The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

メヒコから暑中見舞い届きました!

2010-07-22 14:35:52 | ライフ
5月末に、約2年半のローマ駐在を終え、急遽メキシコへ飛んだ、


ラッツィオ氏(今はメヒコ氏ですが)!どうやら元気にしているようです!


何よりでした!


たとえ、スーパー・タスカンがテキーラ・サンライズに変わろうとも、


入ってしまえば、皆同じ・・・チョット違うか?


まあ、『松ノ木小唄』の調子で書いてしまいましたが、ワインは日本でって事に・・・


盆暮れにでも、ゆっくりと一献傾けましょう!


ところで、夏の全国高校野球大会の岩手県予選ですが、


本日も我が母校は、M沢第一を10対0の5回コールドで撃破!


順当にベストエイトに進出いたしました!


あわよくば、日曜日の決勝を県営球場で観戦したいところですが・・・どうでしょう?


もし、勝ったアカツキには、クリュッグをアタマから浴びて、


モンラッシェのお風呂に入っちゃうぞ~~~と言うのはウソで、


ドッカへの、一人行脚で、喜びを隠しつつ、


カウンターの端っこで、ベビーモエをリポBタンの様に飲みますか?

2001 シャトーヌフ・デュ・パプ レ・カイユー

2010-07-21 20:21:28 | ワイン
『レ・カイユー』は「小石交じりの畑」ってことですが、


この名前は、さまざまなワインで引用されているようです!


しかしながら、こと『シャトーヌフ・デュ・パプ』においては、『レ・カイユー』と言えば


アンドレ・ブリュネルの『シャトーヌフ・・・』と言う事になります!


じゃあ、アンドレ・ブリュネルって何者?


てことになるわけですが、ワタクシが初めて、この造り手にお目にかかったのは、


1990年物のこのドメーヌのスペシャル・キュベ『キュベ・ソントネル』でして、


『100年の孤独』ではなくて、『100年の古木』で造られた超VVだったんですね!


実は、このワインがP点で満点を取りまして、ビックリしたなあモ~~


なんててことになりました!


本人の名誉?違う自分の名誉か?ともかく付け加えて説明いたしますと、


満点だから買ったのではなく、買ってしまったら、満点だった・・・


と言う流れだったのですが、いづれそんな事がありました!


で、そのアンドレ・ブリュネルの2001年物の『レ・カイユー』を、


最後のブラインドで出したわけです!


クリムゾンから、エッジがガーネットに色づいた、濃密な色合いでして、


ソレを、ブルゴーニュタイプのバルーングラスに注いたんですね・・・


土の風味と、オリエンタルのスパイス市場の香りがわんわんと立ち昇ります!


熟しきって、むしろドライな印象をも感じさせるプラムとスグリの果実香・・・


横に広がる豊富な酸味と、僅かに感じるタンニンのタッチが微妙でした!


それにもまして、このワインにはフィネスがあるんですね・・・


いわゆるブルゴーニュ的な調和が・・・


で、結局9人中、一人を除いて全ての人がブルゴーニュ、という回答でした!


10年ほどの熟成期間で、ブルピノ的なフィネスを獲得する


いくつかの『シャトーヌフ・・』があります!


アンドレ・ブリュネルはその一つ・・・


もう二つを挙げるとすれば、一つは『シャトー・ラヤ』


残りは『ドメーヌ・ペゴー』ってことになるなでしょうか?


いずれ、ここのアペラシオンも奥が深い・・・ソウ思います!


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追伸:『第57回ワインとキュイジーヌの夕べ』の写真集は今週末までに


アップいたします!

2003 モレ・サン・ドニ クロ・ド・ラ・ブシェール G・ルーミエ

2010-07-20 20:17:41 | ワイン
モレ・サン・ドニのワインは水準が高い、ソレは確かだと思うのですが、


じゃあプルミエクラスで、コレは!というリューディーはドコなのか?と問われれば、


ナカナカ返答に困る、てことも事実なんですね・・・


思い出し出し、挙げてみますと、


例えばグランクリュの斜面の上部では、ユベール・リニエのシャフォ、


ポンソのモン・リュイザンなどでしょうか・・・


そして、グランクリュの下部では、アルローのリュショ、


ミッシェル・マニャンのミランドなどですよね・・・


でもですよ、聞けばソウだよね、と思い出しはしますが、存在感が地味・・・


例えば、シャンボール・ミュジニのレザムルーズと比べれば、地味な存在なんですね!


で、そんな中、モレのプルミエで、もう一つ忘れていけないのが、


ジョルジュ・ルーミエの『モノ・ポール、クロ・ド・ラ・ブシェール』なわけです!


結局、最上のモレ・プルミエと聞かれれば、ココって事になるのでしょうか?


さて、先日の『プティ・モンド』で、2003年物の『クロ・ド・ラ・ブシェール』を、


ご相伴に預かりました!


ルーミエのラインナップでは、神懸り的な『ミュジニ』、それに『ボンヌ・マール』


『レ・ザムルーズ』が来て、同じくシャンボール・ミュジニの『レ・クラ』が続きます。


で、その後に控えるのが『モレ・クロ・ド・ラ・ブシェール』なのですが、


実はこのワイン、ルーミエのシャンボールの流れから見れば、極めて異質、


すなわち、モレ・プルミエの見本みたいなワインでして、メリハリがあり、


尚且つ、筋肉質で味わいの深みが半端じゃないわけです・・・


で、スタイルの好き嫌いは別にして、ワインの質感は『レ・クラ』と同格、


価格帯は『レ・クラ』の4割安ですので、どうでしょう・・・てことになるわけです!


