１９９０ ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ Ａ．Ｆ．グロ

ジャン・グロの至宝リッシュブールの行き先の顛末の話題になれば、


必ず引き合いに出されるお話がこれ・・・


つまり、お人よしのミッシェル・グロが、ドメーヌ・パランに嫁いだ長女Ａ．Ｆ．グロに、


リッシュブールを譲ってしまった、と言うお話なんですね・・・


誰もが、ミッシェル・グロのリッシュブールを望んでいたにもかかわらずです！


まあ、リッシュブールがＡ．Ｆ．グロでどうなったかは、分かりませんが、


昨晩の１９９０　ブル・オー・コート・ド・ニュイ　Ａ．Ｆ．グロを飲みましたところ、


これは、長女アン・フランソワーズも捨てたモンじゃあないな、と思った次第！


とにかく見事な９０年物でした♪


まず持って、素敵な熟成香でして、セミドライなプラムに、陳皮の風味、


ミネラリーで、スパイシー、そしてエロスのチラリズムなんですね・・・


味わいは、濃密さと内実の勝負ではなく、スタイリッシュさと綺麗な酸味が心地よし、


そこへ持ってきて、バランスのタンニンの裏打ちで、


フィネスを重んじる、クラシックなスタイルと来ます！


このアペラシオンで、このレベルの物が来れば文句は言いません！


ドメーヌ設立は、１９８８年と聞いておりますので、


設立まもなく、トンでもない『オー・コート・ド・ニュイ』を造ったものです・・・


アン・フランソワーズも侮れませんです！ハイ！！

第５７回 キュイジーヌの会の事など・・・

泥酔、すなわち後に控える二日酔い(正しく１４日中酔っていました！）


も、今朝には完全復帰しておりまして、やっと次のワイン会の流れを、


考える気力が沸いてまいりました！


７．１７(土）は夏時間７：３０スタートですので、皆さんよろしく！


今考えておりますのは、ウェルカムに続いて、白３本！


表を見せますのは１本のみ、あと２本はブラインドを考えております。


夏らしく、清涼感のある白ワインを、お楽しみに・・・


で、中盤は・・・ここが一番のゴージャスな所ですが、モレ・サン・ドニ系を３本♪


しかも造り手は、マッサーウオ聖誕祭ムード一色に、皆さん驚きの造り手！


一人はドメーヌ・Ｄ，もう一人はＧ．Ｒ．お分かりでしょうか？


さて誰でしょう？これも楽しみにしてください・・・


そして、最後の〆は濃厚系を２本って事になるのでしょうか？


いずれにしても、最良のマリアージュを目指すべく、準備しております！


ところで、昨今の西日本の大雨による水害は、目に余るところがあります。


被害に遭われた方々の、早くの復旧を心より祈念しております！