The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 身土不ニ あいと青山 マスカット・ベリーA ヒトミワイナリーの再飲です。

2012-11-03 13:33:08 | ワイン
連休前の金曜日、表題のワインを抱えて『想いZけ』さんにお邪魔。

『あいと青山』は『身土不ニ』のシリーズでは、ロワール系に引き締ったワイン・・・
ココ数ヶ月の熟成期間で、はたしてどんなメタモルフォーゼを見せてくれたのか?
そんな心持で、開けてみました。

まずはビールで喉を潤しつつ、次の先付けをいただきます。
『蟹豆腐』『しのだ巻き』『鯛の昆布締め』。



で、腹ごしらえがすんだ所で、『戻り鰹と佐々恵さんの14種の野菜のサラダ』が出てきまして、
コレに『蒼龍 甲州樽発酵 2011』を合わせます。



もちろん戻り鰹も油が乗って旨かったけれど、野菜の香味も見事でした。
それと切れのよい『甲州種』とのマリアージュは説明するまでもありません!

一段落をして、ここで登場するは『常夜鍋』!
まずは大根下ろしをタップリと鍋に入れ、続いて『竹鶴 純米』を惜しげもなく投入するわけだ。



そしてひと煮たち、おもむろに『白金豚』『赤茎ホウレン草』『ネギ』などをササッと煮込んで、
それを自家製ポン酢でいただきます。



で、コレと合わせたのが『身土不ニ マスカット・ベリーA』なんですね・・・



まずはこの色合いをご覧下さい↓



美しいルビー色に輝いて、僅かにエッジにはオレンジのニュアンスが見て取れます。
大ぶりのグラスに注がれるや否や、頭クラクラ系の見事な香り・・・
ワタクシ、このブケは世界標準の上を行くものとミタ!
あの『マスカット・ベリーA』とは到底想像できないでしょう。

ミネラル、カモミール、オレンジのピールの蜂蜜漬け、そしてドライなアプリコット、
待てばオリーヴの実やらプロヴァンスのハーヴなども見つけられるんですね・・・

一口飲んでみますと、カラダに染み入る優しいお味、
程よいタンニンと適切な酸味が絡み合い、滋養を感じるエキスが舌を喜ばせます。

こんな事で、『身土不ニ』を楽しんでいるところで、
『小国農場の黒毛和牛のステーキ』も登場し、ココで当然のことながらマリアージュ!
絶妙の取り合わせでありました。



『身土不ニ マスカット・ベリーA』のシリーズは、唯一無二のべりーA!
ワタクシとしては手持ちが無くなるのが怖い!