丁度1年ほど前に、この会で2002年を飲みましたが、


今回の2003年物も素晴しい出来でありました!


モレのプルミエらしく、濃密で重厚、黒系や赤系の果実のアロマもふんだんに、


スパイシーで、ミネラリーに迫ります!


フルーツには粘りがあり、タンニンはシルクタッチで、輪郭も鮮やかなんですね・・・


季節の野菜でロールした前沢牛のミートボールと合わせて満足!


美味しくいただきました♪

2001 モレイ・サン・ドニ ドメーヌ・デュジャック

2010-07-19 12:31:11 | ワイン
このタイトルの意味する物は何か?と問われれば、


モレ・サン・ドニ村で最も高名で、最も魅力的なワインを造る生産者の、


村名のワイン、ということになるのでしょう・・・


モレ・サン・ドニ村は、北はジュブレイ・シャンベルタン村、


南はシャンボール・ミュジニ村、に挟まれており、


『クロ・ド・ラ・ロッシュ』をはじめとする、5箇所のグラン・クリュを抱える、


『ブルゴーニュ赤の安全地帯』と言われているとのこと・・・


その様に表現したのは、ワイン評論家マット・クレイマー氏で、


モレは総面積の57%がプルミエ以上であり、残りの村名の畑ですら、


並外れて意識の高い生産者が揃っている為に、モレのワインは水準が高い、


ということを、言ったわけなんですね・・・


すなわちモレでは、厄介な代物に当たる確率は少ない、という事を言っているのでしょう!


まあ、ジャック・セイスは意識の高い生産者の代表格みたいな人で、


その人の造った2001年物と来れば、おのずとその中味は想像するに余りあるわけです!


ちなみに、『ドメーヌ・デュジャック』は『ジャック(セイス)のドメーヌ』


って事です・・・


さてその『2001 モレ・サン・ドニ』、見事なワインでした!


注ぎたてから薫る、黒系果実の濃厚なアロマに誘われて、品の良い花の香気が伴います!


野暮ったい土の風味ではなく、樽の妙味が付与するスパイス感と、


この村名ですら、ある種のエキゾティックな妖しさを感じてしまうんですね・・・


味わいは、これこそセイスの魔術そのもので、


骨格はありますが、極限に近い滑らかな舌触りを誇り、


瑞々しさは失わず、しかも複雑な余韻をも垣間見せる、


そんな、驚くべき村名モレ・サン・ドニだったわけです!


このタイミングでのご相伴、いい感じだったと思います。


軽く揚げたタラとマグロの刺身をちりばめて、


アボガドのディップとホワイトソースで絡めた


『魚貝のサラダのアラカルト』とのマリアージュを楽しみました!


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07’モレ・サン・ドニはここが最安値↓

連休です!皆様いかがお過ごしでしょか?

2010-07-18 22:43:14 | ライフ
とうとう東北地方も、梅雨明け宣言が出まして、


日曜日の今日も夏日となりました!


昨晩の『キュイジーヌの夕べ』も盛り上がりまして、その余韻に浸りつつ、


午前中はユックリ骨休めなんですね♪


実は当方宅は、『塩の道』を抜けますと、県営球場まで徒歩20分ほどにありまして、


夏の甲子園の予選時期には、その県営球場まで、足繁く通う事になります!


で、今が甲子園予選の真っ只中、しかも本日我が卒業校が登場というグッド・タイミング


でありました!


午後になりまして、1時半まで野暮用があったので、ソレを済ませてから、


この炎天下の最中、県営球場まで徒歩で向かいました・・・


そしたら、なんと到着直後に球場方向から、


当方の高校でしかありえない、応援団の奇声が聞こえてくるではありませんか!


そのタイミングで球場入りしたのですが、既に『14対0』の大差で5回コールド!


我が後輩チームの勝ちはヨカッタのですが、この状態って微妙ですよね・・・


でも、まあよし・・・夏の甲子園までサドンデス!


勝っていれば、また見れるって事です。(残念!車で来るべきでした!)


ところで、先日BSで、『重力ピエロ』を放送していました!


娘が未だ見ていないというので、少し見てみましょうと、一緒に眺めていたのですが、


結局最後まで、ソノママ見切ってしまったんですね・・・


で、細かい所でナルホドとも思いましたし、もう一つ気づいたのは、


主役二人もソレナリに上手に演技していたのですが、ソレにもまして凄かったのは、


女優吉T由里子・・・それはその女優が、好き嫌いという問題ではなくて、


独特のオーラ発しておりました!


その映画では、マッタクのチョイ役でしたのですが、圧倒的な存在感でした!


I坂K太郎作品は、この作品の他に『鴨とアヒルのKインロッカー』


『G-ルデンスランB-』も見ましたが、3編共にオール仙台ロケなんですね・・・


何とはなしに、見入ってしまうのは、その所為もあるのでしょうか?


今のところ、そんな感じで過しております!