The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1995 シャトー・ド・ヴァランドロー

2010-07-06 22:25:16 | ワイン
その当時は、プリムール値段で、ボルドーの5大シャトーの上を行くなんてことは、


まず無いわけでして、まして無名のサンテ・ミリオンであれば、ナオサラです!


そんな折も折、並行輸入代行業者の方から、是非このシャトーを1ケース買って欲しい、


と言うハナシがあったんですね・・・


何、シャトー・ド・ヴァランドロー?


ジャン・リュック・テュヌヴァン?状態だったわけです!


まあ、ワタクシにとっては、「ドコの馬の骨」って感じのサンテ・ミリオンに、


プリムール最高値がつこうが、P氏が95点付けようが、


とてもとても、そんなワイン界特有のゴシップに乗らされるほど、柔でもないし、


むしろギャクギャクの方向が心地よく、『疑いのマナコ』鋭く、


1ケースなんて、買わない!とは言ったものの、


天性のミーハー気質は嘘をつけず、数本付き合ったんですね・・・日和見主義?


結局の所、その残骸が先日の95’ヴァランドローというわけです!


実は、そのワインはプリムールのオファーの翌年には10倍に値段が跳ね上がり、


そのバブリーな情況は沈静化しつつ、現在に至るわけですが、


果たして、そのお味は?となるわけです・・・


一世を風靡した、テュヌヴァンのガレージワインの筆頭格に当たる、


この1995 シャトー・ド・ヴァランドロー


15年の歳月を経過してなお、熟成の高原部まで達しておりません!


そして、細かい事は、今回敢えてコメントしませんが、


確かに凝縮しており、見事なワインでしょう・・・


じゃあ、この価格で、他のガレージワインと比較してどうなのか?


例えば『ル・パン』(いまだに、82’物のル・パンを忘れ得ず!)


ソレは、どうみましても、見劣りしてしまうのは否めないでしょう・・・


やはり、そうなっては、


マトモな価格帯に早く戻すのが常道、と言う事なのでしょうか?


いずれ、話題提供の豊富なシャトーではあります!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今やここまで、値段がこなれております!



04’ですが、これが常識的なトコロでしょう!