、エイジングにも挑戦!
シッカリとして楽しめるブルピノでした。

エッジにアンバーなな色合いを見せるルビー色、
注がれてすぐにミネラルのニュアンスを見つけられるんですね・・・



甘いソソラレル香気があって、ベリーのアロマは全く持って健康そのもの、
しな垂れかかる色気は排除し、正攻法のマッセで迫ります。

おそらく、この辺が飲み頃、イイ感じかもしれません。
21年経過し、ブルピノでココまでの姿を見せるのには、拍手を送りましょう!

イケテマス!

1997 シャトー・ラトール・カルネ オーメドック

2012-11-07 22:27:49 | ワイン
15年熟成で『オーメドック』を飲む。

こんな在り来りな体験の中で、熟成を敢えて強いる事について、
良く考えるべきと思うのであります。

まあ、このワインはある意味健闘していると思います。



でも逆に、もう少し前で飲んでもヨカッタのか?とも思える状況・・・

すなわち、15年で果実味を損なって、平坦な癖のないフルーツを飲むのに、
その引き換えで、わずかばかりの熟成香のご褒美に甘んじる、
それでイイのか?と実際悩むんですわ・・・

ポテンシャル不足のボルドーでありうること、熟成香は望めなくても、
漲る果実を楽しんで、肉でも頬張って、マリアージュだかなんだかを語るのも良し!

最近、ワインをムズカシクしないようにしております。